社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

5年

2016-03-12 07:36:15 | 日記

高校の実習授業のとき、先生が「何億円の機械
を扱っていても、命が危ないと思ったら逃げろ。
何億の機械を捨ててでも」
私の記憶に染みついている。

命はひとつしかないことを教えてくれた。

5年が経過した。
マスコミは、連日特集を組んでいる。

震災後、4カ月経過してボランティアに参加し
たときの光景はいまでも鮮明に残っている。
家の土台しか残っていない光景が延々と続く。
そこに家族の生活があったのだと思うと涙する

現地で見聞きした以上のものは、さまざまな本
になっている。
やっぱり紹介したいのは、
「遺体」 震災、津波の果てに (新潮文庫)
   石井 光太著

「慟哭」の本である。映画にもなった。

地震・津波は自然災害であるが、原発の事故は
人災だ。
広大な地域の放射能汚染で、いまだに帰れず生
活を失っている家族、地域
が無数に残されてい
る。

原発がなくても日本の電力は止まっていない。
にもかかわらず安倍首相と自公政権は原発再稼
働に血道をあげている。
世界一安全だといって。
コアキャッチャーもないのに。
「原子力村」が再び動きはじめている。

原発、戦争、貧困・・・

政治の貧困と劣化が甚だしい。