Episode3 連盟活動
色々と適切なアドバイスをしていただいたO事務局長が急に癌で亡くなられた。その後を引き継ぐ形で事務局長となった。S会長は非常に発展性というか各種催しが趣味のような方で私は責任上全てサポートすることになり、自然とS会長について回るようになった。色んな会議や会合、飲み会に出席せざるを得なくり、当然私的な釣りそのものは二の次になってしまった。
大釣連は大阪を中心とする主に磯釣りクラブの集合体であり、さらに和歌山や京都、兵庫、滋賀、三重といった連盟が集まって日本釣連盟(通称 日釣連)という組織を形成していて、年間の活動を行っていた。当時その主な活動は各連盟から選抜された代表者によるグレ釣選手権大会である。当時の会長は和歌山県の連盟会長が踏襲していた。それとは別に日本釣り団体協議会(通称 大釣協)という官製の釣り人の団体があった。この団体は水産庁とつながっていて当時もっとも重要なテーマは琵琶湖のブラックバスを中心とする外来魚の取り扱いに関する駆除や規制であった。厄介なことに、その団体の大阪支部(即ち大釣協)の会長にS会長が就任した。そのためまた私がその団体の事務局長に就任し、これを担当することとなった。
さらに厄介なことにS会長はそれ迄交流が途絶えていた大きな釣り人の組織、通称全関(全関西磯釣り連盟)や通称 府連(大阪府釣り連絡協議会)を含む関西最大の連盟を作ろうと動いた。何のことはないそもそもその殆どは先人たちが作った最初の釣り組織である全関西磯釣り連盟の再集結のようなものであった。当初全関の方々の抵抗もあったが、結局大同団結しようということになり、その名称を“近畿釣り人の会”という名称に決定した。S会長はその団体の会長をもやり、同時に私が事務局長をやらざるを得ない状態となった。
以下に連盟の関係を整理する
↓ 所属
大阪府釣連盟 会長S氏 事務局長 私
↓
日本釣連盟 会長 和歌山県連盟会長
以下所属する連盟
和歌山県連 大阪府釣連盟 京都府釣連盟 兵庫県釣連盟
滋賀県釣連盟
年間の主な行事はグレ釣りトーナメント
- 大阪府釣団体協議会(通称大釣協 日本釣り団体協議会の支部)
会長S氏 事務局長 私
所属する釣り団体は府下の釣りクラブが任意で参加するが、基本的には各府県に当該団体があり上位の事務所は東京にある。
会長は高名な政治家が就任している。大阪では府庁に担当者がいる。また釣りインストラクターなどの資格を与えたり、大阪湾へのチヌの稚魚の放流、水辺のゴミ掃除など環境の保全改善を行う。フィッシングショーでの募金活動や表彰など公的活動も行う