佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

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大阪府内水面漁場管理委員会その2

2012-01-21 17:13:55 | 釣り界の歴史

「新潟県内におけるカワウ被害対策」長岡技術科学大山本麻希助教授の話。(写真共)

 

1、カワウとは

(今までも書いていますがあらためてこの講演から)

非常に大型の魚食性鳥類でもともと日本の河川生態系にいた在来種。

江戸時代まではこのカワウを活用していた、非常に良質な肥料で昔は金と同等の価値で取引されていたとの事

 

大きさは体長80センチ程度で羽開長130センチという大型鳥

1920年代くらいまでは、全国に生息していて70年代に減少して3000羽で、

1980年代から急激に数が増えた90年代から2000年時で5万羽に、現在は

15万羽ぐらいいる模様。

このカワウのお陰で漁業被害、植生被害が全国的に顕在化している。

 

2、カワウの恐れられる理由

①高い潜水能力、水深30センチから10メートル以上はもぐる。

②遊泳速度が速い、ダッシュが1秒当たり約4.7メートルで、魚より早い

③移動能力も高い、時速60キロで150キロくらい移動

④捕食魚種が幅広い、体長3㌢から約35㌢までの魚を1500gを捕食

⑤繁殖能力が高い、新潟県の例では、1つの巣から2.5羽くらいにヒナが育つので1.21.3倍ずつくらい増加。

 

このカワウの賢さはあきれるほどのもので、音、花火、人かかし、動くかかしなども、すぐになれてきて人が追い払っても15分後には再来するという、

その上、猟友会の人のベストを認識するという。

 

養鯉池で深さ1~2メートルの所に1万匹を放したら数羽のカワウの飛来で

90%以上が捕食されるという。これを防ぐには30センチ以下の網目でのネットが必要との事でそれ以上になると羽をすぼめて入ってくると言う賢さ。

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