佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

長き釣り友の歴史21

2023-01-24 19:53:20 | 釣り

Episode9 行事1

大釣協の役員をしているときのエピソードの1つ。

ひとつは毎年2月にインテックス大阪で開かれるフィッシングショーでのこと。毎年大阪湾で釣った魚の魚拓でその大きさを競い表彰する催しがある。釣り具メーカーさんから割合良い景品が贈呈される。審査の結果、スズキの部で日系ブラジル人の方が3位に入賞された。私は当日会場に来るようはがきを出したが一向に連絡がないため心配していた。直前になって現れたのは大きな青年であった。日本語が分からないのか2人の通訳さんのような方が付き添っていた。私は役員のため当日は非常に忙しい中で顔を見て安心した。すると付き添いの方が彼で良いのかと聞く。どういう意味か聞くと彼は日系だがブラジル人だからという。どうやら外国人は表彰されないと想定していたようだった。私は大阪湾で自分で大物を釣られたから表彰されるので国籍なんかは全く関係がないと言い切った。彼らは喜んでいたがとりあえず拍手、表彰し景品を沢山お渡しした。

すると暫くして日系人らしいテレビクルーが私のところにやってきた。何ですかと聞くと先ほどのいきさつを聞かせてほしいという。

特に何もありませんがというと先ほどと同じように国籍は全く関係ないと言ってほしいという。当たり前のことを言ったまでだが彼らには新鮮だったのかも知れないと思うと同時に彼らの日本での立場を感じさせられた。

大阪湾の魚拓で圧倒的なのはチヌの魚拓で毎年60cmくらいの大物の魚拓が出る。さすがに茅渟(チヌ)の海といわれる所以である。

またそれとは別に魚屋さんで漁師がとった大物や大阪湾ではありえないカンパチなどの魚拓を提出して景品を荒稼ぎする泥棒一家もいて役員の一部では有名だった。

 

Episode10 行事

大釣協では環境の日に向けて釣り人が集う波止場の清掃をすることが年中行事の重要な事項だった。

神戸の第5管区海上保安庁から清掃用のゴミ袋が大量に送られてくるのである。毎年何故か大和川尻の堤防を清掃作業し、釣り人が出したゴミだけではないが、兎に角大量のゴミが堤防に集められるのである。そういう行事には集まるメンバーは毎年決まっていて、なかなか釣り大会のようには集まらないものでもある。そのお世話をしていて最も困ったことはその集められた大量のゴミ袋の処理である。そのゴミ袋の処理を府の環境係に依頼すると市に依頼してくれという。市に依頼すると府か保安庁ではないかともいう。

約20回くらい電話で交渉したが埒が開かない。私が府に電話して最後に取った手段は簡単であった。その担当者の名前を聴き「もういいです。今から知り合いの府会議員に依頼しますので」という。それは特効薬だった。すぐに府の担当で処理しますという丁寧なやり取りに代わった。そのことが前例となり多分今も継続している可能性があると思われる。今、大阪は府と市の合併などを言っているが府と市が分かれているとそんな弊害もあったことは事実である。

 (佐藤談話)

いまも大釣協は活躍していると思いますが、外の人間になったので、もう何も連絡は来ない、うるさい私を含めて、谷本氏,I氏,M氏と言った皆さんがいないので悪い事をしたメンバーもホッとしてことでしょうけど。

コメント
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