サイパンのバンザイクリフに「太平洋の塔」の慰霊碑を建てる話が全関西磯釣連盟と
全日本サーフ、にアジア太平洋学生会が手をつないで募金を集めて立てることになり
みんなで寄付を募り石の塔を建てた。
塔は当時、アジア太平洋学生会の中心である拓殖大学がサイパン、テニアンの島の復興に
奉仕してきた、そしてこのバンザイクリフに倒れた家の廃材で白木の墓標を建てた、
その場所に学生会の了承を得て立てることになった。そしてそのカンパの募金バッジを作り
1個150円で各団体に数量をまとめて買ってもらうことにした。
釣りの団体がこのような慰霊碑を建てることとの取り合わせが変だなーと思うところもあったようですが、この戦場が平和になり多くの観光客や釣り人が訪れるようになればいいのになー
とのことや、釣りも世の中が平和でなければできないとの思いで建立された。
この記事については1969年の12月号の「いそつり」に書かれた、今は亡き小西氏が
かかれたものです。
写真はそのときに作られた募金バッジです。
私のバッジの中からです。