この日は、瀬野川の水温かなり下がっていた。
午前9時3過ぎには入川するが、「うひょ」と思うほど冷たい
私は子供達と同じように、ジャージで入川する
水温が分からなければ、子供達の異変を察知できない
10時頃にはかなり水温も上昇
これならOK
10時1分予定より14分早く到着
ホンマは15分です
直ぐに説明をしてシジミ取り開始
大喜びでシジミを探している
水中メガネを掛けて見る児童もいる
濁らない瀬野川
この意味は体験した人しか分からない
これで十分伝わるはず。
この日、怪我をしている児童と、服装が整っていなかった児童がいた。
私との約束は、長ズボン長袖、スニーカー(サンダルはダメ)
一人守れなかった児童がいた
しかし、何とか思い出を残したい。
先生が連れてはいると、私との約束は破棄される
そこで、おんぶして中州に案内
これなら入川したことにはならない
しかも、ここなら水に濡れない
ガラスで怪我もしない!!
たまには名案も浮かぶ!!
エビやシジミは足下にウジャウジャ
この二人、凄く喜んでくれた
私が伝えたいことが、シジミ拾いで全て伝わると想う。
歓声があちこちで聞こえる。
8月の洪水でこの場所のシジミは少なくなったが、居場所が少し変わっただけだ。
他の場所を探すと、ぼろぼろ出てくる。
これなら大丈夫!安心した
瀬野川の恵みを少し分けてもらう。
泥抜きして、鰹振り出し4パック、ヤマキ昆布出し、マルコメ味噌で瀬野川シジミの味噌汁を頂く
ブチうま瀬野川シジミの味噌汁
思い出に残ればエエと思う。
現在25歳(私の子供は26歳と24歳)から70歳の年代は、瀬野川は汚く、臭い川。
ヘドロの川、ゴミの川、悪臭の川、生活排水の汚れた泡の川
工場排水の川とイメージしているはず。
私は今まで、これだけは使いたくない、表現したくない語句がある
「汚い、臭い」この語句を幼いことからたたき込まれたら、一生、瀬野川は汚い、臭い、危ないと身につくはず
しかし、水が綺麗で、魚がたくさん棲んで亀や、ゴクラクハゼを捕まえて、シジミをたくさん取って、美味しく頂く
教科書やパックテストでなく、子供自ら体験して、身につけば言いたいことは全て伝わると想う
2000年から続く、瀬野川探索会、年間250人を15年間、3750人
そして、教室での授業も3750人、保育所のこどもたちをを入れれば凄い数になる
伝えなければいけないこと
瀬野川は「ホンマはブチ綺麗で楽しい川!!」
広島大学生物生産学部の学生達も凄く頼もしい。
この日はたまちゃんも来てくれた
ありがとう!!
毎回、安心して任せられる。
海野先生も子供を側で見守ってくれている。
ありがたい。
先生や学生達がいなければ100名を超える子供達は見守れない
瀬野川探索会も無事終了した。
最後の挨拶で、私は子供達に「約束を守ってくれてありがとうございます」と一礼した。
一人でも怪我人が出たらこの活動は終わる
来年もできるかな?しなければイケンナ!
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中村幸春
E-mail:fffnakamura@silver.plala.or.jp
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