会議の主なものは平成23年度の提案項目についてでした。
その(1) 外来魚対策について
外来生物法が平成17年6月に施工されて以来5年を経過しましたが、外来魚による被害が減少したとの実感は得られていない。
河川におけるコクチバスの生息が相次いで発見されるなど人為的な放流によると考えられる生息域は拡大している。法により移殖や放流が制限され、さらに漁業協同組合などが自主的に駆除等を行っているが、明らかな成果が得られてないのが現状である。
水産庁では平成21年から予算を拡大して先駆け的な駆除手法である電気ショッカーを使用した取り組みについても支援している。また、啓発活動の展開については漁業団体が実施する外来魚被害防止の一般市民等への普及啓発活動に対しても支援しているところである。それと密放流の防止には啓発が重要と考えている。
国土交通省では各河川あるいはダムの現場で河川管理者としてできる事をいろいろ考えながら試行的な取り組みも含めて検討している。
環境省ではオオクチバス等の駆除事業が各地で効果的に進められるように、ラムサール条約湿地などを中心に防除モデル事業地を設定して防除を実施し、事業で得られた知見を役立てていただく事を考えている。そして、モデル事業を取りまとめた手引きができてきたので違反行為に対しては迅速に対応したいと考えている。そのような情報を警察や地方環境事務所に提供してのご協力をお願いしたい。
<土日の2日間は風邪でダウンしておとなしく?していました>