2日目、6時の出船。今日も私はイシダイを狙ってウニ40個と昨日、吉岡邸で頂いたイセエビの頭とカラをマキエに持って行きました。
吉岡氏と横田氏はグレ狙いです。昨日より人数は増えて11人。クジ引きで何と2番を私が引き当て、横田氏が1番クジを引いたので、彼が石切り場に行く事になった。
渡船は11隻が集まってきて、そこでまたクジを引くことになる。横田氏は尻込みしていましたが、こんな経験は出来ないもんやでと無理にお尻をたたいて行ってもらいました。
彼が引いたのは7番で、本人は11隻の中での7番だから悪いクジを引いたと申し訳ないと帰ってきましたが、船の中の釣人は拍手していた。なぜならば、この大島での7番クジは最高とも言える場所であったからです。
クジの順で良い所ではなく、区分けで場所が決まっているから、昨日の8番といい今日の7番と言い、よいポイントが当たっているのです。
私は船頭の勧めでヒッツキのオオバエに上がる事ができました。他にも底物をやる方もおられたのですが、1番クジと2番クジを持っているものですから、先に上がらせてもらえました。
吉岡氏は別の磯に上がる事になりましたので、今日は横田氏と2人でのんびりやろうといっていたら、後から底物師が1人上がってきました。見ると一緒に乗っていた徳島の釣人で、彼はセットして船に乗ってきていましたから第1投は先を越されました。
そうなるとのんびりしておられません。急いで仕掛けを作り負けじと投げました。ウニをイセエビの殻に変えて足下に撒き始めました。
ウニは40個あるから、20個ぐらいはマキエと思ってボツボツと撒きました。潮はたるみ気味で右に行ったり左に行ったりとややこしい動きです。でも、右に流れていく方が少し強く、当たり潮の感じでもあるので期待が持てます。
10時ごろになって潮の動きが少し変わり、右寄りに流れていた下り潮が、少しですが左方向の上りに変わってきました。途端に穂先にアタリ。潮が引っ張ったのかなと思いつ竿を上げてみるとエサのウニが見事に割られています。
ヨシこれは本物だと、急いでエサをつけ変えて同じポイントに投入。水深は約15m、すぐにゴツ!ごつ!という石物特有のアタリです。それ行け、しっかり食え、もっと行けと願っていると、その通りに竿が曲がっていった。
ヨーシとピトンにまでアタリを感じてきた所で竿を立てました。とたんに強烈な引き、よし!、うまく掛かりました。手ごたえを感じながら右のハエ下に逃げ込もうとする魚、そうはさせじとリールを巻くにも力が入ります。何とか姿が見えた、きれいな縞模様です、50センチ足らずのようでした。
横田氏がタモで掬おうかといってくれたのを断って、これからが石鯛釣りの醍醐味のブリ上げを味わって、ヨイショと磯に放り上げました。
今年の初物です。この磯では昨日も吉野丸のお客さんが2枚釣ったという。この吉野丸、昔よく通った山下渡船の息子が乗ってる船でした。昨日はヤカタに上がったときに直ぐ後ろについてきていたので顔を隠していたのですが、次は山下渡船にも顔を出さなければならないでしょう。
その後イセエビの残りの身を糸に巻いて放り込んだりしましたが、コツコツと来るのはエサ取ばかりで、食い込みませんでした。そして、納竿間際のウニに未練を託して待ちましたが、割ってはくるけど食い込む所までは行きませんでした。そして3時の船で帰りました。
船長も喜んでくれました。良い所に上げてくれたので釣れたのだと感謝です。
<昨日・今日の出来事>
昨日、やっと前から計画中の老人ホームが契約できました。多くの仲間が心配してくれていましたのでホッとしました、ここに報告します。