呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

瑞巌寺で歌う「斎太郎節」

2011-11-09 | 合唱

この前からお話ししている「瑞巌寺で斎太郎節を歌おう!」プロジェクト(?)が、遂に実現した。
いやぁ~、男声合唱団冥利に尽きるってやつですね!

今回の蔵ツアーは、僕ら男声合唱団にとっては、これまでは全く趣というか、趣旨が違うツアーとなった。
酒蔵とのご縁で、宮城県大崎市松山町の「まつやま邑祭り」に参加して、数曲歌わせていただいた。そしてその足で、東松島市の大曲地区の海岸沿いの被災地を視察し、仮設住宅を訪問した。仮設住宅の町内会の会長さんの、震災時の生々しい話をお聞きし、その後多少だが支援の品を差し入れた。
被災地の様子や会長さんの話は、何とも筆舌に尽くしがたい。僕の貧するボキャブラリーでは到底語ることができない悲惨さである。
僕も名取市や閖上地区の被災地を何度か見に行ったが、首都圏に住まう合唱団の面々は、その荒廃した光景を目の当たりにして、言葉も出なかったようだ。百聞は一見に如かず…、ある意味、良い経験です。



さて翌日は、いよいよ仙台の「合唱団パリンカ」のみなさんと、松島瑞巌寺でのミニコンサートだ。
天気予報は雨なるも、なんとか持ちこたえ、なかなかの演奏が出来ました!
パリンカと我が合唱団が2曲ずつ単独で演奏し、最後に「斎太郎節」を合同演奏。山門前の見事な杉並木が切れるあたりで歌った。屋外だというのに、杉並木に反響して?結構響いたような気がする。
観光客はほとんど足を止めなかったけれど、それは仕方がない。なんたって、瑞巌寺の境内で「まつっしぃまぁ~あぁ~の、サーヨーずーいーがんじほどぉの~」と歌ったんだから、満足ですよ!
合唱団パリンカのSさんとCさんと、呑みながら思いついた話。Cさんは前からやりたかったらしいが、まさにタイミングがぴったり合ったお蔭だ。ホントに良い経験をさせていただきました。



そして午後は、仙台の繁華街一番町のアーケード街の2か所で、我が合唱団の単独ミニライブを実施した。
ヤマハ前と藤崎デパート前。仙台を知っている方は良くお判りでしょう?
お昼の多少のアルコールも効いており、これまた楽しく堂々と歌うことが出来ました。
こちらもあまり多くの方が足を止めて聴いてくれたわけではなかったが、それでも大満足だ。
ヤマハ前で最後に歌った「見上げてごらん夜の星を」では、目の前で聴いていた若い女性が涙ぐんでいたように見えた。
ありがたいことですねぇ~、これまたまさに合唱人冥利に尽きる一瞬であります。


藤崎前でみんなと別れた。
なんか、みんなと一緒に新幹線に乗って、ワイワイと酒を呑んで帰るような錯覚に襲われた。
そう、もう僕は仙台の住人だ。神奈川や東京に住むあなた方とは、進む道が違うんだなぁ~。


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