呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

小説&映画「64(ロクヨン)」~映画編

2016-06-11 | 映画(DVD)の話


○映画「64(ロクヨン)」前後編
で、映画は小説の下巻を読み終えたその日に観に行った。そして今日、後編の公開初日に観ましたぁ~!

まずはキャストの凄いこと!
主演の佐藤浩一は言うに及ばず、三浦友和、奥田瑛二、綾野剛、瑛太、永瀬正敏、吉岡秀隆、緒形直人、そして榮倉奈々…、みんな凄いや!
特に警務部長赤間役の滝藤健一は、ドラマの半沢直樹シリーズでひ弱なダメ銀行員役を好演していたけど、今回の出世しか考えていない県警キャリヤ役の憎たらしいこと!
それから、この前観た「殿、利息でござる」では、理知的で物静かなアイディアマンの茶人役だった瑛太、今回の県警広報と対立する地方紙記者役は、不遜傲慢で嫌な奴だっけどその落差が凄い。
役者って大したもんだね~、どんな役でもその人になり切って演じられるんだ!

映画としてのストーリー性とかはどうかといえば、派手なアクションもなければ奇抜な謎解きもなく、ある意味淡々とした人間ドラマに徹している。却ってそれが良い。
ラストが原作と違うことが話題になっているが、それはそれで違和感なかった。
原作のラストが、映画の始まり1時間ぐらいで出てくるので、このあと1時間はどうなるのだろうと思っていたら、納得できるなかなか良いラストだった。横山秀夫が「映画と原作の解釈は違って良い」みたいなことを言っていたけど、今回の監督の作り方、解釈は良いと思った。
まぁ、ある意味原作のラストが、僕にとっては物足りなかったということなのかもしれないけど…。
詳細、ネタばれなしで御免!です。



コメント
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