ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2017.1.14 27回目の結婚記念日、実家ひとまず一段落

2017-01-14 20:15:35 | 日記
 ようやく週末になった。センター試験初日である。そして、共通一次試験以来この日には確率が極めて高いという雪雲である。今回も案の定60年ぶりの大寒波に乗ってやってくるという。昨日から日本各地の大学では降雪対策で大わらわである。私は今年、出番にあたっていないので、おかげさまでカレンダー通りお休みだ。

 そんな寒い日が、私たち夫婦の27回目の結婚記念日。25年の銀婚式の後は30年の真珠婚式が有名だけれど、一応調べてみると、27年目の結婚記念日はフランス式でマホガニーだそう。そろそろそんな家具が似合う年齢だということか。
 
 さて、今日は税理士さんが実家に訪問される日だ。
 早めに実家最寄り駅に到着して、父の仏花を馴染みのお花屋さんで買い求めた後、母とフレンチレストランで合流。母に今日は27回目の結婚記念日だ、と言うと結構びっくりした表情で、「そうか、自分たちが60年経つのは当然ね」としみじみしてお祝いをしてくれた。

 予約していた歯科医院で思いのほか待たされた夫は、予定時間に少し遅れてしまったけれど、3人で美味しくたっぷり頂いた。お腹一杯になったら、びっくりするほどの外の寒さにも不思議と耐えられるというものだ。

 なんといっても実家は築50年の木造平屋建て。今のような断熱材が入っているとは思えないし、隙間風は入ってくるし、寒いことこの上ない。前回11月末に税理士さんがいらした時にあまりに寒かったので、急ぎ電気ストーブとホットカーペットを追加して、お待ちしたという次第だ。

 担当のS先生はいつもどおり、お約束の時間ぴったりに到着される。
 父の四十九日を終え、相続手続きをお願いすることにしたのは9月末だったから、早いものでかれこれ4か月近くが経った。問題なく年内に片付くと思いきや、予想外のアクシデントもあり、思いのほか時間がかかったが、今日で最終の訪問日となった。もろもろの書類が完璧に整えられて、今日は相続人である母と私がその書類に押印とサインをするだけになった。

 この後は、連携してお願いしてある司法書士さんが手続きを終えてくださるのを待って、納税と報酬支払を済ませたら、ひとまず一件落着である。何分初めてのことで、私自身あれこれ右往左往したし、母はお手上げ状態だし、ストレス一杯で一時はどうなることかと思ったけれど、やはり餅は餅屋、助けて頂けて本当に良かった。

 毎年やっている医療費控除のための確定申告とはやはり比べようがない事務量。まあ、こんなことにあまり慣れたくはないけれど、この先、(順番を守ることが出来れば)母の時も自分で片をつけてから、と思いを強くした(・・・とそのくらい大変だった。とてもではないけれど、夫や息子にお任せするには申し訳ないし、心配である。)。

 税理士さんがお帰りになってから、3人で越年旅行の写真を見ながらお茶で一服。今にも雪が降りそうな空模様である。早々に買い物を済ませ、タクシーで帰宅した。

 明日はまたしてもトリプルヘッダーの予定である。元気に動き回れるうちにあれもこれも、とついつい思ってしまう相変わらずの私だけれど、こうして自分の足であちこちに動けることに改めて感謝の夜である。

コメント
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