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ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2013.7.4 途絶えたコメントが意味すること

2013-07-04 21:15:31 | 日記
 “便りのないのは良い知らせ”・・・一般的にはそう言えることも、こと、闘病記ブログや、そこに寄せられるコメントについてはそうは言えないことも多い。

 4月までこまめにコメントをくださっていたつばゆうさんの訃報を知った。
 享年43歳。彼女から頂いたコメントのプロフィールを総合すると、再発が判ったのは昨年の9月。肺と脳に転移があり、ハーセプチンやアブラキサン、ガンマナイフの治療等で入退院を繰り返されていた。その時その時の気持ちの揺れ、折れそうになる心を痛いほど感じ、胸が詰まることも多かった。けれど、何かして差し上げられることもなく、少しでも気持ちが穏やかになれるようなコメントをお返し出来たら、と思ってお返事を綴るしかなかった。
 ここのところ、コメントが途絶えているな、体調が悪いのかな、と案じていた。
 不安は的中し、先月末に天国に旅立たれていたのだ。
 中学生と小学生のお子さんがいらっしゃるとのことだった。43歳、私が病を得た歳だ。その時、今は高3になった息子はまだ小学校3年生だった。あの当時の無邪気な息子の笑顔がオーバーラップしてしまい、つばゆうさんの無念の情がひしひしと伝わってくる。ご冥福を心からお祈りしたい。

 こうして何かのきっかけで訃報を知ることが出来る方と、そうでない方。これもまたご縁なのだろうと思う。
 これまでコメントを頂いたことのある方は70人を超えた。病気以外の話題、例えば映画や本等の話題からコメントをくださる方もおられ、同病ではない方も少なくない。
 コメントを頂けるように設定して以来、2年半もの間、引き続きコメントをくださっている方もいらっしゃるが、顔ぶれがだんだんと変わりつつ、ずっと途絶えていらっしゃる方の方が多い。

 そんな方々は、今、どうしておられるのだろう。もうすっかり寛解となり、治療も卒業、こうしたブログを読む必要もない、というのなら何よりだ。
 けれど、体調が優れないのではないだろうか、治療の副作用がきついのでないか、と心配な方は沢山おられる。なんとか元気で治療を続けていてくだされば本当に良いのだけれど、と思ってはみるものの、頂いたハンドルネームだけでは残念ながら連絡をとる術がない。

 こうしてぐずぐずと気に病んでいるくらいならブログにコメントを頂かないようにすればよいのだろうけれど、コメントのやりとりの妙味を知ってしまった今、なかなか辞めることもできそうにない。そして気付けばどうにも気になって仕方ない。困ったものだ。

 一期一会、たとえ直接お目にかかってはいなくとも、こうしてご縁あって数千万もの中からこのブログを訪問し、さらにはコメントをくださったという奇跡のような繋がりの方々。
 もし、また何かの折りにこのブログにご訪問されることがあれば、是非、一言でも近況をお教え頂ければ、とても嬉しいです。

コメント (6)
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