ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.7.15 連休2日目、義母お見舞いへ

2012-07-15 22:11:36 | 日記
 連休2日目。今日は、義母のショートステイ先に家族揃ってお見舞いに出かけた。
 それにしても暑い日だった。もとからこの地域は、真夏には常に39度等という高い気温を記録して、話題になる土地でもあるのだが・・・。

 明るいエントランスを入って、受付でご挨拶。義妹が先に着いていて合流した。
 居室は4人部屋と聞いていたが、天井はつながっているものの、パーテーションで仕切られていて、殆ど独立した感じの個室。プライバシーは保てる作りだ。入口にはそれぞれの方の写真と名前が貼ってある。
 義母は、5月に入院先の病院に見舞った時よりも、浮腫みもなく、顔色もつやつやと良く、言葉もちゃんと出て、とても元気そうに見えた。やはり一日パジャマで過ごさなければならない病院よりも、朝、きちんと着替えをして過ごすことの出来る施設に入所することが出来て、本当にラッキーだった、と思う。

 私の顔を見ると、「久しぶり・・・」という言葉が出た。手を握って、「お元気そうで良かったですね。」と話す。髪の毛もカットしたばかりということで、夏らしくさっぱりしていた。皆の名前は出てこなかったけれど、私のことはちゃんと認識してくれたようだ。ちょうどおやつの時間で、義妹がフルーツを食べさせてあげていたが、美味しそうにちゃんと食べることが出来ていた。
 その後、息子もプリンを少しずつ口に運んであげた。それを見ながら「10数年前は(食べる方と食べさせる方とが)逆の立場だったんだよな・・・。」と夫がしみじみと漏らした。本当にそうだったのだな、と思う。

 廊下で行き交う施設の職員の方たちも、皆、明るく挨拶をしてくれる。夏らしい鮮やかなアロハシャツのようなユニフォームを着て、気持ちが華やぐ感じがする。廊下には、画廊のように沢山の綺麗な写真が飾られていた。
 昔、仕事でこうした特別養護老人ホーム等に取材に行ったことを思い出したが、ここには当時のちょっと暗いイメージは全くなかった。
 最高気温が35度に達する暑い日だったが、程よく空調が効いており、快適に過ごせることが分かって有難いことだとほっとした。

 皆で2時間ほどいただろうか。夕方「また来るから元気でね。」と施設を後にした。
 義母は現在ショートステイで入所している。この後、正式入所が出来る日が来るということは、今、入所されているどなたかが亡くなることだ、と思うとやはり何とも言えず複雑な気持ちだ。

 これまでお見舞いに訪れた時は、毎回、休薬週の時に当たっていたわけではなかったので、往復6時間と病院滞在でかなり憔悴したが、今回は自分でも驚くほど体調が良く、元気。往復の車内も眠ることなく本を読んでいられた。義妹からは「調子が良さそうで、どこか悪い人になんかまったく見えないわね。」と言われた。
 そう、私自身、本当に病気だったのかしら・・・と不思議に思うほどの元気さである。
コメント (3)
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