生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信164 私たちの「生存権」が脅かされている

2009-05-04 07:29:51 | 日記
おはようございます。
生き生き箕面通信(090504)をお届けします。

・私たちの「生存権」が脅かされている

 昨日の憲法記念日の催しに参加して感じたのは、「生存権の危機」
に対するアピールです。

 朝9時から箕面駅前で行われた「私たちの憲法キャラバン」でも、それ
に続いて芦原公園で開かれた集会とデモ行進「ピースウオーク」でも、
中心テーマは「生存権」を訴えるものでした。正規雇用による生活の
保障を確立しようと呼びかけました。

 午後、大阪市内で「九条の会・おおさか」主催の「世界同時不況と
平和を考える」つどいでも、浜矩子・同志社大教授は「統制経済、
つまり経済国家主義の色彩が強まり、『まさか』は必ず来る、狼は
必ず来ると『超要警戒』の時期に入った。『狂いし者の病』がはびこり
『自分さえ良ければ病』がまんえんしつつある。これに対する特効薬は
『あなたさえ良ければ』の考え方です」と強調しました。

 21世紀の日本で、しかも世界有数のGDP(国内総生産)を誇る
この日本で、まさか生存権が脅かされ、自ら命を絶たねばならない
ところまで追い詰められる人々が大勢出るなど考えられもしなかった
ことです。

 それが、自公政権のもとで、とりわけ小泉政権の規制緩和、市場
原理主義政策強行で現実になってしまいました。派遣法の緩和に
より、正規労働者はいちじるしく少なくなり、派遣労働者を使い捨て
にされる時代。人の賃金は人件費として扱われるのではなく、派遣労
働者のそれは物と同じ物品費で処理されています。

 世界同時不況にどの国も対応に追われていますが、北欧の例えば
フィンランドでは、失業手当がきちんと生活を保障し、次の仕事につく
まで職業訓練も受けられる制度が整っています。セーフティー・ネットを
張っているのです。生存権が当たり前のものとして保障されているのです。

 地球上には、ちゃんとした国の運営をしているところもあるんですねえ。
日本もやろうと思えばできるのですが。有権者がそれを選べば。

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