生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信546 ・今こそ「普天間の撤去」を米と交渉し直すべき

2010-06-01 06:58:09 | 日記
お早うございます。イスラエル軍が、ガザに支援物資を届けようとした人権活動家らの船団を地中海上で銃撃し10人を死亡させました。イスラエルのネタニヤフ首相は「ガザの封鎖は続ける」と表明、21世紀の地球上にこんな非人道的な国が堂々と存在するこの現実。
生き生き箕面通信546(100601)をお届けします。

・今こそ「普天間の撤去」を米と交渉し直すすべき
 鳩山さんが大ピンチです。今日の展開次第では、辞任せざるを得ないところまで追い詰められています。参院選を控えた自党民主党候補からの「(鳩山首相のもとでは)闘えない」という悲鳴が致命的になってきました。

 なぜこんなことになったのでしょうか。ひとえに「辺野古」にしたためです。「最低でも県外」と繰り返し、「私には腹案がある」と大見得を切ってきた結果が「辺野古」では、どっちらけもいいところ。「まさか」の最悪の決定をしました。

 この裏に、オバマさんとの「トラスト・ミー」の約束があったのは事実でしょう。アメリカも現在進行中の予算審議のなかで「普天間の海兵隊のグアム移転費用を予算化しなければならず、その前提として日本の移転先が沖縄内で決定している形が必要」でした。ちなみに米の会計年度は10月~翌年9月末。

 普天間の危険性を取り除くには、「移転」させるしかなく、日米合意してきましたが、このかつての合意にもとづき、「辺野古」への移転が条件となっていました。これは、日本に「資金を負担させ続けることができる」という環境をアメリカ国防省および議会が必要としていたからです。

 日本国内の世論向けにも、「中国がこわいぞ」「北朝鮮も何をするか分からないぞ」というおどしのキャンペーンが繰り返されました。しかし、沖縄の海兵隊は「日本の防衛のためではない」ということは、アメリカ国防省自身が繰り返し言明していることです。中国、北朝鮮との関係は、別途、本格的に対応すべき問題です。

 そんな海兵隊のために、新しい基地を造って差し上げる必要はさらさらございません。新しい基地を造るというムリを通すために日本の首相がクビになる必要は本来ないはずなのです。

 ことここに至っては、アメリカと「普天間の国外への撤退」を交渉する方向へ舵を切るべきです。日本のマスメディアも、辺野古に新しい基地を造ることが本当に正しい政治的選択なのか、今一度考えるべきです。

 日本はこれから先、10年も20年も、アメリカ軍の居座りを固定化すべきなのでしょうか。日本の一部が実質的には他国に「占領」された状態のまま、それで「独立国」と胸を張れるのか、立ちどまって考える時期だと思います。

 「普天間の完全撤去―グアムへの全面移転」は、今の段階では唐突に見えますが、それをできるのが鳩山さんの「宇宙人流」です。それこそ「腹案中の腹案」のはずです。いずれにしても、「辺野古」に新しい基地を造ることなど、いまとなってはムリなことは誰の目にも明らかではありませんか。といって、いつまでも普天間を現状のままにしておけるのか。これから、改めてアメリカと「普天間撤去」を交渉し直す。それが「命がけでやる」「職を堵してやる」べきことのはずです。

 しかし、日本マスメディアは、相変わらず「鳩山は辞めるのか」「小沢はどうなるのか」、そんことばかりを追い続けるのでしょう。そうすることで、結果的には日本を劣化させることに積極的に加担しています。






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1 コメント

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是非とも海兵隊を国外へ (臆病者)
2010-06-01 08:21:47
沖縄県民の普天間県外移転の願いを踏みにじったのは結果的には鳩山首相ではあるが,原因は鹿児島県をはじめどの県も積極的に受け入れようとする県が無かったことである.橋本知事の言う通り,ただ乗りをするだけである.日本の防衛には米軍の海兵隊は無用であるとの日本国民の意思表示ある.今こそ,大手マスコミはグアムへの移転を主張すべきである.
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