おはようございます。
生き生き箕面通信1393(121002)をお届けします。
・民主党最後の内閣ですか
野田首相が昨日10月1日に行った内閣改造。そこには、日本の行く手に希望がまったく感じられません。むしろ「素人内閣」のよちよち歩きで、あやうい感じが先に立ちます。
今朝の新聞社説を見ると、朝日の見出しは「一体、何がしたいのか」と「?」をつけました。読売の社説も「日本の『再生』を託し得る布陣か」と、こちらも「?」です。
朝日は「首相は政府・与党のチーム力を使って何をしたいのか。新閣僚の顔ぶれを見ても、それがちっとも見えてこない」と、くそみそ。
そもそも野田内閣にはこの1年の実績をみても、この国をどうしようとしているのか、政治哲学が見えません。やったのは、消費増税であり、原発再稼働であり、オスプレイの配備です。国の根幹を危うくするTPP(環太平洋経済連携協定)も、本音は「推進したい」です。
これらの重要政策は、財務省の念願の事項であり、あるいはまたアメリカさまの要求事項です。つまり、財務省の言いなり、アメリカさまの言いなり、なのです。「野田」という存在感はゼロ。
前回の総選挙の時の野田再は、自分の選挙区で「シロアリを退治することが先決です。消費税は上げません」と、声を大にして訴えました。その「公約」は一顧だにせず、増税にまい進したことはご存じの通り。時の首相に対してこういうモノいいは大変失礼と存じながらも言わざるを得ないのは、「首相は、ウソつき」「総理は二枚舌」という本質についてです。
読売の社説は1本仕立ての力の入れようです。しかし、その半分のスペースを取って強調したのは、「原発推進の布陣が疑問」という、恐れ入った内容でした。「まず、疑問なのは原発・エネルギー政策を迷走させてきた枝野経産相を留任させたことである」と、不満をぶちまけました。枝野氏の上げ足を取ったうえ、「これでは電力の安定供給と産業振興に責任を負う経産相として、無責任のそしりをまぬかれない」と、断罪。私から見れば、枝野経産相は、「原発ムラのパペット(あやつり人形)」ですが、それでも読売は「不満」のようです。
そして、こう明記しました。「経済界が反発していることに加えて、日本と原子力協定を結ぶ米国も日本の原発政策に強い懸念を示している。関係を改善することが欠かせない」と。この書きぶりからは、読売新聞が「経済界・財界とアメリカさまの広報紙」であることを明確にしているといえます。読売新聞は「庶民の味方」の振りをして、実体は「庶民を誘導する悪質紙」です。
それはともかく、野田改造内閣。次の選挙では負けるでしょう。比較第一党の地位も滑り落ちるという見方が増えています。つまり、民主党最後の内閣になりそうなのです。政権交代のあの「熱気」を裏切ったA級戦犯のレッテルを背負って。
*本日、成田を発って、アメリカのロスアンゼルスに飛びます。ヨセミテ公園やデス・バレー、そしてラスベガスにも足を延ばすつもりです。ロスの友人たちとの旅行です。というわけで、明日から15日まで、「生き生き箕面通信」はお休みをいただきます。ただ、ホテルやモーテルにインターネットの環境があれば、できるだけ「通信」を送信したいと考えています。よりしくご了承をお願いいたします。
生き生き箕面通信1393(121002)をお届けします。
・民主党最後の内閣ですか
野田首相が昨日10月1日に行った内閣改造。そこには、日本の行く手に希望がまったく感じられません。むしろ「素人内閣」のよちよち歩きで、あやうい感じが先に立ちます。
今朝の新聞社説を見ると、朝日の見出しは「一体、何がしたいのか」と「?」をつけました。読売の社説も「日本の『再生』を託し得る布陣か」と、こちらも「?」です。
朝日は「首相は政府・与党のチーム力を使って何をしたいのか。新閣僚の顔ぶれを見ても、それがちっとも見えてこない」と、くそみそ。
そもそも野田内閣にはこの1年の実績をみても、この国をどうしようとしているのか、政治哲学が見えません。やったのは、消費増税であり、原発再稼働であり、オスプレイの配備です。国の根幹を危うくするTPP(環太平洋経済連携協定)も、本音は「推進したい」です。
これらの重要政策は、財務省の念願の事項であり、あるいはまたアメリカさまの要求事項です。つまり、財務省の言いなり、アメリカさまの言いなり、なのです。「野田」という存在感はゼロ。
前回の総選挙の時の野田再は、自分の選挙区で「シロアリを退治することが先決です。消費税は上げません」と、声を大にして訴えました。その「公約」は一顧だにせず、増税にまい進したことはご存じの通り。時の首相に対してこういうモノいいは大変失礼と存じながらも言わざるを得ないのは、「首相は、ウソつき」「総理は二枚舌」という本質についてです。
読売の社説は1本仕立ての力の入れようです。しかし、その半分のスペースを取って強調したのは、「原発推進の布陣が疑問」という、恐れ入った内容でした。「まず、疑問なのは原発・エネルギー政策を迷走させてきた枝野経産相を留任させたことである」と、不満をぶちまけました。枝野氏の上げ足を取ったうえ、「これでは電力の安定供給と産業振興に責任を負う経産相として、無責任のそしりをまぬかれない」と、断罪。私から見れば、枝野経産相は、「原発ムラのパペット(あやつり人形)」ですが、それでも読売は「不満」のようです。
そして、こう明記しました。「経済界が反発していることに加えて、日本と原子力協定を結ぶ米国も日本の原発政策に強い懸念を示している。関係を改善することが欠かせない」と。この書きぶりからは、読売新聞が「経済界・財界とアメリカさまの広報紙」であることを明確にしているといえます。読売新聞は「庶民の味方」の振りをして、実体は「庶民を誘導する悪質紙」です。
それはともかく、野田改造内閣。次の選挙では負けるでしょう。比較第一党の地位も滑り落ちるという見方が増えています。つまり、民主党最後の内閣になりそうなのです。政権交代のあの「熱気」を裏切ったA級戦犯のレッテルを背負って。
*本日、成田を発って、アメリカのロスアンゼルスに飛びます。ヨセミテ公園やデス・バレー、そしてラスベガスにも足を延ばすつもりです。ロスの友人たちとの旅行です。というわけで、明日から15日まで、「生き生き箕面通信」はお休みをいただきます。ただ、ホテルやモーテルにインターネットの環境があれば、できるだけ「通信」を送信したいと考えています。よりしくご了承をお願いいたします。
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