おはようございます。今日は「建国記念の日」だそうです。「だそ
うです」と茶化すのは、今朝の新聞やテレビも、「建国」なるものの
意義について一言も触れないほど軽い”祝日”になってしまった
からです。
生き生き箕面通信1160(120211)をお届けします。
・「自立と民主主義が大事」と小沢一郎氏
小沢一郎氏へのインタビュー番組が昨日2月10日、夜9時から
ほぼ1時間、BS11で放映されました。小沢氏が強調したのは「民
主党が原点の気持ちを取り戻して、もう一度やり直してほしい」と
いうことでした。「民主主義のレールを敷いてからでなければ死ね
ない。議会民主主義を定着させることが悲願」とも語りました。
現在の日本政治の混迷は、「変化を嫌う日本の国民がせっかく
『清水の舞台から飛び降りるつもりで』政権交代をさせてくれたに
もかかわらず、その期待を裏切っているところにある。今からでも
遅くないから、野田さんも原点に立ち戻ってほしい」と訴えました。
つまり、政権交代の理念を放棄して自民党化している実態を改め
ることが先決という指摘です。
「自民党化」の最大の問題は、「なあなあ主義」で「だれも責任を
取らない」こと、つまり「決断と責任」の欠如だというのです。「平時
なら『和を持って貴しとなす』ということもいいけれど、大震災と原発
事故。それに、いま世界は大変動期にある。どうしても誰かが責任
をもって決断しなければならない。それができていない」。その根本
には、国民の安全と安心のために身命を賭するはずの政治の任
にあたるものが、真の民主主義を理解できず、そして一人ひとりが
「自立」できていないところにあると厳しく戒めていました。
日本の独立を守り、発展させる点においても、防衛はもっぱらアメ
リカ頼み。何かあったら、アメリカさんに守って貰う。その代わりお金
は出します、という考え方が大方の政治家の本音のようです。「自
分の国は自分で守る」という気概がない。といって、憲法9条を改定
し、軍備を増強する主張ではありません。真に独立した国として、
世界の平和と発展に貢献する国柄を旗印とし、それを高く掲げよう
という呼びかけです。まず基本は、個人の自立。そして行動し、結果
に責任を持つこと。それが賢い民主主義の根幹をなすのであり、「真
の議会制民主主義がいまこそ求められる」という思いです。
小沢氏の発言から感じるのは、「最後の理念型政治家」という
イメージでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます