おはようございます。
生き生き箕面通信1376(120915)をお届けします。
・「原発ゼロ」への道筋を固めさせましょう
野田無責任内閣が「原発ゼロ」の文言が入った”無責任エネルギー政
策”を決めました。こんな無責任な政策をもっともらしく「決めました」とい
ってはばからない。「決める政治」が決めゼリフののダメドジョウの面目
躍如とでも申しましょうか。政府が昨日9月14日に決めた「革新的エネル
ギー・環境戦略」なるものは、「核心的」だの「戦略」だのといった言葉を
織り込んでいるものの、「核心的」でも「戦略」でもありゃしない。なぜなら、
どこにもやり遂げようとする責任感が感じられないからです。
本日の読売、朝日新聞はそれぞれ1本仕立ての社説(通常社説は2本
立て)で、この政府決定を取り上げました。読売は「『原発ゼロ』は戦略に
値しない」を主見出しとして、「経済・雇用への打撃を軽視するな」を副見
出しに添えました。要するに、政府政策は矛盾だらけで、論理破たん、
人気取り優先の「無責任」とけちょんけちょんに叩いています。読売は、
自社の主張である「原発推進」に真っ向から対立する決定を政府がした
ものだから、怒り心頭といったところです。
朝日は、「原発ゼロを確かなものに」を主見出しとして、政府決定を評
価しました。読売とは反対の立場です。しかし、「とはいえ、脱原発への
道筋が明確になったとはいえない」と曖昧さを残した政府の無責任さを
指摘しています。
それにしても、ともかく「原発ゼロ」を書きこませたのは事実です。政府
は当初、「原発比率15%」へ世論を誘導する戦術でした。本音は「なんと
か原発を生き延びさせたい」というものでした。それを「原発ゼロ」まで踏
み切らせたのです。その背景には、最初数百人から始まった官邸デモが
ついには数万、十数万と膨れ上がっていった「草の根」のパワーがありま
す。全国で繰り広げられた草の根のパワーが、政府に歴史的な転換をさ
せたといえます。
しかし、名にし負う「無責任内閣」のことです。いつまた、「あれは『いず
れゼロにする』というだけで、いまは原発が必要だから再稼働させる。原
発は使い続けざるを得ない」となるか、油断できません。事実、原子力規
制庁が「安全」を確認した原発は再稼働するという”原則”も決めています。
今後、私たちに必要なことは、原発ゼロへの理念を明確に盛り込んだ
法制化を実現することではないでしょうか。朝日もそうした主張をしてい
ます。もっと踏み込んで言えば、新しく発足する「原子力規制庁」を抜本
的に改変して、「原子力禁止庁」とし、原子力ゼロへの工程表を作らせる
べきです。
草の根パワーは威力を発揮しています。しかし、一定の成果に満足す
ることなく、「原発ゼロ」を現実のものとするため、これからも粘り強く活動
を続けましょう。「再生エネルギー促進」のための法制化も求めましょう。
そしてなにより、「発電と送電事業の分離」を法律によって確実にし、送電
事業は独立させて、再生エネルギーが流通しやすい環境を整えましょう。
そのためにも、近いうちに行われるであろう総選挙では、確かな政見と
実行力を持っている候補者を選別し、国会へ送りたいものです。
生き生き箕面通信1376(120915)をお届けします。
・「原発ゼロ」への道筋を固めさせましょう
野田無責任内閣が「原発ゼロ」の文言が入った”無責任エネルギー政
策”を決めました。こんな無責任な政策をもっともらしく「決めました」とい
ってはばからない。「決める政治」が決めゼリフののダメドジョウの面目
躍如とでも申しましょうか。政府が昨日9月14日に決めた「革新的エネル
ギー・環境戦略」なるものは、「核心的」だの「戦略」だのといった言葉を
織り込んでいるものの、「核心的」でも「戦略」でもありゃしない。なぜなら、
どこにもやり遂げようとする責任感が感じられないからです。
本日の読売、朝日新聞はそれぞれ1本仕立ての社説(通常社説は2本
立て)で、この政府決定を取り上げました。読売は「『原発ゼロ』は戦略に
値しない」を主見出しとして、「経済・雇用への打撃を軽視するな」を副見
出しに添えました。要するに、政府政策は矛盾だらけで、論理破たん、
人気取り優先の「無責任」とけちょんけちょんに叩いています。読売は、
自社の主張である「原発推進」に真っ向から対立する決定を政府がした
ものだから、怒り心頭といったところです。
朝日は、「原発ゼロを確かなものに」を主見出しとして、政府決定を評
価しました。読売とは反対の立場です。しかし、「とはいえ、脱原発への
道筋が明確になったとはいえない」と曖昧さを残した政府の無責任さを
指摘しています。
それにしても、ともかく「原発ゼロ」を書きこませたのは事実です。政府
は当初、「原発比率15%」へ世論を誘導する戦術でした。本音は「なんと
か原発を生き延びさせたい」というものでした。それを「原発ゼロ」まで踏
み切らせたのです。その背景には、最初数百人から始まった官邸デモが
ついには数万、十数万と膨れ上がっていった「草の根」のパワーがありま
す。全国で繰り広げられた草の根のパワーが、政府に歴史的な転換をさ
せたといえます。
しかし、名にし負う「無責任内閣」のことです。いつまた、「あれは『いず
れゼロにする』というだけで、いまは原発が必要だから再稼働させる。原
発は使い続けざるを得ない」となるか、油断できません。事実、原子力規
制庁が「安全」を確認した原発は再稼働するという”原則”も決めています。
今後、私たちに必要なことは、原発ゼロへの理念を明確に盛り込んだ
法制化を実現することではないでしょうか。朝日もそうした主張をしてい
ます。もっと踏み込んで言えば、新しく発足する「原子力規制庁」を抜本
的に改変して、「原子力禁止庁」とし、原子力ゼロへの工程表を作らせる
べきです。
草の根パワーは威力を発揮しています。しかし、一定の成果に満足す
ることなく、「原発ゼロ」を現実のものとするため、これからも粘り強く活動
を続けましょう。「再生エネルギー促進」のための法制化も求めましょう。
そしてなにより、「発電と送電事業の分離」を法律によって確実にし、送電
事業は独立させて、再生エネルギーが流通しやすい環境を整えましょう。
そのためにも、近いうちに行われるであろう総選挙では、確かな政見と
実行力を持っている候補者を選別し、国会へ送りたいものです。
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