おはようございます。生き生き箕面通信2513(151126)をお届けします。
・「崩れ去ろうとしている、この世界に祈りを」と、インド人のモデルの女性
パリ同時多発テロで、たくさんの人が街頭で祈りを捧げています。高橋源一郎さんとの本日の朝日新聞では「論壇時評」で、「祈りは誰のために祈るのか」です。
高橋さんは、多くの人が隠すのでなければ、ここで一気に吐き出してしまいたいところでしょう。しかし、この紙片の一角では、やはりテロが表に出ることは隠さなければならない。テロは、この紙片の中では、隠すべきものなのだ。
ただ、世界の中で、こういうことは言える。「パリのために祈りたいなら祈りなさい。でも 祈りを捧げられることのない もはや守るべき家すら持たない 世界の人びとにも 多くの祈りを」と。
もしかすると、多分、この声は聞かれない。このテロの声は聞かされない。しかし、テロがなぜ起こったのか。テロが起きた理由は、なんだったのか。
2001年の9月11日に、ニューヨークで二つのビルが攻撃機で破壊された。しかし、これは、テロから我々を守るという「立場」のためです。しかし、今はその戦いの後、結局、こうした世界が現出したわけです。