生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

1968 ・解釈改憲を受け入れる世論――次の総選挙では安倍ヒトラーの誕生か

2014-05-13 09:45:37 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信1968(140513)をお届けします。

・解釈改憲を受け入れる世論――次の総選挙で安倍ヒトラーが誕生か

 「集団的自衛権は国民の71%が行使容認している」と、読売新聞が昨日5月12日の一面トップで同社の世論調査結果を伝えました。読売のことだから、数字を操作した結果が含まれているにしろ、ずいぶん大胆な世論操作といえます。

 つまり、これだけ国民が支持しているのだから、安倍政権が進めようとしている「集団的自衛権の行使を認めるべきだ」というプロパガンダです。このプロパガンダは、国民向けもありますが、一番の狙いは公明党でしょう。

 明後日15日にも、有識者会議なるものから報告書が安倍首相に手渡されます。内容は、安倍首相のお望みの通り「現在の憲法に照らしてみて、集団的自衛権は行使できる。憲法違反ではない」という賢い人たちによる”お墨付き”です。そうした望みどおりの報告書が出されるよう、有識者会議のメンバーを選んだのだから、出るものが出ただけの茶番です。

 しかし、15日には朝日新聞も読売新聞も、NHKも、茶番の報告書を「ハハ―」とかしこまって報道するはずです。まさに大政翼賛報道です。

 問題は、国民の受け取り方です。ところが、マスメディアにすっかり洗脳された国民は、「同盟国のアメリカが狙われたら、日本が助けるのは当たり前。北朝鮮がアメリカの艦船を狙ったり、アメリカ本土へミサイルを発射したりしたら、日本が途中で撃ち落とすのは当たり前」という”世論”が増えているようです。

 こうした安倍流政治に、野党は手も足も出ません。やられっぱなしです。維新やみんな、あるいは結の党などもほとんどが第二自民党的になりました。野党第一党の民主党も同じ。多少、抵抗してみせるだけだから、結局は安倍首相の思うままの政治がまかり通る。

 このままいけば、2年余りのちに迫った総選挙でも、リベラル派は惨敗することが容易に見通せます。自民党の圧勝。そして、国会は右派議員の館と化す。独裁者安倍・ヒトラーの誕生です。