母乳で頑張りたいけれど どうしてもむずかしくって
もう嫌だからあきらめようと そんな想いになってた私を
救ってくれたのは 桶谷式のマッサージ。
乳腺炎になってみて 一度目に行ったときは
おっぱいが妙に軽くてやわらかくなり
二回目に行ったときには れんちゃんがパクッと
おっぱいを吸えるように激変し
三回目に行ったときには おっぱいがシャワーのように
出始めた。そこで私が言われた言葉
「よく頑張ってきたと思いますよ~!」
大変なおっぱい生活だったけど そういってくれる人がいる
と なんだかちょっと報われる。
京都に帰って三週間が経ち もう桶谷には行かないかなーと
思ってたけど この一週間ほどれんちゃんにどうもいやいやされて
原因不明で悲しくなって 昨日はついにピークになった。
子育てをしてて 楽しいことも幸せなこともあるれど
おっぱいがうまくいかない そんな時には本当に悲しくなって
人生全部悲観したくなるような そんな気分になってしまう。
昨日も今日もめちゃくちゃブルーになっていて
鬱の一歩手前な感じだったけど 今日は京都の桶谷に
れんちゃんを連れて行ってきて 行く先々で
「きれいな子ねー!」とか「お人形さんみたい!」とか
「ハーフみたいね」と言われてうれしい。
たくさんの赤ちゃんがいるなかで かつて誰より小さかった
れんちゃんももうお兄さんのようになり
一人静かに横になりつつ 泣き叫ぶ新生児を見守っていた。
もうお兄ちゃんになったんだ、、、「体重計ってくださいね」
そういわれて久々にはかってみるとなんと6600グラムを超えていた!
これは母乳の子では本当にすごい伸び率で だって前回
一月前にはかったときにはまだ5キロにもなっていなかったのに!
たった2500グラムちょっとで生まれた あのれんちゃんも
母乳でこんなに大きくなって そういうことを賞めてもらえる
「よくやりましたね!」プロに言われる そんな一言がとても嬉しい
おっぱいマッサージを受けながら 「この乳首だと
随分苦労したでしょう~ 努力しましたね」と言ってもらえて
あの泣きべそばかりの一ヶ月が ちょっと報われた気になった。
母乳を飲ませていたいのに 彼はおっぱいに吸い付けなくて
私の乳首も 彼の力も全然なくて 泣く泣くミルクを与えられてて
初めての子だから 何がなんだかわからないけど
沢山の子をちゃんと見てきた プロはちゃんとわかってたんだ
もがく私に「あと三週間我慢して!!」と なんども何度も
念押しをした 産婦人科の助産婦さんたち
何で私が?と思っていたけど たくさんのおっぱいを見てる
あの人達には 私の乳首じゃ大変なことが
あのとき見えていたのかな
それにしても いまじゃ立派なおっぱいになり
れんちゃんも吸えるようになっているから 二人目だったら
あんな思いをもうしなくても 大丈夫 になるんだろうか
桶谷に行って熟練した手でマッサージを少し受け
ほんの短時間だけなのに なんだか随分軽くなって
ちょっとしたことを相談できる それだけで気も軽くなる。
今日はかなりどたばたしてて お昼を食べる暇もなくって
家に帰っても何もないから お腹が減って仕方がないから
もう外で食べて帰ることにしよう。めちゃくちゃ重くて
横抱き抱っこの制限グラムを超えていた れんちゃんを
抱っこしながらコンビニでおにぎりを買い
立ったまんまパクついてるとバスが来て
今日は河原町のカフェに行こうと なかなかすごい決意をする。
そうして久々のサンシャインカフェに行き
なんと子供が3ヶ月で カフェで一人で外食をする
しかもサンドイッチとかじゃなくって ランチプレート食べちゃった。
だってここで食べなくっては もうこれ以上動けない。
こうやって 必要性に突き動かされ 少しずつ
私も外に出てくんだ。
赤ちゃんのいる生活は 大変だけど面白くって
鬱になったり 幸せになったりの繰り返しなわけだけど
赤ちゃんがいると色んな人に愛してもらえる
それにれんちゃんが私をとっても愛してくれて
それが何よりありがたい。これからもっと楽しくなるかな
もっと幸せに生きられるかな 問題はいつも山づみだけど
家出したくもなるけれど 魔法の手でもんでもらえば
おっぱい同様 私の心も軽くなる。