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パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

美味しい仕事 その2

2011年12月19日 | フランスの食文化


 今日はようやく先日行かせてもらった
ワインのテイスティング会の記事を書きあげ
そういえばこのワインは日本では買えるのかな?と
調べたところ なかなか購入は難かしかったり
高級だったりするようで ネットによれば
どれも相当価値のある銘柄で質はお墨付きらしい。
ものによってはワインの有名評論家ロバート・パーカーが
五つ星をつけたというのもあるらしく
(これが私の今の超お気に入りのワイン、、、)
なんだかとっても嬉しくなった。

 だってそれらは テイスティング会場で
20以上ものワインを生まれてはじめてテイスティングして
ふらふらになりながらも どうしてもこればっかりは
吐き出したくない!もっと飲んでいたい
倒れても構わないから、、、と思ったワインなんだもん。

 私はその日 あまりに美味しすぎるシャンパーニュと
ロックフォールチーズとのマリアージュを堪能したあと
「もう明日死んでもいい」と思ってしまった。
天にも昇る心地だったおいしいものたち
そう フランスには快楽の味が存在する、、、


 それって一体何なのだろう?

 日本であんまり経験したことないけど
マクロビオティックをやってる友達がつくってくれたご飯は
食べたら身体がむくっと元気になるような味わいで
フランスで感じるとろけてしまいそうな快楽を感じる
味のものたちも 調べてみると生産者たちが
昔ながらの製法でがんばってたりとか 有機栽培を
してたりだとか そういうものが多いらしい。
ということは やっぱり細胞に訴えかけてるってことなのかなあ?
そういったものを食べると私の細胞は活き活きしはじめ
とっても嬉しい!幸せ!と喜んでいるのを感じてしまう
頭より身体が感じて そこから幸せオーラが
全体を包んでいって 踊りだしたくなる感じ?


 フランスではそんな味に出会う頻度が日本よりとても高い。
それは甘さのせいかと思っていたけど どうも質の問題でもあるのだろう
私はなんでこんなに地方の生産物の翻訳ばっかりやってるんだ、、、
とちょっと嫌になることも沢山あるけど(まだ終わらない)
Paris-Bistro.com,の仕事は あとになって
「はーそういうことだったのか!」と意味がわかることが多い。


 おそらくつまり 代表の求める「本当に美味しいもの」は
フランスでは昔ながらの こだわりのある製法で
つくられていて それらがAOCだとかIGPだとか 赤ラベルだとか
こっちからしたらわけのわからないいろんな品質表示を獲得していて
それらは本当に1からこだわってつくられてるから
食べてみると身体がとろけてしまうような
忙しくっても つい文章を打ち込んでしまいたくなるような
そんな味があるのだろう。


 私は今回本当によくわかったけど 世の中には
この人が「美味しい」といったらめちゃくちゃ美味しいという人がいる。
で、Paris-Bistroのローランが美味しいといったらそれはめちゃくちゃ
美味しいんだわ。彼のお陰で私ははずれたことがない。
10年間、私はフランスの美味しさというのを知らないでいた。
だけど最近よーくわかった フランスは美味しい。
だけどそれらに近づくのは簡単なことじゃない
だってあたりはずれが山ほどあるから。
だから店やものを知っていること 舌を信頼できる人が
まわりにいるということ それがとっても大切なんだ。


 私も今回嬉しかったのは 私が美味しいといったワインは
結構おいしく フランス人にもちゃんと勧められるということで
20何種類か飲んだ中で これはやばい、、、!!と思ったワインは
本当にお墨付きだった。それを私も舌でわかった。
そういう舌をもっててよかった。お母さん、そう育ててくれてありがとう。


 我が息子は先日ヒサダさんのチーズ王国で大好きな
チーズを試食させてもらったとき 食べる前にまず
匂いをかいでて「どういう3歳児?!」と店員さんに驚かれてた。
彼は私がワインを飲むときも自分は飲めないことはわかってるけど
「匂いかがせて!」と言ってくる。将来ソムリエになれるかなあ?

 フランスには沢山の美味しいものがある。本当にありがたいことに
私はそんな世界に関わらせてもらえている
(なんと先日試飲しためちゃおいしかったシャンパーニュは
日本では1万6千円もするそうです)

 そんな美味しいワインやチーズ、もっと日本でも伝えたい。
少人数でもいいから ねえフランスには本当はこんなに
美味しいものがあるんだよ って目を見開いてもらいたい。
フランスワイン?苦くてあんまりおいしくない?
頭が痛くなる?お高くって嫌みな感じ?そんなんじゃない
違う世界が存在している それはただ 美味しいものを楽しく愛でる
そしてそんな時間を愛おしむ それがフランスが大事にしてきた食文化。


 今は沢山吸収をして どんな形で還元できるかわからないけど
いつの日かもっと フランス?はあ?と思っている人たちに
フランスの素敵な魅力を伝えたい。

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