alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

親子共学

2012年02月27日 | 子どもから学ぶ


 「遊びは学び。」かつて訪れた吉野のParty for the Futureで
上田先生はそう言っていた。遊びは学び。それが最近の
教育学の最先端。だから大人の学び場も、遊び心のある場も必要なんだ。


 そうなのか ならば私は息子から学ぼうと
息子がまた小ちゃかったときに思っていたけど
正直言ってそんな次元ではあまりなく どちらかというと
疲れてて そして上田先生の『プレイフルシンキング』を読んでは
「主体的な子育てをしてみる?」と思ったりした一方で
主体的な子育てなんてないよ、、、追われてるだけじゃんと
思ったのが現実だった。


 ところが最近!!インフルエンザの最悪な事態を
ちょっと乗り越えてくれたからなのか
息子が言うことをそれなりに聞いてくれるということが判明しつつあり
「これは禁止!!」と言ったらまさか?と思うけど
意外とわかってくれたりもする。息子、成長したなあ、、、
(インフルエンザ中はあれもこれも禁止!で本当に大変だった。
「マスクしなさい!」「下で遊んじゃダメ!」「お外は行けない!」
だったけど さんざん言い聞かせていたら自分でマスクをするようになった!)

 
 「うんち おしっこ おなら アハハハ!!!」と突然言い出し
毎20分ごとにそれを言うようになった息子にあきれ果て
これってタミフルのせい?と思っていたけどタミフルが終わっても
変わらなく うーんどうしたらいいものか、と思ってまわりの人に
きいてみたら「男の子なんてそんなもの」(諦めなさい)そうなのか、、、

 だけど昨日だったか「もう うんち おしっこ おならは禁止!
バーカもだめ、あっかんべーもダメ!次からお尻叩くからね!!」と言ったら
ダメというのがわかったらしく あっかんべーとしかけてもやめたりだとか
バーカと言いかけて「あっ?」と思ったりとか 「うんち おっしっこは
だめだけどおっぱいはいい?じゃあおなかは?」とか聞いてくる。
「うーん おっぱいとお尻は恥ずかしいからだめだけど まあお腹ならいいか」と母。
そんなこんなで言うことを聞かないこともあるけど あれ?と思うと聞いてくれたり
なんだか不思議なんだなあ。


 蓮太郎はとてもかわいい。彼はどうしてなのだか生まれてこのかた笑ってる。
こんなにも笑ってる3歳児っているのだろうかと思うくらいに
何が楽しいのかわからないけど やたら楽しそうに笑ってる。
「蓮太郎、何がそんなに楽しいの?」と尋ねてみても ろくな答えは返ってこないけど
(でも今日は「ママがかわいいから!」と言ってもらえた。。。)
なんだか彼は人生を楽しんでいるようだから ちょっとまねしてみようかと思い
時折私もまねしてみたり(でも「うんち おしっこ おなら!!は全然楽しくなかった)


 さて そんな蓮太郎に 色々と教えてやらなきゃと思っていたけど
今日一緒にバーバパパのYoutubeを見ていたら あ そうか 私
教えてあげなきゃと思ってたけど 一緒に勉強すればいいんだ!と気が付いた。
バーバパパなら フランス語でもいいのだけれど 英語で見てもけっこうわかった。
実は子供用のアニメというのは語学習得にはもってこい。
絵本もいいけど 通常の絵本には音声はないし アニメはもっと
「本当に普段使う言葉」を普段通りにしゃべってる。だからその
表現方法がすうっと身に付いていくなら言うことない。
でもいくらアニメがいいと言っても 大人になって語学を習得しようとする
まじめな人は アニメに時間を割かないだろう(日本語を習得したい
フランス人のオタクは別かもしれない)だけど私だったら 子供にアニメを
見せておきながら一緒に習得ができるんだ!これはかなりいいかもしれない、、、

 そういうわけで 今までは息子がYoutubeをやってても お母さんは知らんぷりだったけど
「じゃあこれからママも英語がフランス語なら一緒に見てあげる」ということにした。
バーバパパでもフランスのアニメでも(キティちゃんもフランス語をしゃべってる)
トムとジェリーでもなんでもいいや。英語の勉強もできそうだから
私もちょっとは見てみよう。息子はといえばそれが英語だろうがポルトガル語だろうが
韓国語だろうがスペイン語だろうが一向に気にせず楽しそうに色々見ている。
言語に左右されるのは私だけなんだ。


 それに加えて前々から集めていた息子用だと思っていたフランス語の
iPadのアプリも いくら言っても息子は素敵な絵本のアプリを半分くらいしか
読んでくれないけれど そういえば私がやればいいんだ。絵本で学ぶフランス語だなんて
本当に使える言葉じゃないか!もういいよ 蓮太郎が読まなくっても
お母さん電車の中で一人で読むから。そういってどんどんアプリを買ってしまった。
これだって「星の王子様」の本とカセットテープに2000円くらいかけて
わざわざ日仏学院まで買いに行った時代を思うと比較にならないくらい安い。
iPadには音声があるから語学の習得には本当にいい。
息子は私が集めたアプリで遊びながらフランス語の音を聞き
私は横で「そうかそんな発音なのか」と思いながら発音練習。
なんだかインターナショナルな時代です(家に居るだけなんだけど)


 お金もないし あんまりおもちゃも買ってやれない と思ってたけど
そういえば想像力こそ一番大切じゃなかったの?そうか ないのなら
創ればいいんだ!そう思って息子が前から欲しかったというお風呂に
浮かせる船をがんばってブロックで作ってあげたらかなり喜んでくれていた。
そうすれば私の発想も豊かになって いろんなことに役立つわけだ。
なーんだ 本気で遊べばいいんだ。


 そう 一緒にちゃんと遊んだら たっぷりとかけっこしたら
私はだいぶ汗をかく。これは健康にもいいではないか。
今日20年ぶりくらいに縄跳びを買い、息子はあんまりできないので
私がぴょんぴょん跳ねていたらなんだかあったかくなって楽しくなった。
これエクササイズにいいんじゃない?それにこれ一本で電車ごっごができるので
歩かない息子を「機関車だー!」とかいってつなげばけっこうな距離を
走ってくれた。恥ずかしい親子だけれど息子が歩いてくれるのならば
もうなんだって構わない。(たまに我らは飛行機だー といって
両手を広げてどっちが速いか競争しながら走って帰る。そうしないと歩かないから)


 だからこれからもっと一緒に遊ぼうかなあ
ちゃんとこっちも遊べばいいんだ そこには私にとっても学びがある。
やっとそんな年になってくれた蓮太郎。「僕もバトミントンしたい!」というけど
あんたとバトミントンしてもねえ、、、と母は思ってしまうけど。
(でもサッカーは相当うまい!ドリブルもできる3歳児。)
何かがないならないなりに 想像力を使えばいい。
それこそが一番大切かもしれない。想像力でよだれが出たら
もうそこに行ける日だって来るかもしれない
(かつて息子と行ってた公園でハンドルをまわしながら
「ドイツに到着しましたー あービールが美味しいなあ!」とか
言ってたらいつの間にかフランスに行くようになった)
だったらごっご遊びを沢山すればいい。
お金持ちになっちゃった!とか 飛行機がパリに到着したとか
モンマルトルのカフェでショコラを飲んでいますとか?
想像力って大事なことだ。それを働かせて何かをつくる
ないところからやってみる それって本当に大事なことだ


 なーんだ ないからこそできることもあったんだ。


 そんなことを学ばせてくれた蓮太郎。
息子がいるから笑っていられる 私の隣でぐーすか眠る
蓮太郎はとても愛くるしい。

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