今週に入ってから私は急に忙しくなり
というのも もう3年以上前から関わっている
Paris Bisrtot.comというカフェやビストロを
紹介するサイトの日本語版をちゃんと作ろうと
こちらの人と盛り上がっていて
12月31日に会った時「来週は美樹のために
あけてあるから」と言ってもらえたからだった。
日本に帰ったら進まない
それはよーくわかってる
こうして隣で肩をならべて
わからないことを質問できて
時には写真をみせてもらって
だからできることがある。
この時間は絶対有効に使わないと!!!
じゃないと帰ってからまたどうにもならない。
というわけで私もかなりやる気をみせて
あちらもかなりやる気になってて
事務所にいって3人で色んな仕事を
一緒に進める。それがとっても面白い。
昨日は2時半から8時すぎまでずーっと
事務所で仕事をしていて 「美樹は日本人
みたいに働くね!!外にいって楽しんでいいんだよ」
と言われてしまった。今回はほとんど美術館にも
言ってないけど それでもこれが何かの
足がかりになるのなら、いつか美術館にも行けるだろう。
(ちなみに日本人がフランスの企業で働くと
気をつかい働きすぎて後で同僚から嫌がれるように
なるらしい。フランス人が日本企業で働くと
無意味な会議や飲み会に嫌気がさしてくるらしい)
私にとってはフランス人に囲まれて
(といっても夫婦2人だけれど)パリの事務所で
一緒に働かせてもらえることが 本当にとっても嬉しくて
彼らは日本語は何一つわからないのに
一生懸命想像力を働かせ 日本語サイトをつくってくれる。
この人たちって すごいなあ
そして不思議なことに 考え方とか
もちろん興味も すごく私に合っていて
ここにいるのが心地よくって
パソコンに向かって仕事をしながら
目の前に世界が開けてく
なんだかそんな気持になって
私にはそれが嬉しい。
これまでは 世界が眼の前に広がっていく
そんな感覚はほとんどなかった。
半年前にパリに来た時 はじめて少し
重い扉がギィィと音をたてて少し開き
そこから違う世界が覗けた気がした。
それから次にパリに来た時
もう扉の中にほとんど入ってしまった
なんだかそんな感覚で
今は眼前に かつて自分が望んでたような
そんな世界が広がっている
なんだかそんな気がしてしまう。
自分にできることって何だろう
使命なんてあるんだろうかと 日本でずっと
考えて来た。誰かに問うても 誰も
答えてなんかくれなかったし 答えはいつでも
あいまいだった。 だけど私はここで少し見えた気がした
進むべき道が そう 自分だからこそできること
自分にしかできないことが
なんだか目の前にあるような
翻訳の仕事をしてて 私は
とっても楽しくて だってそれには
言葉だけじゃなく「書く」技術だって必要で
いわゆる「翻訳文」じゃなくって
ブログのように軽い言葉で翻訳できたら
どんなに面白いだろう。
それなら私がやってきたことも
きっと沢山活かせるはずで
もし今年 いろんなことが
うまくいったら 私がこれまでやってきたことが
少しは活かせるかもしれない。
写真も絵も 文章を書くこともフランス語も
色々考えて来たことも。
ぐわーと集中して頭を使って
そんな時 私はうれしい
ものすごいスピードでものを書き
それをまた見直して そういう時
私は本当にうれしくて
それがどんなにしんどくっても
多分私は「母」としての役割に
閉ざされてるより よっぽど喜んでいられるのだろう
この先何がどうなるか
私にはわからないけど
きっと神様が見守ってくれている
そうじゃなければ こんな変化はおこらなかった
そう思うから もうちょっとだけ がんばってみよう。