alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

どうしてなのか

2010年02月17日 | 子育て
 今朝はかなりショックを受けて
ブログを書いてみてから友達に会い
また色んな事を考えて

 どうして私は

 どうして私は4月入所の保育園の申し込みを
しなかったのだろう 

 と 歩きながら考えた。


 申し込みだけでいいなら することくらいはできたのに
それは本当に「申し込んでもどうせだめだろうから」とか
「ちょっと忙しかったから」とか 
そんな理由だけだったのだろうか。


 よく考えると 違った理由もみえてきて


 ブログでも悶々と書き続けてはいるけれど
私は子供がいる生活というものに
(たとえそれに自分が合っている方ではなくっても)
可能性を見いだしていて そこからもっと学びたい と
子供たちにこそ 21世紀の価値観の大事な可能性が
あるのではないかと思った訳で
だから他人の子供を集めて研究をするのではなく
自分で子供を産んでみよう と 思った訳で
そういうところで悩むから だから預けるのにも
けっきょく躊躇するわけだ。


 預けるのは簡単だ と 私は思う。
状況的には難かしくても 無理矢理にでも
仕事をみつけて(アルバイトでも)無認可で
空いてるところに預けてみるとか
実家の近くに住んでいるなら 週何日か
母親に見てもらうとか そういうことは
実際に動いてみれば できてはしまう ことであり
だけどそこで働いてみて もちろん家庭との
両立はとても大変だけど 子供のいない環境で
かつての自分がしていたように
何事もなかったように 子供をもっていない人たちと
一緒に仕事をしてみることは
どれくらい 成長なのだと言えるのだろう?


 そう私は思っていたから 躊躇したりもするわけで


 子供をどこかに連れて行くこと
それはとっても大変で


 そもそもその子が楽しんでるか
預けておもちゃに囲まれて 子供用の
プログラムできちんと遊んで成長していく
それでお互いいいじゃないかとも思うけど
子供にとってはそれがいいのかもしれないけれど
大人の世界に 何かが足りない
言葉でばっかり話していても 何かが足りない
潤いのような 深さのような 微笑みのような
足りない何かを小さな子供はもっていて
それを大人に与えてくれる


 私が預けなかったのは カフェの研究を
机上でするだけだったら子供はかなり邪魔者だけど
カフェという場にいくときに 子供が一緒な
その時に 最悪なこともあるけれど
雰囲気がぐんとよくなる それを何度も経験したからで
私が一人でカフェにいくのも それはそれで
すごく大切だけど れんちゃんとカフェに行ったら
見知らぬ人との出会いが生まれ 見知らぬ人たちが
会話をはじめる それがとても魅力的でもあったから。


 本当は 子供を箱の中に閉じ込めてなんかいたくない。
保育園が地域社会との何かをうたっていたところ、で
地域に住んでる私としては そんな集団の子供達 が
公園やら道路にいても 話しかける気にもなれないし
急いで車で迎えにきては さっさとそこを立ち去ってしまう
そんなお母さんたちをみてると 地域社会と保育園の
関係性があるようになんか思えない。
(以前は保育園の隣に住んでいたけれど
まったくそういった交流はなかった)


 だけど子供がもっと少数で歩いていると
たくさんの人が声をかけ 笑顔になってくれるから
社会に子供がいることで 明らかに場の質が変わる事があるから
それはこの私にとっては 研究の一環なのかもしれない。


 環境からカフェにテーマがうつったときに
沢山の人に質問された。「どうしてカフェなんですか?
エコなカフェをしたいんですか?」そうではない と
私は思った。でもどうしてなのかわからなかった。
それが今では 社会変革の場としてのカフェという風に
きちんと結びついていて もしかした ら
今回も 私にとっては カフェの次もしくは
カフェと深く関連しているテーマの一つに
子育てというのがあるかもしれない。

 
 私が働くというそのために 子供は預ける
そうして両者は全く別の世界で生きる
そういう世界はとっても楽なわけだけど
(東京では私もそうしているのだけれど)
でもそれは20世紀の価値観をひっぱりすぎな気もしてて
「何事もなかったように」振る舞ってても
何事か は あったわけ で
例えば子供が風邪をひいているとか 激しい下痢になっているとか
明らかにたくさんのことが変化をしていて
それならば 無理してみんながそう振る舞ってる
そんな社会のままでいるより
変化や違いを noiseさえもっと受け入れられる
そんな社会が 本当は みんなが口にする
多様性のある社会なんじゃないのかな

 たくさんの箱に 閉じ込められた人たちがいる
彼らは箱と家との往復で なかなか他では交われない
箱の中にいれておくことが 豊かな社会になるのだろうか
サードプレイスはそれと真逆な概念で
21世紀的だとするなら 私自身はもう少し
子供から 学んだ方がいいのかも。

 今日はカフェのカウンターでいい子に座ってたれんちゃん
ブログも書かせてくれたれんちゃんと 公園で
フリスビーをしてきました。

ため息

2010年02月17日 | 私の人生

 最近私はなんだかしょっちゅうため息ばっかり
ついていて れんちゃんは私と一緒に「あーあ」だとか
「はーあ」なんて言葉をつかってて
いけないなあとは思うけど なんだかため息が出てしまう。


 昨日は確定申告でちょっぴりワクワクしたというのに
今日は近所のカフェに経理のことに詳しいおじさんが
いるというので その人に会いにいって相談に
乗ってもらったら なんだか哀しくなってきた。


 私にとっては がんばっていただいたお金が
少しでもあり 誰かがやってきたことを
認めてくれた そんな証なのだけれども
彼からしたら そんな収入ははした金にすぎなくて
「うーんこれくらいの収入じゃあねえ
事業所得とはいえないですね もっと専らそれに
従事して働いてるか そういうのが大切だから、、、」

 そりゃあさ パートタイマーだって
一年間働いてたら よっぽど収入が多いだろうけど
私にとっては 誇りがあって 自分が細々
でも それなりに続けてきた研究の結果を
きいてくれる人たちがいて 興味をもってくれる
人たちがいて その人たちからいただいた
対価であって それはとても素晴らしいと思うけど
金額だけでいったなら「こんなの申告しない方が、、」と
言われてしまう。


 そりゃあそうかもしれないけれど


 申告したって これで「カフェ文化研究家」なんて
名乗るより 誰かに職を紹介してもらって
そこで働くことにした方が そりゃあ収入もいいだろう
それに保育園の優先順位もしっかり上がるだろうけど
私にだって想いがあって 私にだって誇りがあるさ

 どうなるかなあという想いで書いて
はじめての読者はうちの父 で
なんてコメントされるかものすごくドキドキしてて
それからだんだん いい反応をいただいて
あるとき東大の先生が読んでくださって
それからつながりが広がってった
私は本当に嬉しかったし
本当にそれを誇りに思った。
私は自分がしたかったことを
まがりなりにもやったんだ。

 もう院生時代やカメラマンのときのように
妥協なんてしてないし 自分が考えてきた事を
聞いてくれる人たちがいて それに
納得してくれる人たちがいた。
だから未だ見ぬ誰かに向かって
私は研究をつづけてて


 それが私の誇りなの


 なのにな 「これしか収入がない」と
そんな目線でいわれると それはとっても哀しくて
そりゃあそれが現実だけど
私は私で頑張っている。子供をみながら
研究をかろうじて続けていくのがどんなにしんどいことなのか
私はよくわかっているし 子育てをしたことがある人たちなら
きっとわかるだろう。でも「主婦の趣味?」とか言われてしまうと
それは本当に哀しくなる。


 相談にのってくれたおじさんは 決して嫌な人ではなくって
「窓口にいったらこういわれるだろうね ということですよ」と
言ってたけれど だけどなんだかへこんでしまった。


 一方で このまま言われてなるものかという
私の反骨精神は ちょっぴりそこで目覚めたわけで
今までだって頑張ってるけど よく考えたら
受動的でもあったわけ で もう少し
積極的に 自分で仕事をつくっていこうと
そんな気持ちにもなった。


 くそー 負けてなるものか!
来年もこうして言われてなるものか!
なんだか悔しい とってもくやしい。
保育園に預けられるような資格もなくて
大学に戻れるようなお金も知識もないけれど
だから仕方なく主婦をつづけて 子供が昼寝をした時だけに
なんとかふんばっているけれど 世間の男たちと同様
おんなじ舞台に立つのだなんて 子育て中の
女には本当に大変なことなのに 世間がそれを
求めてくるなら がんばる のしか ないのだろうか?


 どうであれ このまま言わせてなるものか!
今年はもうちょっと研究家として それらしくもっとやっていこう!


 子供のいない女性のみなさま
自分の本当にやりたい仕事は今のうちに 
しっかりと後悔ないよう確立させた方がいいですよ、、、
(後で後悔してもおそすぎるから!!)

フランスに行くなら

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