alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

3rd placeについての学び

2010年02月06日 |  カフェ的な場で考えたこと

 1月にマイケルジャクソンにはまってみたのを
いいことに せっかくだから英語の勉強を再開しよう!と
やる気になって マイケルの研究(?)から
カフェ研究の方向にまたシフトしてった。


 マイケルの映画をみてから 今まで嫌いと思い込んでた
アメリカ文化も興味をもって いつかアメリカに
行きたいなあとまで思うようになってしまった。
それからスタバの社長の本も読み シアトルには
やっぱり行きたい できればカルフォルニアにも行ってみたいと
フランスにさえ行けてないのに 夢想がだんだん広がってゆく。


 カフェ研究は 私にとってはどんな方向性からでも
入っていけて 自分の個人的な興味をどんどん
深くしてっても どこかでそれなりにつながってくから
とっても続けていきやすい。


 さて マイケルにはまったものの 英語をどうやって
勉強しよう?と思っていたら あ そうだ
サードプレイスだ。オルデンバーグの本を読まなきゃ
そう思い立って早速インターネットで注文をした。


 先日の3rd place collectionには間に合わなかったけど
私にだって読めるのだろうか かなりどきどきしたけれど
3rd placeに参加していたN先生と その前後にお話したときに
「みんなねえ 3rd placeって行ってるけど ちゃんと
オルデンバーグ読んだのかよ?って言いたいですよ」と
言っていた。読んでなかったうちの一人の私にとっては
先生の話は新鮮で オルデンバーグは住環境の変化を
問題にしているらしく 郊外型で車社会の暮らしを
アメリカ人がしていくにつれて 住環境がよくなったから
家の中にこもるようになってしまった話なんだと言っていた。


 ああそうなのかー 先生の話を詳しくきくと
はあ それじゃまるで私のことじゃないですか!と思ってしまう
郊外に住んで主婦をして 孤独をかかえて、、、 
なんだか他人事ではなさそうなので オルデンバーグを読みたくなった。


 さて 京都に帰ってみると これからは研究をがんばろう と
とくに明確な目標もないのに れんちゃんを預かってもらう日程だけは
決まってた。さてどうしよう、、、 断るわけにもいかないし、、、


 なんだか疲れて寝たかったけど 仕方がないからやることにして
せっかくだからと"The Great Good Place"をカバンにいれて
久しぶりの山の麓のカフェへと行ってみた。


 そうしたらやっぱりカフェでの勉強は家でするのと全く違って
なんだか久しぶりに帰ってきたような そんな気がしてほっとして
カフェのお姉さんも気をつかってくれ 思う存分集中できた。
まさに私にとって 子供を預けて 家庭でも 職場でもない(?)
the 3rd placeというか informal public place で
この本を読み始めたのはとてもよかった。


 この本には しっくりする点がたくさんあって
彼が「どうしてサードプレイスは重要なのに こんなにも
焦点をあてられなかったのか」と問題提起をするところ や
郊外型の分譲地で 何もかもを一家で所有する暮らしの
裏側で 実は主婦達の激しい孤独や疎外感、孤立感があるということ、
そしてそれから気をまぎらわすために いかにテニスクラブがはやったか。
結婚と仕事に価値をおきすぎたゆえに アメリカが世界でトップの
離婚率を誇る国になってしまったことや
分譲地での主婦達の never ending storyな家事への執着
壁紙をはりかえて また張り替えて、、、
カフェに行ったら 外に出てったら
そんなこと どうでもいいやと思えるの に
家に居ると そのことばかりに気をとられ
永遠に終わらない 繰り返しの世界に吸い込まれてく
それはとってもよくわかる。

 ここ洛西だけじゃなくって アメリカでだって
主婦って孤独なんだなあ 今のところ読んだ限りでは
オルデンバーグはそれは人工的につくられて
何でも手に入ると思わされていた 郊外型の一軒家の生活に
あると書いていた。徒歩でいけるところにカフェや劇場が
ある都会での生活と 車で何時間も走らないと 何もないところの生活
都会にはストレスがある だけど もう一方の生活に は
果てしない孤独があるんだそうな、、、


 この本はまだよみはじめたばっかりだけど
ニュータウンに住み 激しい孤独を味わって
その後家を買うとか買わないだとかでどうしようかと迷ってる
そんな今の私にとてもぴったりで 読んだ後には
何かの啓示がいただけそうな そんな気がしてうれしくなった。
まさに今の私が読むべき本だ。


 私もこの街に住んでから 本当にしんどかったけど
カフェに出会ってすごく変わった。それだけで
人生がとても前向きに変化してった。
それほどカフェは力を持ってる。

 そうだ 彼が書いていたこと
「どうして現代のストレスがほとんど近代的生活が
原因だということが証明されているというのに
解決策は個人的なセラピーばっかりなんだ?」
そうそう 私の理解が正しければ 私は
おんなじことを考えていた。それならばそういった
ストレス要因に社会的に対処しないといけないのでは?
それは薬をのんで解決したようにみせかけて
個人セッションだけで解決できる問題じゃなくて
もっと社会的なものなんだ!


 アメリカではあまりにサードプレイスが
軽視されていたんだそうな。日本では?
私はカフェという場の役割が軽視され続けてきたと
書いたのだけど この先変わっていくのだろうか
変わっていくなら 面白い
アメリカは変わったのかな 変わったのなら
それも視察してみたい。


 フランスもまた行きたいけど
なんだかちょっと アメリカモードになってきた。
がんばって オルデンバーグを読んでみよう。

フランスに行くなら

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