フィギュアスケート・グランプリシリーズ2022スケートカナダ、男子フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
スティーブン・ゴゴレフ(カナダ) SP:57.94(11) FS:152.70(5) Total:210.64(7)
ハチャトゥリアン「スパルタカス」♪ 黒にグレーベスト。地元期待の若手、4トウはやや詰まったが着氷。4サルコウ+2トウを決め「昨日とは別人」と解説。3アクセル+オイラー+3サルコウ、2本目の4サルコウは片手をついてなんとか。3アクセル、3フリップ+2トウと入り、3ループはきれいに。
シットスピンの出はジャンプで、コレオはちょっと物足りなかったけど 今できることはできた!
アレクサンドル・セレフコ(エストニア) SP:60.37(10) FS:145.74(7) Total:206.11(8)
「戦場のピアニスト」♪ グレーのグラデーション。ピアノの調べにのって、美しいスケーティング 冒頭のルッツは4回転予定だったが、きれいな3ルッツでまとめる。次を4トウにして成功!3アクセルは+2アクセルとした。後半3アクセルは手をついてオーバーターン、3ルッツになんとかオイラー+2サルコウをつける。
決まるジャンプはふわっと高さが出て素敵 雰囲気のいいプログラム、ちょっとこの選手を見直した。
ジミー・マー(アメリカ) SP:61.73(9) FS:142.66(9) Total:204.39(9)
「月の光」「Volcano」♪ 紫のグラデーション。意外にも静かな曲で 4トウはオーバーターンでこらえる。予定を変えて3ルッツ+オイラー+3サルコウでまとめ、3アクセルは下りてツイズルに繋げる。ループが2回転になってしまった。
曲が変わるのかな?と思ったが、続行でステップ。ストリングスが入って豪華になっていく。3アクセル+2トウ、3ルッツ+2トウと決めた。
最後はヒップホップ系で踊らないと気が済まないのか アップテンポに変えた。
ルーカス・ブリツィギ(スイス) SP:64.35(8) FS:148.08(6) Total:212.43(6)
「An Honorable Choice」「Sacrifice Of Tradition」「Trap」「Knights Promises」♪ 黒に赤の細いライン。4トウ片手をついたが片手上げ2トウをつける。2本目の4トウはオーバーターンで頑張る。3アクセル+片手上げ2トウ、3ループと入る。2本目のアクセルはパンク 3フリップ+オイラー+2サルコウは決まった。
太鼓のリズムできびきびしたステップに手拍子が起こる。フェンス際まで行ったところでぴたりと止まり曲も変わり、3ルッツからコレオと流れがいい。
デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:69.01(7) FS:128.44(10) Total:197.45(10)
ドヴォルザーク「新世界より」♪ 赤から黒。今日はポニーテールで。4サルコウは両足着氷、3アクセルはステップアウト、2本目のアクセルはパンク 後半3ルッツで手をついたが、3フリップ+2トウ、3ルッツ+オイラー+3サルコウを決めたのは偉い。
珍しくスピンのキャメルでふらつく場面も しかしステップの美しさ、つなぎの動きの豊かさは見ていて心地よい
<G2>
コンラッド・オーゼル(カナダ) SP:69.69(6) FS:125.73(11) Total:195.42(11)
「Out of Tears」「Paint It Black」♪ 黒。4トウ+2トウ頑張ったが、サルコウは3回転になった。3アクセル+2トウは傾いたが耐え、3ループもなんとか。後半トウループは途中で開いた3回転、3アクセルこらえ、ルッツが1回転になったが2アクセルをつける。
なんだかジャンプにはらはらして、ほかの要素に目が行かなかった
カムデン・プルキネン(アメリカ) SP:75.07(5) FS:143.99(8) Total:219.06(5)
「ブエノスアイレスの冬」アストル・ピアソラ♪ 黒。冒頭の4トウをきれいに決め、予定を変えて3ルッツにしたら手をつき、なんとか2トウをつける。3アクセル+オイラー+2サルコウ、3ループは滑らかに入る。
足元はしっかりエッジに乗ってよく滑りながら、上半身はタンゴを美しく表現する動きのステップ、魅力的 後半フリップ、ルッツともに2回転になってしまった。最後スピンを止めてフィニッシュ、ちょっとあっけないかな
キーガン・メッシング(カナダ) SP:79.69(4) FS:171.03(3) Total:250.72(4)
「Lullaby for an Angel」「Ballad for Wyatt」♪ 赤黒チェック。地元のスターを大歓声で迎える。鮮やかな4トウ!さらに4トウ+2トウ!! 3アクセルはちょっと引っ掛かったような着氷になったが根性でこらえた。次は予定を変えて3ループに。
とにかくスピードに乗って生き生きしたステップで、本人もエンジョイしている。3アクセル+オイラー+2サルコウ、3ルッツ+2トウ、3フリップと後半もしっかり。
雄大なイーグルとハイドロブレーディングのコレオ、これを見られた観客は嬉しいだろう コンビネーションスピンをジャンプで出てフィニッシュ、思わずガッツポーズ
競技最後のシーズンに地元で素晴らしいパフォーマンス、幸せ
マッテオ・リッツォ(イタリア) SP:81.18(3) FS:169.85(4) Total:251.03(3)
「Talking to the Moon」「That’s What I Like」♪ こげ茶系。4トウ、両足かもしれないが着氷。4ループが軽々 3フリップ+3トウ、3サルコウと安定。スライディングのコレオも良い。
3アクセル+2アクセル、3ルッツ+オイラー+2サルコウがとても滑らか。最後に3アクセル ショートサイドでうんとアピールしてから、ぐいぐいとステップを踏んでフィニッシュ。満足な出来に「もっと拍手~」と煽った
宇野昌磨 SP:89.98(2) FS:183.17(1) Total:273.15(1)
バッハ「G線上のアリア」/ヨハン・アドルフ・ハッセ「Sanctus Petrus Et Sancta Maria Magdalena」♪ グレー系。その滑りはもう本当に王者 4ループ、軽くオーバーターン。4サルコウ膝をうまく使って耐え、4フリップは得意。3アクセル+2アクセル、余裕をもって。
後半、課題だった4トウ+3トウが入った 3アクセル滑らかに、2本目の4トウはちょっと乱れて単独になったが問題ない。
スピンはランビエール氏についてから、本当に上手くなった。ちょっとした身のこなしにも惚れ惚れする。
技術点が速報より下がったが、4サルコウと4フリップにqがつき、後半の3アクセルと4トウは回転不足判定だった。
三浦佳生 SP:94.06(1) FS:171.23 Total:265.29
「美女と野獣」♪ 白フリルシャツにグレー系ベスト。かなり予定を変えてきた。冒頭に3アクセル+オイラー+3サルコウ、続いて4トウ+3トウ頑張った! 4サルコウは転倒したが、2本目の3アクセルの美しいこと じっくり見せるステップ、洗練されてきている。
後半4トウ、ちょっとステップアウト。3フリップ+2アクセル、3ループとまとめ、スピンの出のヒッチキックも勢いがある。終盤のコレオ、今日は王子になって踊ってたかな
結果、優勝は世界王者・宇野昌磨、2大会連続の2位に三浦佳生、3位にマッテオ・リッツォ。キーガン・メッシングが僅差の4位だった。
女子の優勝が渡辺倫果だったので、今大会は実に3種目で日本勢が優勝 ミシサガの観客は3度「君が代」を聴くことになった。覚えちゃったかな
エキシビションは日本時間の午前3時から。。。アーカイブで見ます
フィギュアスケート・全日本ジュニアアイスダンス予選会、フリーダンス(ジャッジスコア)。
原澤七愛/熊野英輔 RD:35.65(4) FD:51.57(4) Total:87.22(4)
「Love Fool」「I’m Kissing You」「O Verona」♪ 白とシルバー。組んで滑るところはそーっと滑る感じがあるが、コレオステップは離れてツイズルしたりとドラマチックな振付。ツイズルはちょっと回転数が合わなかったか。
山下珂歩/永田裕人 RD:40.09(3) FD:64.03(3) Total:104.12(2)
「ムーラン・ルージュ」♪ 赤、黒。いい感じで滑っていたが、女性が転倒、起き上がろうとして再度転倒してしまった 膝裏から持ち上げるリフト、膝上でヘアカッター姿勢を取るリフトなど、昨季よりレベルアップしている。ワンフットステップなどもよく滑れていたと思う。
岸本彩良/田村篤彦 RD:51.02(2) FD:75.69(2) Total:126.71(2)
「パルプ・フィクション」♪ 黒の上に白、黒に白ライン。エネルギッシュにぐいぐい滑っていく。女性が体の柔らかいところを生かして、スピンやリフトでヘアカッター姿勢を入れる。男性が腕立て伏せするコレオ、踏まれるのは止めたらしい
來田奈央/森田真沙也 RD:56.89(1) FD:92.25(1) Total:149.14(1)
「Red Notice」♪ 赤、白シャツ黒タイ。切れのいい動きでスピードに乗っていく。リフト、ワンフットステップ、ツイズルとミスなく、コレオステップもノリノリ。随所で森田くんが銃を撃ちまくる 終わって奈央ちゃんがご挨拶より先にガッツポーズでぴょんぴょん
キス&クライでは頭に飾り(ハロウィーンなので) 初めての90点越えに喜ぶ。
全日本ジュニアは11月25日から。
フィギュアスケート・全日本アイスダンス予選会、フリーダンス(ジャッジスコア)。
菊池彩子/池田喜充 RD:41.72(4) FD:66.24(4) Total:107.96(4)
「Secrets」♪ 紫系。リズムダンスよりずっと安定感がある。ステップ、ツイズルと落ち着いていた。池田くんが一瞬引っ掛かった リフトもきれいだった。
矢島榛乃/松井努夢 RD:45.08(3) FD:67.61(3) Total:112.69(3)
「レ・ミゼラブル」♪ ブルーグレー、同色シャツにカーキのベスト。昨日よりかなり自信をもって滑れている。低い姿勢の男性のひざ下あたりに女性が足をつけるステーショナリーリフトがアクロバティック。ツイズルで一瞬男性がふらついたが、うまくセーブした。
木下あかり/田村周彦 RD:47.76(2) FD:74.85(2) Total:122.61(2)
「Like A Virgin」「Like A Prayer」「Vogue」♪ 黒。一つ一つの要素を丁寧にこなしている。リフトのポジションなど大人っぽい。全体にスピードは遅めかも キス&クライで抱いてる白クマは
高橋ニコル/シャイロー・ジャド RD:50.05(1) FD:76.39(1) Total:126.44(1)
黒。励まし合うようにハグしてから位置につく。なんとなくだけど、昨日より動きが思いような気がした。ストレートラインリフトのポジションチェンジなど、もう少しクリアに速くできるといいな
全日本選手権には、この4組に小松原美里&尊、村元哉中/高橋大輔が加わって6組となる見込み。久々に全日本が2グループになるのは嬉しい
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2022スケートカナダ、ペア・フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
ケリー・アン・ローラン/ルーカ・エティエ(カナダ) SP:50.84(8) FS:101.25(6) Total:152.09(7)
「Main Title Carnival Row: Season 1」「In the End (feat. Fleurie) 」♪ 黒に緑。余裕をもって3ツイスト。3サルコウは女性が着氷で乱れてコンビネーションにできず、3ループも女性が手をつく。スロー3ループで転倒したが、スロー3サルコウを下りて大きな拍手
前で抱えてから持ち上げるリフトで瞬時にポジションを変えていく。地元開催の大会で頑張った。
アリサ・エフィモヴァ/ルーベン・ブロマエルト(ドイツ) SP:51.49(7)
棄権
イェリザヴェータ・ズコヴァ/マルティン・ヴィダジュ(チェコ) SP:52.84(6) FS:100.66(7) Total:153.50(6)
「So Far」♪ 黒。3ツイストきれい。3トウで女性が転倒したが、3サルコウ+オイラー+2サルコウをそろって決める。ちょっと映像トラブって見てないところがあるが、キャリーリフトをじっくり見せたところがいい。
ヴァレンティナ・プラザス/マクシミリアーノ・フェルナンデス(アメリカ) SP:55.70(5) FS:108.44(5) Total:164.14(5)
「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」♪ ブルー系つなぎ、ブルーの胸に☆。3ツイストはレベル4獲得。トウループが2回転に、2アクセル+2トウはステップアウトと男性はジャンプは苦手かも 股下をくぐってからのリフト、コレオのダンスリフトもきれい。スローは3フリップ片手付き、3ループは両足着氷だった。女性の太腿を男性が片手でリフト、両手に持ち替えて片足滑走、ペアスピンにはジャンプで入った。
得点には満足そう。
<G2>
ブルック・マッキントッシュ/ベンジャミン・ミマー(カナダ) SP:60.82(4) FS:114.67(4) Total:175.49(4)
「レ・ミゼラブル」♪ ピンク、白シャツ黒ベスト。高さの出た3ツイスト、3トウ+2トウ頑張る。サルコウは女性が2回転に。スロー3ルッツ(フリップ?)決まって歓声。スロー3ループで転倒したが、長いキャリーからスプリットポジションになるリフトは豪快だった。ペアスピンの最後はフリーレッグを重ねるようにして持ち上げた。
サラ・コンティ/ニッコロ・マチー(イタリア) SP:66.66(3) FS:119.52(2) Total:186.18(3)
「ニュー・シネマ・パラダイス」♪ 黒レース、白シャツにサスペンダー。3ツイストのGOEで少しマイナスはキャッチの時女性が男性に触れてしまったかな。3サルコウ+オイラー+2サルコウ、3トウと決めた。スロー3ループ転倒したが、ダンスリフトのコレオからの流れできれいにスロー3サルコウを決める。リフトのスプリットポジションもきれいだった。デススパイラルからそのままペアスピン、出るところは軽くリフトしてフィニッシュ。
得点と順位を見てコーチと3人で嬉し涙
エミリー・チャン/スペンサー・アキラ・ハウ(アメリカ) SP:67.39(2) FS:119.09(3) Total:186.48(2)
「Unchained Melody」♪ 紫にピンク、グレー。最初に2サルコウ+2アクセル+2アクセルを決める 3トウは女性が転倒。3つ目の要素に3ツイストを持ってきた。スロー3ループはステップアウト、サルコウは2回転に。ペアスピンの出でアイスダンスのステーショナリーリフトのように抱えて回転。リフトを腕だけで一気に下ろすのもアクロバティック!
女性が離れてうずくまり、男性が近寄ってまた動き出すなど、映画の雰囲気をよく出している振付が良かった。
ハウ選手は2014/2015シーズンに古賀亜美選手と組んで、日本代表でジュニアグランプリシリーズに出場、9位と8位という成績を残している。
三浦璃来/木原龍一 SP:73.39(1) FS:138.63(1) Total:212.02(1)
「Atlas: Two」♪ 白地に紫の花、紫グラデーション。木原君の素敵なツイズルで始まる。3ツイスト安定、3トウで璃来ちゃんが手をついて1トウをなんとかつけた。3サルコウはばっちり ペアスピンではちょっとだけリフト。スロー3ルッツ、スロー3ループと見事
バックアウトのデススパイラルはレベル1だったが ランジから持ち上げてキャリーしてランジで下ろす得意のリフトでフィニッシュ。
もう地元の選手のような声援を受けて、堂々の演技。トータルの自己ベスト更新
結果、予想通り(?!)三浦/木原が優勝、2位チャン/ハウ、僅差で3位にコンティ/マチー。地元カナダのマッキントッシュ/ミマーが4位に入った。
この後男子
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2022スケートカナダ、アイスダンス・フリーダンス(ジャッジスコア)。
<G1>
マリア・ノソヴィツカヤ/ミハイル・ノソヴィツキー(イスラエル) RD:58.03(10) FD:88.46(10) Total:146.49(10)
「ラ・ヴィ・アン・ローズ」「パダン・パダン」「Milord」♪ ワインカラー、黒。あまり細かいところを見てないんだけど 曲の雰囲気によく合っていた。動きに無理のない感じがいい。
モリー・セサネク/イェホール・イェホロフ(アメリカ) RD:61.40(9) FD:89.39(9) Total:150.79(9)
「スパルタカス」♪ 白、グレー。まずは大きなカーブリフトから。ツイズル、ステーショナリーリフトとあまり準備動作や繋ぎを入れずにすぐ入る。スピンで一人がキャメル、一人がアップライトのときに手をつなぐ。
ホリー・ハリス/ジェイソン・チャン(オーストラリア) RD:67.68(8) FD:92.24(8) Total:159.92(8)
「I'm Tired (with Zendaya)」「Forever」「Formula」♪ 濃い青。ツイズルで女性が少しふらついた。ステーショナリーリフトで低い姿勢から立ち上がり、女性が一瞬男性の足の付け根あたりに立ち、さらに肩の上に乗せたりひねったりと複雑な姿勢変化を見せる。男性がよく動けている感じ。
小松原美里/ティム・コレト(小松原尊) RD:68.88(7) FD:97.18(7) Total:166.06(7)
「The Fifth Element」♪ 白の裾にオレンジ、カーキの前にオレンジ。すっと持ち上げて女性が空に浮く感じのローテーショナルリフト、ツイズルもするするっという感じ。カーブリフト、ローテーショナルリフトと安定。曲がアップテンポに替わるところからワンフット。
技の一つ一つでわっと盛り上がるのではなく、世界観の表現に特化している。
エミリー・ブラッティ/イアン・ソマーヴィル(アメリカ) RD:70.85(6) FD:108.29(6) Total:179.14(6)
「ラ・ラ・ランド」♪ 紫、ベージュ。冒頭から軽やかに映画の雰囲気に引き込むダイアゴナルステップ。ストレートラインリフトからローテーショナルリフトもスムーズ。解説によると「ツイズルで難しいことをやっている」らしい。振付もはまっているし、何より若いカップルにぴったりの選曲
<G2>
マリー‐ジャド・ローリオ/ロマン・ルギャク(カナダ) RD:74.59(5) FD:114.48(5) Total:189.07(5)
「ピンク・パンサー」♪ 紺にピンクのつなぎ、紺系。女性が男性の首に両腕を回し、男性が手を放すステーショナリーリフトから。女性を頭の上で振り回してから膝上に立たせるカーブリフトから、肩に乗せるローテーショナルリフト。
コレオステップの中で女性を肩車するのが、今回も無効な要素とされた。ただ3つのリフトが全部認められているので、特に減点にはなっていない。
マージョリー・ラジョワ/ザカリー・ラガ(カナダ) RD:75.94(4) FD:119.55(3) Total:195.49(3)
「ヌレエフ」♪ オフホワイト、ブラウン。以前ダニエル・グラスルが使った曲。ツイズルのフリーレッグが美しい、と解説。ローテーショナルリフトを下ろす前のツイストなど、細かいところに工夫がある。昨季よりぐっと大人っぽくなった。
キャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズ(アメリカ) RD:76.13(3) FD:118.06(4) Total:194.19(4)
「ラプソディ・イン・ブルー」ジョージ・ガーシュウィン♪ 水色、白シャツにサスペンダー。ふんわりと滑り出し、滑らかなツイズル、足を絡めてのスピン。カーブリフトで女性が片足で後ろ向きに立つ。ポジションチェンジもぴしっと音を取っているのでカッコいい。コレオステップ盛り上がった。
得点を見て「あとちょっと」と指で見せるマイケル、表彰台を逃したか。
ライラ・フィアー/ルイス・ギブソン(イギリス) RD:83.80(2) FD:125.38(2) Total:209.18(2)
「Born This Way」「Million Reasons」♪ ブルー系、黒系。得意とするタイプの曲。男性の首に足を絡めるステーショナリーリフトから、抱えてのローテ―ショナルリフト。ツイズルの合間にイリュージョン。なんかソロスピンみたい?と思ったらコレオツイズルだった。肩に乗せてからぐっと姿勢を低くするカーブリフト、フェンスに手をかけてアピールしてからコレオステップ、めっちゃ盛り上がる
ベスト更新!
パイパー・ギルス/ポール・ポワリエ(カナダ) RD:87.23(1) FD:128.47(1) Total:215.70(1)
「エビータ」♪ 赤、カーキ。美しい一幕のミュージカルを見る思い。。。 一つ一つの技術が安定しているだけでなく、イーグルからそのまま抱えてリフトに入ったり、リフトから下ろすときにくぐったり、全て意味のあるトランジション。
低い姿勢のステーショナリーリフトを出て女性がうずくまって男性を見上げる姿勢でフィニッシュ。立ち上がって組んでダンスするような姿勢からご挨拶。退場まで演技の一部。
今季こそ世界一になる!という覚悟が見える気がした。
結果、優勝はギルス/ポワリエ、2位フィアー/ギブソン、3位ラジョワ/ラガ。地元カナダ勢が1位と3位を取った。4位グリーン/パーソンズ、5位ローリオ/ルギャク。小松原組は7位。
次はペア・フリー。りくりゅう