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GP2022スケートカナダ男子FS

2022年10月30日 12時27分30秒 | フィギュアスケート

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2022スケートカナダ男子フリージャッジスコア)。

<G1>
スティーブン・ゴゴレフ(カナダ) SP:57.94(11) FS:152.70(5) Total:210.64(7)
 ハチャトゥリアン「スパルタカス」♪ 黒にグレーベスト。地元期待の若手、4トウはやや詰まったが着氷。4サルコウ+2トウを決め「昨日とは別人」と解説。3アクセル+オイラー+3サルコウ、2本目の4サルコウは片手をついてなんとか。3アクセル、3フリップ+2トウと入り、3ループはきれいに。
 シットスピンの出はジャンプで、コレオはちょっと物足りなかったけど 今できることはできた!

アレクサンドル・セレフコ(エストニア) SP:60.37(10) FS:145.74(7) Total:206.11(8)
 「戦場のピアニスト」♪ グレーのグラデーション。ピアノの調べにのって、美しいスケーティング 冒頭のルッツは4回転予定だったが、きれいな3ルッツでまとめる。次を4トウにして成功!3アクセルは+2アクセルとした。後半3アクセルは手をついてオーバーターン、3ルッツになんとかオイラー+2サルコウをつける。
 決まるジャンプはふわっと高さが出て素敵 雰囲気のいいプログラム、ちょっとこの選手を見直した。

ジミー・マー(アメリカ) SP:61.73(9) FS:142.66(9) Total:204.39(9)
 「月の光」「Volcano」♪ 紫のグラデーション。意外にも静かな曲で 4トウはオーバーターンでこらえる。予定を変えて3ルッツ+オイラー+3サルコウでまとめ、3アクセルは下りてツイズルに繋げる。ループが2回転になってしまった。
 曲が変わるのかな?と思ったが、続行でステップ。ストリングスが入って豪華になっていく。3アクセル+2トウ、3ルッツ+2トウと決めた。
 最後はヒップホップ系で踊らないと気が済まないのか アップテンポに変えた。

ルーカス・ブリツィギ(スイス) SP:64.35(8) FS:148.08(6) Total:212.43(6)
 「An Honorable Choice」「Sacrifice Of Tradition」「Trap」「Knights Promises」♪ 黒に赤の細いライン。4トウ片手をついたが片手上げ2トウをつける。2本目の4トウはオーバーターンで頑張る。3アクセル+片手上げ2トウ、3ループと入る。2本目のアクセルはパンク 3フリップ+オイラー+2サルコウは決まった。
 太鼓のリズムできびきびしたステップに手拍子が起こる。フェンス際まで行ったところでぴたりと止まり曲も変わり、3ルッツからコレオと流れがいい。

デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:69.01(7) FS:128.44(10) Total:197.45(10)
 ドヴォルザーク「新世界より」♪ 赤から黒。今日はポニーテールで。4サルコウは両足着氷、3アクセルはステップアウト、2本目のアクセルはパンク 後半3ルッツで手をついたが、3フリップ+2トウ、3ルッツ+オイラー+3サルコウを決めたのは偉い。
 珍しくスピンのキャメルでふらつく場面も しかしステップの美しさ、つなぎの動きの豊かさは見ていて心地よい

<G2>
コンラッド・オーゼル(カナダ) SP:69.69(6) FS:125.73(11) Total:195.42(11)
 「Out of Tears」「Paint It Black」♪ 黒。4トウ+2トウ頑張ったが、サルコウは3回転になった。3アクセル+2トウは傾いたが耐え、3ループもなんとか。後半トウループは途中で開いた3回転、3アクセルこらえ、ルッツが1回転になったが2アクセルをつける。
 なんだかジャンプにはらはらして、ほかの要素に目が行かなかった

カムデン・プルキネン(アメリカ) SP:75.07(5) FS:143.99(8) Total:219.06(5)
 「ブエノスアイレスの冬」アストル・ピアソラ♪ 黒。冒頭の4トウをきれいに決め、予定を変えて3ルッツにしたら手をつき、なんとか2トウをつける。3アクセル+オイラー+2サルコウ、3ループは滑らかに入る。
 足元はしっかりエッジに乗ってよく滑りながら、上半身はタンゴを美しく表現する動きのステップ、魅力的 後半フリップ、ルッツともに2回転になってしまった。最後スピンを止めてフィニッシュ、ちょっとあっけないかな

キーガン・メッシング(カナダ) SP:79.69(4) FS:171.03(3) Total:250.72(4)
 「Lullaby for an Angel」「Ballad for Wyatt」♪ 赤黒チェック。地元のスターを大歓声で迎える。鮮やかな4トウ!さらに4トウ+2トウ!! 3アクセルはちょっと引っ掛かったような着氷になったが根性でこらえた。次は予定を変えて3ループに。
 とにかくスピードに乗って生き生きしたステップで、本人もエンジョイしている。3アクセル+オイラー+2サルコウ、3ルッツ+2トウ、3フリップと後半もしっかり。
 雄大なイーグルとハイドロブレーディングのコレオ、これを見られた観客は嬉しいだろう コンビネーションスピンをジャンプで出てフィニッシュ、思わずガッツポーズ
 競技最後のシーズンに地元で素晴らしいパフォーマンス、幸せ

マッテオ・リッツォ(イタリア) SP:81.18(3) FS:169.85(4) Total:251.03(3)
 「Talking to the Moon」「That’s What I Like」♪ こげ茶系。4トウ、両足かもしれないが着氷。4ループが軽々 3フリップ+3トウ、3サルコウと安定。スライディングのコレオも良い。
 3アクセル+2アクセル、3ルッツ+オイラー+2サルコウがとても滑らか。最後に3アクセル ショートサイドでうんとアピールしてから、ぐいぐいとステップを踏んでフィニッシュ。満足な出来に「もっと拍手~」と煽った

宇野昌磨 SP:89.98(2) FS:183.17(1) Total:273.15(1)
 バッハ「G線上のアリア」/ヨハン・アドルフ・ハッセ「Sanctus Petrus Et Sancta Maria Magdalena」♪ グレー系。その滑りはもう本当に王者 4ループ、軽くオーバーターン。4サルコウ膝をうまく使って耐え、4フリップは得意。3アクセル+2アクセル、余裕をもって。
 後半、課題だった4トウ+3トウが入った 3アクセル滑らかに、2本目の4トウはちょっと乱れて単独になったが問題ない。
 スピンはランビエール氏についてから、本当に上手くなった。ちょっとした身のこなしにも惚れ惚れする。
 技術点が速報より下がったが、4サルコウと4フリップにqがつき、後半の3アクセルと4トウは回転不足判定だった。

三浦佳生 SP:94.06(1) FS:171.23 Total:265.29
 「美女と野獣」♪ 白フリルシャツにグレー系ベスト。かなり予定を変えてきた。冒頭に3アクセル+オイラー+3サルコウ、続いて4トウ+3トウ頑張った! 4サルコウは転倒したが、2本目の3アクセルの美しいこと じっくり見せるステップ、洗練されてきている。
 後半4トウ、ちょっとステップアウト。3フリップ+2アクセル、3ループとまとめ、スピンの出のヒッチキックも勢いがある。終盤のコレオ、今日は王子になって踊ってたかな

 結果、優勝は世界王者・宇野昌磨、2大会連続の2位に三浦佳生、3位にマッテオ・リッツォ。キーガン・メッシングが僅差の4位だった。 
 女子の優勝が渡辺倫果だったので、今大会は実に3種目で日本勢が優勝 ミシサガの観客は3度「君が代」を聴くことになった。覚えちゃったかな
 エキシビションは日本時間の午前3時から。。。アーカイブで見ます


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