ライブ配信を見るのに忙しいけど、放送は録画したいので
<11/6(土)>
13:50~14:50 NHK総合「土曜スタジオパーク」 ゲスト:荒川静香、町田樹 2021NHK杯フィギュア特集
深夜3:40~5:20 テレビ朝日「グランプリシリーズ2021イタリア大会男女ショート」
<11/7(日)>
17:00~17:55 BSフジ「フィギュアスケートTV!」 ブロック大会、全日本ノービス、三浦佳生選手インタビュー
深夜1:55~3:25 テレビ朝日「グランプリシリーズ2021イタリア大会男女フリー」
録画する前には容量空けも必須
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2021第3戦イタリア大会、男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
<G1>
陳昱東(チェン・ユードン、Yudong CHEN)(中国) SP:78.79(8)
「Yearning For The Peace」「Swift Sword」♪ 黒。高い4サルコウ、いきなり決まった 3ルッツ+3トウ安定、3アクセルは転倒。カンフーの動きを取り入れたつなぎやステップ、レベルも取れている。177cmと長身の17歳、次世代のエースと期待されているようだ。
自己ベスト大幅更新
パウル・フェンツ(ドイツ) SP:57.17(11)
「Wire to Wire」♪ グレー系。冒頭のトウループは4回転予定が3回転になって転倒、3アクセルも転倒 3ルッツはなんとか2トウをつける。
ジャンプ失敗のせいだけでなく、なんとなく目玉がない感じのプログラム。ステップが一番いいところなのかな。
ガブリエーレ・フランジパーニ(イタリア) SP:55.09(12)
「Wild」♪ 黒。冒頭のサルコウが3回転でステップアウト、3アクセル転倒。ルッツが2回転でオーバーターンしたが、なんとか3トウにつなげた。ブノワ・リショーの振付は曲とよく合っていた。
今季のネーベルホルン杯で83.11を出しているだけに、悔しそう
友野一希 SP:83.91(6)
「ニュー・シネマ・パラダイス」♪ 水色から青。振付はミーシャ・ジー。冒頭の4トウ、着氷!やや間が空いたが2トウをつける。4サルコウはなんとか抑えた。3アクセルは目の覚めるよう 勢いよく飛び出していくステップは、魂を開放するよう。
本人はもう少しできた、、、と思っているかな 調子は悪くない
ミハイル・コリヤダ(ロシア) SP:92.30(4)
チャイコフスキー「くるみ割り人形」♪ 赤系の王子様風。シャープな4サルコウ+3トウ 4トウは転倒したが、イーグルからの3アクセルを決める。スピンのキャメル姿勢、フライングからのシット姿勢、どれもあるべき形をきっちり見せてくれる
ステップも所作の一つ一つが美しい。
さすがの貫禄!
ピョートル・グメンニク(ロシア) SP:76.81(9)
「Leave a Light On」♪ 黒。見事な4サルコウ+3トウを決めた イーグルから入った4トウ転倒、3アクセルは手をついてステップアウト、なんとか転倒を免れる。
スピンで面白い姿勢、捩じった低い姿勢から上に伸びていくのが面白い。世界ジュニア3位になった頃はまだ少年だったが、181cmと背が伸びてすっかり大人っぽくなった。
<G2>
デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:85.09(5)
「Sarakiz: II. Romanza」「The Battle Drums」♪ 黒と紺、髪はポニーテール。ふわっと柔らかく跳び上がる3フリップ+3トウ、きれいな3アクセルが入る。キャメルスピンはぴんとした姿勢で、きれいなチェンジエッジ。後半3ルッツ、こちらも高い。女子がやるようなI字スピンも。
髪を振り立てながらドラムの音とシンクロしていくステップも良かった 最後に一瞬バランスを崩して両手をついたのが転倒と見做されてしまった
チャ・ジュンファン(韓国) SP:95.56(3)
「Fate of the Clockmaker」「Cloak and Dagger」♪ 黒。"effortless"な美しい4サルコウから、3ルッツ+3ループもしゅっ!と決まった クリムキンイーグル、スライディングからそのままフライングキャメルスピンへ。3アクセルはややこらえた。
ストリングスに合わせて伸びやかなステップ、笑顔のフィニッシュ。
金博洋(ジン・ボーヤン、Boyang JIN)(中国) SP:97.89(1)
「グリーン・デスティニー」♪ 白に青。4ルッツ+3トウ、久々に入った 4トウも入る。イナバウアーなども見せてから3アクセル、しっかり着氷。
スピンでは少しトラベリング気味だが 復調しつつあるところを見せてきた。
ドミトリー・アリエフ(ロシア) SP:71.07(10)
「Pilgrims on a Long Journey」♪ ブルー。冒頭の4ルッツで転倒、次のトウループが3回転になり、とりあえず3トウにつなげる。アクセルが2回転に
スピンもレベルは取れるが、特別個性がある感じではない。スケーティングそのものはきれいだと思うが…
ダニエル・グラスル(イタリア) SP:95.67(2)
「Nureyev(『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』より)」♪ グレー。4ルッツ、高々と舞って下りた 3ルッツ+3トウ入り、3アクセルややこらえたがイーグルにつなげる。感情を溢れさせるステップでレベル4、左の肩越しにキャッチフットするキャメル姿勢のスピン、足を抱えるアップライト姿勢。終わって大きくガッツポーズ
大きく自己ベスト更新して盛り上がるキス&クライ
鍵山優真 SP:80.53(7)
「When You're Smiling」マイケル・ブーブレ♪ 紺の開襟シャツ。ぱんぱんと足を叩いて登場。冒頭の4サルコウで大きくステップアウト、次のトウループが単独3トウになり、コンビネーションにできず 3アクセルは軽やかに決まった。
跳ねるような動きなど細かい工夫が楽しいステップは躍動感がある(レベル3止まりなのが惜しい)。全体で3番目の演技構成点のおかげで80点には乗せた。
結果、金博洋がトップに立ち、2位地元イタリアのグラスル、3位チャ・ジュンファン、4位コリヤダまでが90点台。5位ヴァシリエフス、6位友野一希。鍵山優真はまさかの7位でフリーは前半から。8位陳昱東、9位グメンニク、10位にアリエフ、11位フェンツ、12位フランジパーニ。
フリーで友野、鍵山がどこまで順位を上げられるか
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2021第3戦イタリア大会、ペア・ショートプログラム(ジャッジスコア)。
<G1>
サラ・コンティ/ニコロ・マチイ(イタリア) SP:54.55(6)
「オブリビオン」アストル・ピアソラ♪ 黒、白シャツに黒ベスト。ツイストはまだ2回転。3トウは男性が少し乱れた。スロー3サルコウがきれいに決まる。リフトはきっちりキャッチフット姿勢。
最後のサイドバイサイドスピンがとてもよく合っていて、地元の観客から大きな拍手 自己ベストも更新。
ユリア・アルテメワ/ミハイル・ナザリチェフ(ロシア) SP:61.90(4)
「アーティスト」「Bumble Boogie」♪ 黒、白シャツにサスペンダー。回転速い3ツイストから。スロー3フリップは転倒 でも3トウぴったり揃える。リフトのスプリットポジションも良い。ステップがアイスダンスのノンタッチ並みによく揃ってきれい
スピンもビッタビタに揃っていた
アリーナ・ペペレワ/ロマン・プレシコフ(ロシア) SP:52.72(7)
「イオ・チ・サロ」♪ ターコイズブルー、グレー。見事な髙さが出た3ツイスト しかし3トウ、スロー3ループと女性が転倒。リフトは姿勢を変えながらじっくり見せる。キャッチフットで足を高く上げて回転するスタイラスから、そのままデススパイラルに。スピンはちょっとずれちゃった
アニカ・ホック/ロベルト・クンケル(ドイツ) SP:49.16(8)
「Lay All Your Love On Me」「Voulez-Vous」ABBA♪ 黒ホットパンツ、黒。ディレイ気味回転の3ツイスト、カッコよく決まった!と思ったら下ろすところで女性が尻もち しかし3サルコウで立て直したのは偉い。スロー3ループはステップアウト。ディスコチューンでノリノリのステップは楽しい
キス&クライで肩をすくめて見せる
<G2>
レベッカ・ギラルディ/フィリポ・アンブロジーニ(イタリア) SP:60.89(5)
「Mambo Italiano」♪ 赤、黒に赤スカーフ。3ツイスト決まり、3サルコウそれぞれ頑張る。ダンスリフトのように男性の肩に座らせてから、そのまま上げるリフト。スロー3ルッツも決まった。
スピンはちょっとずれたけど気にせず アップテンポになって楽し気にステップ、地元の観客から大きな声援
ニコール・デラ・モニカ/マッテオ・グアリゼ(イタリア) SP:65.12(3)
「Let It Be」♪ 黄色緑青黒でつなぎ。3サルコウでそろって転倒してびっくり しかし美しい3ツイストでレベル4を獲得。スロー3ループ入り、入りから出の流れがいいリフトもレベル4。ステップも丁寧なエッジ遣いを見せてレベル4。スピンで静かにフェードアウトするフィニッシュ。
彭程(パン・チェン Cheng PENG)/金楊(ジン・ヤン Yang JIN)(中国) SP:76.71(2)
「Piano & I: Moonlight Sonata」「No One」アリシア・キーズ♪ ブルー系。片手上げ3ツイストの高いこと 3トウ完璧にそろって高いGOEを稼ぐ。スロー3ループも雄大。スピンも丁寧に合わせる。リフトではスプリットポジションでキャッチフット
終わって彭程がぴょんぴょんして喜ぶ。自己ベスト更新
隋文静(スイ・ウェンジン Wenjing SUI)/韓聰(ハン・ツォン Cong HAN)(中国) SP:80.07(1)
「ミッション・インポッシブル2」♪ 黒、黒ジャケ。3トウは少しこらえたが、スロー3フリップの鮮やかさに目が点 ほとんど前触れなく行う片手上げ3ツイストが見事
スピンは少しずれたか。片手でスプリットポジションのリフト、さらに進化している。ステップの中で背中に乗って足を抱えるダンスリフト、デススパイラルの出で首に足を絡める動きも見せてフィニッシュ。
いちいち格が違いすぎる
結果、余裕のトップに隋/韓、2位彭/金と中国勢、地元イタリアのデラ・モニカ/グアリゼが3位につけた。アルテメワ/ナザリチェフが4位。ギラルディ/アンブロジーニ5位、コンティ/マチイ6位とイタリア勢が続き、7位ペペレワ/プレシコフ、ちょっとがっかりの8位にホック/クンケル。
隋/韓は優勝でファイナル進出一番乗りになるか?
次は男子ショートプログラム 友野くん鍵山くんガンバ
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2021第3戦イタリア大会、アイスダンス・リズムダンス(ジャッジスコア)。
<G1>
カロリーナ・モスケーニ/フランチェスコ・フィオレッティ(イタリア) RD:55.79(10)
「Miss You」「Since I Don't Have You」「Start Me Up」♪ ピンク系、白カットソー。懐かしい曲で始まった ツイズルは少しずれたか。ミッドナイトブルース、レベル取れず
しかし終始楽し気な雰囲気で滑りきった
陳宏(チェン・ホン Hong CHEN)/孫茁鳴(スン・ジュオミン Zhuoming SUN)(中国) RD:62.37(9)
「More, More」♪ ゴールド、黒にゴールドのストーン。ステーショナリーリフトをあっさりとやってスタート。女性が男性の股下をくぐってからツイズル、よく合わせた。ミッドナイトブルースでレベル3はなかなか偉い。曲調が変わってミッドラインステップを勢いよく ベストまであと少し。
エフゲニア・ロパレヴァ/ジェフリー・ブリソー(フランス) RD:67.31(6)
黒ホットパンツ、黒ランニング。ヒップホップらしい雰囲気たっぷりなツイズル、レベル4を揃える。ステップ系も悪くない感じ。勢いよくどん!と肩に乗せるローテ―ショナルリフト。こちらもベストまであと少し。
カタリナ・ミュラー/ティム・ディエク(ドイツ) RD:63.41(7)
「Suicide Squad」♪ ピンクにブルーのホットパンツ、紫。悪党っぽい男性、ツインテールの女性、キャラが立ってます ツイズルは少しずれてそれぞれレベル3。逆立ちホールドのカーブリフト、ミッドナイトブルースはレベル2。男性が一瞬氷上に横になるスライディングを織り込んだダイアゴナルステップ、面白い
得点にはやや納得できない様子。
カロラーヌ・スシース/シェーン・フィーラス(カナダ) RD:63.40(8)
「What's Love Got To Do With This」「No More Tears」♪ 紫希、グレーシャツに紫スカーフ。肩から膝上に立ってまた肩から下りるストレートラインリフト。ミッドナイトブルースはレベル1 ツイズルはうまく合わせる。後ろからホールドした女性を一瞬離すようにして、下りた女性がかがんだ上を跨ぐつなぎが面白かった。
<G2>
キャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズ(アメリカ) RD:75.60(4)
「The Knowledge」「My Lovin'」「Rhythm Nation」♪ 黒の裾にゴールドのライン。パワフルなツイズル、そろってレベル4。ミッドナイトブルースもいい感じでレベル3が取れる。主にノンタッチのミッドナイトラインステップは途中で逆立ちもどき。肩から脇で逆さ、背中に乗ってから前へ回すカーブリフト。
手をピキピキ、のフィニッシュ決まり、ベスト更新に納得
王詩玥(ワン・シーユエ Shiyue WANG)/柳鑫宇(リォウ・シンユー Xinyu LIU)(中国) RD:73.28(5)
「Trouble」「Blue Suede Shoes」エルビス・プレスリー♪ 青、黒ノースリーブ。ミッドナイトブルースから入り、レベル3獲得。大きなツイズル、キャッチフット姿勢がきれいなローテ―ショナルリフト。
男性がノースリーブなので、腋毛が気になったが、、、一応処理はしてあったような
ガブリエラ・パパダキス/ギョーム・シゼロン(フランス) RD:87.45(1)
「Made To Love」「U Move I Move」♪ ワインカラー。一糸乱れぬ高速ツイズル 流れるようなミッドナイトブルースとパターンダンスステップに見とれる。男性がハイドロブレーディングのような姿勢に女性を抱えていくカーブリフト、誰でもできる技術じゃない。
シーズンベストに喜ぶ。
アレクサンドラ・ステパノワ/イワン・ブキン(ロシア) RD:81.47(3)
「Everybody」「Monster」♪ 黒ホットパンツ、黒。女性が髪を後ろで三つ編み、珍しい。女性を肩で大きく回転させてから膝上に立たせるストレートラインリフト。ミッドナイトブルースでレベル4、出た ツイズルでレベル4を揃えられなかったのはやや取りこぼしか。
クラシックのイメージが強いこのカップルのヒップホップ、けっこう巧く踊ってた
マディソン・ハベル/ザカリー・ドナヒュー(アメリカ) RD:84.79(2)
「Nasty」「Rope Burn」「Rhythm Nation」ジャネット・ジャクソン♪ 黒、黒。ぐいぐいと進むステップ、腕を持ち足を絡めるステーショナリーリフトはユニーク。ミッドナイトブルースはレベル3だが、完成度は高い。カッコいいツイズルで締めくくる。シーズンベスト。
結果、パパダキス/シゼロンがトップに立ち、2位ハベル/ドナヒュー、3位ステパノワ/ブキンと80点台。4位グリーン/パーソンズ健闘、5位王/柳と70点台。6位ロパレヴァ/ブリソー、7位ミュラー/ディエク、8位スシース/フィーラス、9位陳/孫、10位モスケーニ/フィオレッティ。
概ね実力通りとなった感じ。フリーもこのまま行くのか
次はペア・ショートプログラム