Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

GPイタリア2021、エキシビションは23時から

2021年11月07日 20時22分57秒 | スポーツ

 大会が終わってほっと一息、選手も観客も楽しむ時間―エキシビション
 鍵山優真くんの7位から大逆転で盛り上がったフィギュアスケート・グランプリシリーズ2021第3戦イタリア大会、エキシビションには三原舞依・友野一希・鍵山優真と3人の日本勢が出演予定。
 出演者リストはこちらISUの大会サイトでTime Schedulesからダウンロードできる。



 全カテゴリの表彰式が22時から、続いて23時からエキシビション。明日仕事だからゆっくり見てもいられない。明晩のお楽しみかな


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GPイタリア2021男子FS

2021年11月07日 07時29分58秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2021第3戦イタリア大会男子フリージャッジスコア)。
 客席に"GET WELL SOON YUZU"の文字を出している観客がいた

<G1>
ガブリエーレ・フランジパーニ(イタリア) SP:55.09(12) FS:112.51(11) 合計:167.60(11)
 「Red Right Hand」「Ballad Of A Thin Man」「I'm A Man」♪  グレーベストに赤タイ。地元の大声援の中に登場、4サルコウ決まった 3アクセル+オイラー+2サルコウもなんとか、3アクセルややこらえて、3ループちょいオーバーターン。しかし3フリップ転倒、2回転になったルッツに無理やり3トウをつけて転倒
 最初の勢いが後半まで持たなかったが 若さいっぱいの19歳、これから

パウル・フェンツ(ドイツ) SP:57.17(11)
 棄権

ドミトリー・アリエフ(ロシア) SP:71.07(10) FS:146.60(8) 合計:217.67(9)
 アンソニー・ホプキンス「And The Waltz Goes On」♪ 赤ジャケ。4ルッツ挑んだが転倒。4トウ予定が3トウ+3トウに。3アクセル+オイラー+3サルコウは大丈夫。後半3アクセル単独、3ルッツ+2トウ入る。
 一つ一つポーズが美しいコレオ、優雅な雰囲気がワルツに似合う スピンのキャメル姿勢が安定せず、Vがついてしまった。今季後半持ち直すだろうか。

ピョートル・グメンニク(ロシア) SP:76.81(9) FS:149.95(7) 合計:226.76(8)
 ハチャトゥリアン「スパルタカス」♪ 黒にゴールド。冒頭に4トウを持って来て、次に4サルコウ+2トウ+2ループ、見事 次の4サルコウで転倒したが3フリップはステップの一部のように跳ぶ。イーグルからの3アクセルも決まった。
 ルッツが2回転になったが、次は3ルッツ+3ループでおお!とどよめき。今後は大人の表現力を身につけたい。

陳昱東(チェン・ユードン、Yudong CHEN)(中国) SP:78.79(8) FS:122.17(10) 合計:200.96(10)
 映画「グランド・ブダペスト・ホテル」♪ 白に青。4サルコウ、ややこらえたが着氷。4トウ転倒、アクセルは2回転に。3ループに2トウをつけ、3フリップにオイラー+3サルコウでリカバリー。
 しかし3ルッツ、3フリップでも転倒して計3回の減点4は痛い 面白い振付をさくさくこなしていたが

鍵山優真 SP:80.53(7) FS:197.49(1) 合計:278.02(1)
 「グラディエーター」♪ 黒系。冒頭の4サルコウ、回り過ぎを抑えるように着氷。3ルッツ、4トウ+3トウ決まった 3アクセル+オイラー+3サルコウもスムーズ。丁寧に大きくステップを踏んでいく。
 後半4トウ、これも抑える。3フリップ+3ループ、3アクセル、跳びきった イーグル連続、気持ちが入るコレオ。各姿勢をきっちり見せるスピン、観客の歓声の中でフィニッシュ、大きくガッツポーズ
 フリーの自己ベスト更新 昨日とは別人、ていうか、こっちが本当の僕

<G2>
友野一希 SP:83.91(6) FS:161.20(5) 合計:245.11(6)
 「ラ・ラ・ランド」♪ 青の解禁シャツ。ピアノを奏でる振付からスタート。ぞくぞくするような4トウ+3トウ、4サルコウ、4トウの連続、やった 生き生きとステップ、しかしフライングシットスピンで安定した回転に入れず 3アクセルでステップアウトして手をつき、次のアクセルがパンク 根性でもう1本3アクセルを跳んだ
 2つのスピンを今度はしっかり回って(笑) リンクを疾走するコレオ、ミュージカルのダンスシーンそのままに活力いっぱい、これぞ友野一希

デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:85.09(5) FS:163.35(4) 合計:248.44(4)
 プロコフィエフ「ロミオとジュリエット」♪ クリーム色シャツ黒ベスト。4サルコウ、きれいに跳び上がって、、、転んだ(転び方もきれいだが)。3アクセルはステップアウト、2本目をきれいに下りて2トウをつける。後半3フリップ+3トウ、3ルッツ+オイラー+3サルコウは幅も高さも十分で、4回転と同じくらい価値がある
 ロミオの苦悩を表すように情熱的なコレオ、スピンは彼の十八番。ベスト更新に

ミハイル・コリヤダ(ロシア) SP:92.30(4) FS:181.25(2) 合計:273.55(2)
 「シンドラーのリスト」♪ 白シャツ黒ベスト黒タイ。4サルコウ、やや抑えるように着氷。4トウ+3トウが完璧 3アクセル+2トウ、余裕。3ループや後半4トウでステップアウトがあったが、高さのある3アクセルに3ルッツ+オイラー+3サルコウでまとめた。
 端正なスケーティングで、すっと背筋が伸びている滑走姿勢に惚れ惚れする。キャメルスピンの足がぴんと伸びていて美しい

チャ・ジュンファン(韓国) SP:95.56(3) FS:152.18(6) 合計:247.74(5)
 プッチーニ「トゥーランドット」♪ 濃紺Vネックにゴールドのストーン。冒頭の4トウ、転倒 サルコウが2回転に。3フリップに1トウしかつけられず。。。
 しかし3アクセルにオイラー+3サルコウでリカバリー、2本目の3アクセルは着氷からきれいなツイズルに(羽生結弦みたい)。3ルッツが単独になったが、3フリップを+3ループにした
 リンクを大きく使うコレオはカーブを描くイナバウアーで。スケーティングも年々ダイナミックになっている。

ダニエル・グラスル(イタリア) SP:95.67(2) FS:173.33(3) 合計:269.00(3)
 「Interstellar」「Armageddon」♪ グレー系。地元の期待を一身に背負って登場。4ルッツ、下りてイーグルに 4フリップも決まる。4ループ+オイラー+3サルコウって 3アクセルは単独で。後半は3ルッツ+3トウ、3フリップ+3ループで攻めた。最後の3ルッツ決まって両手を突き上げる。
 大きなイーグルとイナバウアーで会場と一体になるコレオ。細かいところで一生懸命表現しようとしている。終わって感激の表情 点が伸び悩んだのは3つのqマークか、演技構成点か、、、

金博洋(ジン・ボーヤン、Boyang JIN)(中国) SP:97.89(1) FS:144.38(9) 合計:242.27(7)
 ホアキン・ロドリーゴ「Invocacion y Danza」/ラヴェル「ボレロ」♪ 赤黒に金。4ルッツ、回り過ぎを抑えながら着氷。4トウはステップアウトで手をついた。3アクセル+オイラー+3サルコウ、ちょっとステップアウト。
 2本目の4トウ、3アクセルと続けて転倒、3フリップと3ルッツ+2トウは決まった。
 ステップやコレオでは、しっかり表情でもアピールする。スピンは少し勢いが足りない感じだった。しかし、ギターの音が印象的な素敵な曲なので、ジャンプが決まれば盛り上がると思う

 結果、SP7位から大逆転で鍵山優真が優勝 2位コリヤダ、3位地元イタリアのグラスル。4位ヴァシリエフス、5位チャ・ジュンファン、友野一希が6位。金博洋7位、グメンニク8位、アリエフ9位。陳昱東10位、フランジパーニ11位となった。
 「目標は優勝」と言ってた鍵山くん、ショートプログラムが終わった時点ではまさかと思ったが、目標達成しちゃった この人は、なんだかこんなところがあって、不思議というか面白いというか これでファイナル進出のチャンスが出てきた。次のエントリーはフランス大会、今度はショート・フリーを揃えてほしいものだ

 面白かったイタリア大会。そして眠い

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GPイタリア2021ペアFS

2021年11月07日 04時42分11秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2021第3戦イタリア大会ペア・フリージャッジスコア)。

<G1>
アニカ・ホック/ロベルト・クンケル(ドイツ) SP:49.16(8)
 棄権

アリーナ・ペペレワ/ロマン・プレシコフ(ロシア) SP:52.72(7) FS:109.99(5) 合計:162.71(6)
 「Orpheus and Euridice - The duet I」♪ 薄水色からオフホワイト、白シャツ。レベル2だけどめっちゃ高い3ツイストから。3トウで女性が転倒したが、3サルコウは2人とも下りる。リフトを下ろすときに肩に乗せてから膝に手をつく逆立ち姿勢、魅せる。スロー3ループがきれいに決まったが、スロー3サルコウは転倒。フィニッシュまで時間ギリギリのデススパイラルとなった。

サラ・コンティ/ニコロ・マチイ(イタリア) SP:54.55(6) FS:98.17(7) 合計:152.72(7)
 「Billie Jean」♪ 青と黒、黒タートルネック。3サルコウ+オイラー+2サルコウを見事に決めて始まる。ツイストはまだ2回転。スロー3ループで両手をつき、3トウは男性が少し乱れた。スロー3サルコウが決まって拍手
 トウラッソーリフトは上げてそのまま下ろしてレベルB、技術的にこれからのペア。

レベッカ・ギラルディ/フィリポ・アンブロジーニ(イタリア) SP:60.89(5) FS:104.56(6) 合計:165.45(5)
 「Grande Amore」Il Volo/「Letters」♪ ワインカラーと黒のつなぎ。しっかり高さを出す3ツイスト、サルコウは女性が2回転に。スロー3ループはこらえ、スロールッツが1回転になった
 リフトのポジションはみんなきちんとしていてきれい。直前の組と比べると、ちゃんと距離も出ている。下ろすとき女性が男性の股下をくぐるなども。これから個性を確立していけるかな

<G2>
ユリア・アルテメワ/ミハイル・ナザリチェフ(ロシア) SP:61.90(4) FS:125.11(3) 合計:187.01(3)
 「Fire On Fire」「Chronos」♪ 赤に青。2アクセル+オイラー+3サルコウを見事に揃え、わりと縦回転に近い3ツイスト。3トウで女性が転倒、スロー3フリップでステップアウトしたが、スロー3ループで立て直した。リフトを下ろすところで女性が男性の靴に手をついて後転するのが面白い。

ニコール・デラ・モニカ/マッテオ・グアリゼ(イタリア) SP:65.12(3) FS:114.14(4) 合計:179.26(4)
 「ムーラン・ルージュ」♪ 白グレー黒のつなぎ。サルコウが2回転、トウループも2+2と、ジャンプ予定通りに行かず。スロー3ループも転倒 スロー3サルコウは両足着氷。リフトはどれも安心して見ていられるんだけど
 オリンピックまでに調子を上げてくるか。

彭程(パン・チェン Cheng PENG)/金楊(ジン・ヤン Yang JIN)(中国) SP:76.71(2) FS:135.15(2) 合計:211.86(2)
 映画「女帝[エンペラー](夜宴)」より♪ 薄紫、赤の呉服風。3サルコウ、ややこらえたが大丈夫。3トウ+2トウが完璧 スロー3ループはステップアウトだがスロー3サルコウはばっちり。デススパイラルはキャッチフット姿勢で。肩に乗せてから一旦前に抱えて、そのまま上げるリフトなど、アクロバティックな動きをスムーズにこなして歓声が上がっていた。
 彭程が誰かに似ていると思ったら、先日見てきた映画の主演女優・王菀之(イヴァナ・ウォン)だわ

隋文静(スイ・ウェンジン Wenjing SUI)/韓聰(ハン・ツォン Cong HAN)(中国) SP:80.07(1) FS:144.48(1) 合計:224.55(1)
 「明日に架ける橋」♪ 白から青、濃紺スタンドカラ―。片手上げ3ツイストの見事さ 3トウ+2トウ+2トウ、3サルコウと完璧に揃う。キャッチフットしてそのまま入るデススパイラル、足を絡めるスピン。スロー3フリップの大きいこと! スロー3サルコウは両足着氷になった。
 誰よりも美しいスプリットポジションのリフト。最後のリフトは片腕で逆立ち姿勢を支えたが、やや危なかったので左手を添えていた
 多少のミスがあっても、地元開催の五輪シーズンに相応しい、堂々たるプログラム。五輪で集大成を期待

 結果、優勝は隋/韓、2位彭/金と中国勢の1、2。3位にアルテメワ/ナザリチェフが入り、地元期待のデラ・モニカ/グアリゼは4位、5位ギラルディ/アンブロジーニ。ロシア勢もう1組のペペレワ/プレシコフが6位、コンティ/マチイが7位。
 隋/韓は2大会連続優勝でファイナル進出確定 

 次は男子フリー 友野くん鍵山くん、頑張れ~~~





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GPイタリア2021アイスダンスFD

2021年11月07日 02時58分26秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2021第3戦イタリア大会アイスダンス・フリーダンスジャッジスコア)。

<G1>
カロリーナ・モスケーニ/フランチェスコ・フィオレッティ(イタリア) RD:55.79(10) FD:85.04(10) 合計:140.83(10)
 ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」/「The Fire Within」♪ ブルーグレー、ネイビー。いたってオーソドックスな、奇をてらうところがないカップル。スピンから入り、ワンフットステップ。ツイズルで男性が少しバランスを崩した。ローテ―ショナルリフトはスプリットポジションで。片腕で横抱きにするステーショナリーリフトで終わる。
 これからどんな個性を身につけていくのかな

陳宏(チェン・ホン Hong CHEN)/孫茁鳴(スン・ジュオミン Zhuoming SUN)(中国) RD:62.37(9) FD:95.75(8) 合計:158.12(9)
 「オペラ座の怪人」より「All I Ask Of You」/「Overture」♪ ピンク、白。男性の膝の上に女性が膝を折って乗るステーショナリーリフトから。リンクいっぱいにサーペンタインステップ。女性の両手を持つスピニングムーブメント、肩から膝に乗るストレートラインリフトから、そのまま肩の上に横乗りのローテ―ショナルリフト。ツイズルもぴたり揃った。男性の足に女性が絡むようにスライディングでドラマチックに終わる。
 四大陸のときだったか、J SPORTS 4の放送で岡部由起子さんが「見るたびに上手になって」と褒めていたのを思い出す

カロラーヌ・スシース/シェーン・フィーラス(カナダ) RD:63.40(8) FD:100.46(7) 合計:163.86(7)
 「Hier Encore」「 La Boheme」シャルル・アズナヴール♪  ワインカラー、オフホワイトシャツにサスペンダー。ジャッジの前からコレオステップで始める。肩から膝上に立つストレートラインリフトから、首に両腕でつかまるローテ―ショナルリフト。ツイズルのときカメラが引いてたのでよくわからなかったでもレベル4揃ってた。
 全体にしっとりしたムードで統一されたプログラム、曲の雰囲気はよく出ている。

カタリナ・ミュラー/ティム・ディエク(ドイツ) RD:63.41(7) FD:95.56(9) 合計:158.97(8)
 「Run To You」「 I Will Always Love You」ホイットニー・ヒューストン/「Queen Of The Night」♪ 赤、白シャツに黒ベスト。コンサートMC風に始まり、スピンから。後ろ向きに抱えるローテ―ショナルリフト。バラードからアップテンポに変わってノリノリのコレオステップ、ツイズルの間は女性が男性の片足の下をくぐる。
 またバラードに戻って靴上に乗るリフト、回転させてから膝に乗せて手を離すストレートラインリフトはドキドキ しっとりスライディングで終わる。
 女性はロシア生まれで、練習もモスクワとドルトムントの両方だそうな。

エフゲニア・ロパレヴァ/ジェフリー・ブリソー(フランス) RD:67.31(6) FD:107.32(5) 合計:174.63(6)
 「Adagio In Sol Minores Mi 26」「Allegretto」♪ 紫系。距離の出るツイズルから、ポジション変化のスムーズなカーブリフト。互いの足を絡めるスピン、一瞬女性を高く上げてから一気に低い姿勢になって抱えるステーショナリーリフト。女性が横向きに飛び乗るローテ―ショナルリフト、最後は背中に乗せるダンスリフトで乗せたままフィニッシュ。
 いろいろ細かい工夫をさりげなくやっていて、なかなか技術が高い

<G2>
王詩玥(ワン・シーユエ Shiyue WANG)/柳鑫宇(リォウ・シンユー Xinyu LIU)(中国) RD:73.28(5) FD:111.31(4) 合計:184.59(4)
 「Kung Fu Piano: Cello Ascends」♪ 黒に赤。女性のポジションがきれいなスピンから。ツイズルもきれいに合う。カーブリフトは下ろすとき男性が膝をついて。コレオステップでは膝をついた男性の足の下を女性がくぐり、さらに後転、身長差を存分に活かしている。
 片足を持って上げていくリフト、片手と片足を持って振り回すスピニング、アクロバティックだけど品がある

キャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズ(アメリカ) RD:75.60(4) FD:102.66(6) 合計:178.26(5)
 「Violin Concerto No. 1 "EsoConcerto": II. Adagio」「Clouds, The Mind on the (Re)Wind」♪ ピンクと黒、ブルーグレー。モダンダンス的な構成。ツイズルの姿勢が独特。カーブリフトでは男性が片足滑走になる。連続して下ろしたところで女性が転倒 曲がアップテンポになって勢いよくミッドラインステップ。ローテ―ショナルリフトの女性のポジションも一瞬目を引く。
 じっくり見せるコレオステップで終わる。ミスはあったが、他のカップルで見ないような雰囲気が面白い リフトの時間オーバーの減点が惜しい。

アレクサンドラ・ステパノワ/イワン・ブキン(ロシア) RD:81.47(3) FD:120.71(3) 合計:202.18(3)
 「We Have A Map of the Piano」「A Time For Us(「ロミオとジュリエット」より)」 ♪ ピンクベージュ、紫。互いにキャッチフットするスピンから、一瞬背中に乗せてからのツイズル。カーブリフトは女性が男性の肩を足で挟むようなポジション。コレオツイズルでは得意のシット姿勢を見せる。
 女性が男性の腰を抱えるようにして、男性がしゃがんで片足になるストレートラインリフト、めっちゃ難度高そう 思い入れたっぷりのコレオステップで終わる。なかなかいいプログラム

マディソン・ハベル/ザカリー・ドナヒュー(アメリカ) RD:84.79(2) FD:123.11(2) 合計:207.90(2)
 「Drowning」♪ ラベンダー色、紫。滑らかなスピンから、女性をまっすぐ頭の上に持ち上げてから肩に乗せるリフト アイスダンスのルールぎりぎり カーブリフトでは女性が男性の背中に絡みつく。ツイズルの細かい回転がきっちりと合う。ラストは女性が両手で男性の首にしがみついてのスピニング。
 しっとりと大人のプログラム

ガブリエラ・パパダキス/ギョーム・シゼロン(フランス) RD:87.45(1) FD:132.61(1) 合計:220.06(1)
 フォーレ「エレジー」♪ ゴールド、赤。所作の美しいワンフットステップ、女性を逆さまにホールドするストレートラインリフト。ツイズルは合間の振付までぴたりと音に合う。ハイドロブレーディングの姿勢でカーブリフト。つなぎのように簡単にローテ―ショナルリフト。足を絡めるコレオリフト。
 ただ美しい、それを堪能するだけ。何も要らない。。。

 結果、リズムダンスとほぼ変わらない順位で、優勝はパパダキス/シゼロン、2位ハベル/ドナヒュー、3位ステパノワ/ブキン。王/柳が4位、グリーン/パーソンズが5位。ロパレヴァ/ブリソー6位、スシース/フィーラス7位、ミュラー/ディエク8位。陳/孫9位、地元イタリアのモスケーニ/フィオレッティは10位だった。
 次はペア・フリー

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GPイタリア2021女子FS

2021年11月07日 01時16分17秒 | コンサートレポ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2021第3戦イタリア大会女子フリージャッジスコア)。

<G1>
ルクレツィア・ベッカーリ(イタリア) SP:53.35(12) FS:94.94(12) 合計:148.29(12)
 「小雀に捧げる歌」♪ 黒にストーンで花模様。最初の3フリップ+2トウはまあ良かったが、ループが1回転になってしまう。3ルッツ+オイラー+2サルコウを頑張った。後半2アクセルで転倒。
 スケーティングがそんなによく滑ってない感じだが、感情表現は豊か。

ララ・ナキ・グットマン(イタリア) SP:54.83(11) FS:103.74(11) 合計:158.57(11)
 リムスキー=コルサコフ「シェヘラザード」/「The Garden of Sherazade」♪ 黒にゴールドのストーン。右回りの選手。両手上げ3ルッツ+オイラー+片手上げ2サルコウを下りて歓声が上がる。イーグルから3ループはステップアウト、片手上げ3フリップや片手上げ3ルッツはきれいに入る。
 ゆったりと丁寧に大きくターンやイナバウアー、スパイラル姿勢を見せていくコレオで拍手が起こる。カロリーナ・コストナーのような選手になれるかな

ニコル・ショット(ドイツ) SP:58.33(10) FS:108.87(10) 合計:167.20(10)
 「Rain, In Your Black Eyes」♪ 黒にターコイズブルー。冒頭の3フリップはステップアウト。次のジャンプを3トウ+3トウに変更。3ループは単独になった。2アクセルは自信があるようで、下りた後のつなぎとか、コレオの出たところに決めて点を稼ぐ。後半3サルコウ+2トウを2つ。
 曲がじわじわ速くなっていくところで盛り上げていくステップ、ジャンプが決まれば悪くないプログラムだと思う。

ソフィア・サモドゥロワ(ロシア) SP:58.68(9) FS:121.91(7) 合計:180.59(7)
 「ムーラン」♪ 赤と黒。久しぶりに彼女を見た シニアデビュー当時は片手上げジャンプ連発でGOEを稼いでいたが、そこは健在。3ルッツ、3フリップ、3ループ、2アクセル+オイラー+3サルコウ、後半2アクセル+3トウなど。コレオは何をしてた?と印象に残らなかったが ボーカルのパートで気持ちを込めてステップ。
 あまり体が柔軟ではないのか、ビールマンスピンもI字スピンも一応という程度。それでもかなり復活してきた。

朱易(ジュー・イー、Yi ZHU)(中国) SP:60.00(8) FS:111.25(9) 合計:171.25(9)
 「サンセット大通り」♪ ワインカラー。きれいな2アクセル+3トウから。3フリップは単独で、3ループ+オイラー+2フリップを決める。3ルッツ転倒、トウループでパンクと崩れかけたが、大きなスパイラルのコレオの後に3ループを落ち着いて決めた。
 全体に癖のないオーソドックスな技術。体力がまだ少し足りないかな

キム・イェリム(韓国) SP:62.78(7) FS:130.72(6) 合計:193.50(6)
 プッチーニ「トゥーランドット」♪ ワインカラーにゴールド。両手上げ3ルッツ+3トウ、高い 2アクセル+3トウも鮮やか。くるくるターンからのループがパンク しかしミスはそれだけ。3フリップ、両手上げ3ルッツ単独、3サルコウ+2トウ+2ループと後半もよかった。
 イナバウアー、スパイラルのコレオから2アクセル、「誰も寝てはならぬ」の旋律でステップを踏んでいく。シットスピンでフィニッシュ。
 今日は伸び伸びと、本来の滑りだったかな

<G2>
イム・ウンス(韓国) SP:67.03(6) FS:112.55(8) 合計:179.58(8)
 「エデンの東」「Searching for Eden」♪ ベージュからこげ茶。3ルッツ+3トウ下りた、と思ったら転倒 3フリップはオーバーターン。ループでパンクすると励ましの拍手が起こるが、3ルッツ+2トウ+2ループで立て直して大きな拍手をもらう。スパイラルのコレオ、後半3サルコウがきれい。
 出来は不本意だろうけど、素敵なスケーターであることに変わりはない

三原舞依 SP:70.46(5) FS:144.49(4) 合計:214.95(4)
 「Fairy of the Forest」「Galaxy」♪  薄紫薄緑。自身を抱きしめるポーズでスタート、3ルッツ+3トウ、滑らか。2アクセル、3フリップ、3サルコウと流れの止まるところがない。2アクセル+3トウ、3ルッツ+2トウ+2ループ、3ループと乱れなし。
 よくスピードに乗り、軽やかに舞っていくステップから、大きなスパイラルの連続コレオ。きれいなヘアカッターからビールマン
 ただ一緒にその世界に浸るだけでいい、心地よいスケーティング。スケートカナダに続いてのノーミスに、ガッツポーズで跳びはねる 得点を見てさらに大喜び またベスト更新。
 敢えて今後の課題を考えるとしたら、腕や指先の使い方だと思う。ただふんわりさせているだけでなく、びしっと形を作ったり、だらんとしたり、めりはりをつけるだけでも、低めに感じられる演技構成点が上がっていくと思う

宮原知子 SP:70.85(4) FS:138.72(5) 合計:209.57(5)
 プッチーニ「トスカ」♪ ワインカラーのワンショルダー。3ルッツ+3トウ、着氷。2アクセル、3ループ、乱れなし。大きな表現のコレオを挟んで3サルコウ。後半3フリップ+2トウ+2ループ頑張り、3ルッツを決める。最後の2アクセル+3トウ、きっちり
 クライマックスのステップ、盛り上がっていく。イタリアの観客が堪能している 最高に美しいレイバックスピン。
 お帰り、ミス・パーフェクト qや回転不足で得点は伸びきらなかったけど、そんなの関係ない

アンナ・シェルバコワ(ロシア) SP:71.73(3) FS:165.05(1) 合計:236.78(1)
 「Ruska」「巨匠とマルガリータ」/モーツァルト「ラクリモーサ(レクイエム)」♪ 赤紫、裾に白。4回転は冒頭のフリップのみだが、両手上げ3ルッツ+3トウはじめ、後半両手上げ3ルッツ+3ループ、両手上げ3フリップ+オイラー+3サルコウなど隙なし 体もよく動いて一歩がよく伸びる。無理しないほうが点が出るということか。

マイア・フロミフ(ロシア) SP:72.04(2) FS:154.31(2) 合計:226.35(2)
 「ブエノスアイレス午前0時」アストル・ピアソラ/「ロクサーヌのタンゴ」♪ 黒にオレンジの差し色。両手上げ4トウ+2トウ、両手上げ4トウで度肝を抜く 両手上げ3ループはちょっとステップアウトしたが、3ルッツ+3トウ、3フリップ+オイラー+3サルコウ、3ルッツと両手上げまくり
 コレオではハイドロブレーディングも。スピンはすごく上手というほどでは

ルナ・ヘンドリクス(ベルギー) SP:73.52(1) FS:145.53(3) 合計:219.05(3)
 「Andromeda (Psytrance)」「Spirits」「Lost Dessert」「Mizmar vs Violin」「Arabian Night」♪ ピンクベージュにゴールドのストーン。ショートプログラム1位で堂々の最終滑走。両手上げ3ルッツ+3トウ、両手上げ3フリップ、イーグルからの2アクセル、どれも安定している。エキゾチックなパーカッションに乗るステップ、ぞくぞくさせてくれる。
 後半も両手上げで攻めまくり 3ルッツ+2トウ、3フリップ+2トウ+2ループ。3サルコウは上げない ビールマンの姿勢、スパイラルやスライディングのコレオなども美しかった。
 ノーミスで終わって笑顔でコーチの兄ヨリクとハグ、キス&クライで得点と順位を見て嬉し涙 グランプリシリーズ初メダル確定

 結果、優勝はシェルバコワ、2位フロミフ、3位ヘンドリクス。4位三原舞依、5位宮原知子、6位キム・イェリム。サモドゥロワ7位、イム・ウンス8位、朱易9位、ショット10位。地元イタリア勢はグットマン11位、ベッカーリ12位となった。
 今日は仮眠で寝坊せず、ちゃんと見た甲斐があった
 続いてアイスダンス・フリー


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