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GPイタリア2021男子SP

2021年11月06日 06時12分58秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2021第3戦イタリア大会男子ショートプログラムジャッジスコア)。

<G1>
陳昱東(チェン・ユードン、Yudong CHEN)(中国) SP:78.79(8)
 「Yearning For The Peace」「Swift Sword」♪ 黒。高い4サルコウ、いきなり決まった 3ルッツ+3トウ安定、3アクセルは転倒。カンフーの動きを取り入れたつなぎやステップ、レベルも取れている。177cmと長身の17歳、次世代のエースと期待されているようだ。
 自己ベスト大幅更新

パウル・フェンツ(ドイツ) SP:57.17(11)
 「Wire to Wire」♪ グレー系。冒頭のトウループは4回転予定が3回転になって転倒、3アクセルも転倒 3ルッツはなんとか2トウをつける。
 ジャンプ失敗のせいだけでなく、なんとなく目玉がない感じのプログラム。ステップが一番いいところなのかな。

ガブリエーレ・フランジパーニ(イタリア) SP:55.09(12)
 「Wild」♪ 黒。冒頭のサルコウが3回転でステップアウト、3アクセル転倒。ルッツが2回転でオーバーターンしたが、なんとか3トウにつなげた。ブノワ・リショーの振付は曲とよく合っていた。
 今季のネーベルホルン杯で83.11を出しているだけに、悔しそう

友野一希 SP:83.91(6)
 「ニュー・シネマ・パラダイス」♪ 水色から青。振付はミーシャ・ジー。冒頭の4トウ、着氷!やや間が空いたが2トウをつける。4サルコウはなんとか抑えた。3アクセルは目の覚めるよう 勢いよく飛び出していくステップは、魂を開放するよう。
 本人はもう少しできた、、、と思っているかな 調子は悪くない

ミハイル・コリヤダ(ロシア) SP:92.30(4)
 チャイコフスキー「くるみ割り人形」♪ 赤系の王子様風。シャープな4サルコウ+3トウ 4トウは転倒したが、イーグルからの3アクセルを決める。スピンのキャメル姿勢、フライングからのシット姿勢、どれもあるべき形をきっちり見せてくれる ステップも所作の一つ一つが美しい。
 さすがの貫禄!

ピョートル・グメンニク(ロシア) SP:76.81(9)
 「Leave a Light On」♪ 黒。見事な4サルコウ+3トウを決めた イーグルから入った4トウ転倒、3アクセルは手をついてステップアウト、なんとか転倒を免れる。
 スピンで面白い姿勢、捩じった低い姿勢から上に伸びていくのが面白い。世界ジュニア3位になった頃はまだ少年だったが、181cmと背が伸びてすっかり大人っぽくなった。

<G2>
デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:85.09(5)
 「Sarakiz: II. Romanza」「The Battle Drums」♪ 黒と紺、髪はポニーテール。ふわっと柔らかく跳び上がる3フリップ+3トウ、きれいな3アクセルが入る。キャメルスピンはぴんとした姿勢で、きれいなチェンジエッジ。後半3ルッツ、こちらも高い。女子がやるようなI字スピンも。
 髪を振り立てながらドラムの音とシンクロしていくステップも良かった 最後に一瞬バランスを崩して両手をついたのが転倒と見做されてしまった

チャ・ジュンファン(韓国) SP:95.56(3)
 「Fate of the Clockmaker」「Cloak and Dagger」♪ 黒。"effortless"な美しい4サルコウから、3ルッツ+3ループもしゅっ!と決まった クリムキンイーグル、スライディングからそのままフライングキャメルスピンへ。3アクセルはややこらえた。
 ストリングスに合わせて伸びやかなステップ、笑顔のフィニッシュ。

金博洋(ジン・ボーヤン、Boyang JIN)(中国) SP:97.89(1)
 「グリーン・デスティニー」♪ 白に青。4ルッツ+3トウ、久々に入った 4トウも入る。イナバウアーなども見せてから3アクセル、しっかり着氷。
 スピンでは少しトラベリング気味だが 復調しつつあるところを見せてきた。

ドミトリー・アリエフ(ロシア) SP:71.07(10)
 「Pilgrims on a Long Journey」♪ ブルー。冒頭の4ルッツで転倒、次のトウループが3回転になり、とりあえず3トウにつなげる。アクセルが2回転に
 スピンもレベルは取れるが、特別個性がある感じではない。スケーティングそのものはきれいだと思うが…

ダニエル・グラスル(イタリア) SP:95.67(2)
 「Nureyev(『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』より)」♪ グレー。4ルッツ、高々と舞って下りた 3ルッツ+3トウ入り、3アクセルややこらえたがイーグルにつなげる。感情を溢れさせるステップでレベル4、左の肩越しにキャッチフットするキャメル姿勢のスピン、足を抱えるアップライト姿勢。終わって大きくガッツポーズ
 大きく自己ベスト更新して盛り上がるキス&クライ

鍵山優真 SP:80.53(7)
 「When You're Smiling」マイケル・ブーブレ♪ 紺の開襟シャツ。ぱんぱんと足を叩いて登場。冒頭の4サルコウで大きくステップアウト、次のトウループが単独3トウになり、コンビネーションにできず 3アクセルは軽やかに決まった。
 跳ねるような動きなど細かい工夫が楽しいステップは躍動感がある(レベル3止まりなのが惜しい)。全体で3番目の演技構成点のおかげで80点には乗せた。

 結果、金博洋がトップに立ち、2位地元イタリアのグラスル、3位チャ・ジュンファン、4位コリヤダまでが90点台。5位ヴァシリエフス、6位友野一希。鍵山優真はまさかの7位でフリーは前半から。8位陳昱東、9位グメンニク、10位にアリエフ、11位フェンツ、12位フランジパーニ。
 フリーで友野、鍵山がどこまで順位を上げられるか


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