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GPS2014NHK杯男子フリー

2014年11月29日 22時48分01秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第6戦NHK杯男子フリージャッジスコア)。

ジョシュア・ファリス(アメリカ) SP:58.35(11) FS:111.53 合計:169.88
 「シンドラーのリスト」♪ 白からグレーまでのグラデーション衣装。どうしちゃったんだろう、、、というくらいジャンプが入らず、まともに入ったのは冒頭のトリプルアクセルだけ(片手つき)。4回転の転倒は仕方ないとして、ルッツやフリップ、サルコウまで1回転や2回転になったのは痛い。あまりの口惜しさに終わって涙ぐんでいた ジェイソン・ブラウンとジュニア時代争っていた選手だが、シニアに上がってから苦労してるみたい。

ロス・マイナー(アメリカ) SP:63.36(10) FS:142.00 合計:205.36
 アンドレア・ボチェッリ「ロマンツァ」♪ NHK杯ではおなじみの選手、ワインカラーのシャツで登場。序盤4回転サルコウが3回転で下りてしまい、トリプルアクセルが単独になったが、後半トリプルアクセルに2回転トウループをつけられた。ルッツからの3-1-3もサードジャンプのサルコウを2回転にしたので無効になる心配はない。
 ベストではなくても、できるだけのことはできた感じ。スケーティングと姿勢がきれいで、ゆったりした曲によく合っていた。

キム・ジンソ(韓国) SP:65.69(9) FS:131.51 合計:197.20
 「レジェンド・オブ・フォール」♪ 今日が18歳の誕生日 まずトリプルアクセル+2回転トウループを膝を深く曲げてしっかり着氷、後半にもトリプルアクセルが決まった。ループとサルコウが2回転になってしまい、ダブルアクセルを3連続コンビネーションにしようとしたが、2回転トウループをつけるのがやっとだった。ステップとコレオシークエンスの途中で変わる曲調に合わせて、強さと柔らかさを表現しようと頑張っていた。

ジェレミー・テン(カナダ) SP:65.81(8) FS:137.46 合計:203.27
 「ハレルヤ」♪ ゴールドに透ける生地を重ねた衣装。冒頭に4回転トウループを着氷、トリプルアクセルも決まった。コンビネーションジャンプで転倒、少し着氷が乱れたジャンプがあったが、しっとりと雰囲気を出して滑りきった。
 ジャンプの着氷でもう少し流れが出るといいんだけど^^;

エラジ・バルデ(カナダ) SP:67.50(7) FS:145.00 合計:212.50
 「Barrie San Miguel」「Galicia Flamenca」「Jumpin' Jack」♪ 黒に赤の縁取りで深いVネック。最初に4回転トウループ、ルッツから3-3、トリプルアクセルとしっかり入る。スローなつなぎの“ため”も音にはまり、パーカッションにのったコレオシークエンスも情熱的に。フリップが2回転になった以外はミスなく、自己ベスト大幅更新

イヴァン・リギーニ(イタリア) SP:70.27(6) FS:125.95 合計:196.22
 「マイ・ウェイ」「L.O.V.E.」「君の瞳に恋してる」♪ 超!有名曲メドレー 4回転トウループ、トリプルアクセル、ループと転倒が出てしまったが、手拍子をもらいながらのステップは楽しげ。両手上げルッツが決まってよかった。

羽生結弦 SP:78.01(5) FS:151.79 合計:229.80
 「オペラ座の怪人」♪ 白に黒襟、ブルー系のフリルに金をあしらった新しい衣装で登場。4回転サルコウが2回転に、4回転トウループは3回転で転倒。6分間練習では4回転が決まった映像も流れたので惜しかった。
 後半にトリプルアクセル+3回転トウループを跳んだが、4回転トウループが3回転になっているので、このまま予定通り跳ぶとトウループ、アクセル、ルッツと3回転が3種類になってしまう と思ったら次のアクセルがシングルに。
 もしトリプルアクセルから3連続が跳べてたら、最後のルッツを2回転にするか、ダブルアクセルにしないと無効になるところだった。このあたりもシミュレーションしておいたほうがいいのかな。

セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア) SP:78.93(4) FS:157.72 合計:236.65
 「It's a Men's World」「Come Together」「At Last」「Big Time Boppin’ (Go Man Go)」♪ 革ジャンっぽい衣装 4回転トウループ+3回転トウループ、トリプルアクセル+2回転トウループと、ばっちり決める。ルッツが2回転になっただけでほかにミスはない。着氷姿勢がいまいちなジャンプもあるけれど^^; 
 とりあえずトップに立って笑顔。

村上大介 SP:79.68(3) FS:166.39 合計:246.07
 ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」♪ ブルーのグラデーション。4回転サルコウ2本が決まると波にのり、トリプルアクセル2本もしっかり。後半に入ってもジャンプに乱れなく、キレのある動きが続く。コンビネーション予定のルッツが単独になったが、元々ルッツはこれ1本なので問題なし。最後のジャンプが決まった瞬間ガッツポーズ、スピンもレベル4をそろえた完璧なプログラム。
 終わって思わず顔を覆って喜んだ もちろん自己ベスト大幅更新でトップに立つ。

ジェレミー・アボット(アメリカ) SP:81.51(2) FS:148.14 合計:229.65
 バーバー「弦楽のためのアダージョ」♪ シンプルな赤。スケーティングのなめらかさ、スピード感、柔らかな音楽と重なりあう。4回転トウループは3回転に、トリプルアクセル1本は決まり1本はステップアウト。最後のルッツが2回転になったのが、この得点につながってしまったか スピンのレベルが2と3だったのも響いたかも。演技構成点はトップだったけど

無良崇人 SP:86.28(1) FS:148.16  合計:234.44
 「オペラ座の怪人」♪ 右手は白、左手は黒の手袋で燕尾服。冒頭の4回転はちょっとステップアウトしたが、2本目をしっかりコンビネーションにした。トリプルアクセル1本目がシングルになってあせったが、2本目が入ってほっ 後半3-1-2や3回転ルッツは大丈夫。力強いコレオシークエンスを見せてくれた。
 得点にはちょっと 転倒した4回転トウループが回転不足、着氷が乱れたフリップがダウングレードになったのが痛かった。

 結果、村上がGPS初優勝、2位にヴォロノフ、3位無良、4位羽生、5位アボット。6位バルデ、NHK杯は2度3位になっているマイナーが7位。
 ファイナルに進出を決めたのは、26ポイント(1位+3位)の無良、26ポイント(2位+2位)のヴォロノフ、22ポイント(2位+4位)の羽生。羽生は僅差だが4位になったことで、ファイナルへの切符を手にした。

 “3M”なんて呼ばれ方をしてた時期もある、町田樹・無良崇人・村上大介。町田がオリンピック出場で抜け出し、無良が四大陸やGPS優勝にファイナル進出と追いつきつつあるところで、村上もついにGPS優勝、開花のときを迎えたかも

 明日はアイスダンスのフリー


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