ブリジストン（株）、ヤマハ（株）、日本信号（株）、 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
人事院人材局 、大阪ガス、京都産業大学、NTTコムウェアの面々が
共同研究している教育に関して、
意見が欲しいとのことで、
わざわざ東京から学院を訪問してきた。
風邪のせいで、体調が盤石でなかったこともあって、
頭がスムーズに回転しないままではあったが、
松山、山本、和田の三名のスタッフにも講義のアシスタントをお願いして、
僕なりの教育理念、哲学を３時間あまり講義した。
さすがに業界の最先端で日本を分析し、
卓越した頭脳を持った面々であるだけに質問もするどい。
多様な視点から、日本人の全体像を俯瞰して、真理を追究しようとする。
数千年の歴史の中から培った日本のブレインが、
歴史のどこかで壊された。
意図的に軌道修正、部分破壊された。
それでも、日本人の遺伝子を信頼し、
本来の姿を取り戻し、新しい時代を否定することなく、
歴史や文化も否定することなく、
全てを習合還元して、これからの教育の中に巧みに取り込むことにより、
より豊かな日本社会が見えてくるような気がする。
より豊かな日本社会の構築が国際社会に対する最大の貢献となる。
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世の中は理解できない事ばかりだ。 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ナイフを持ち歩くと犯罪を起こすからと
全てのナイフを取り上げてしまった。
事故を起こすといけないからと、
美しい景観を全てコンクリートの壁と柵で覆ってしまった。
火事になるからと、焚き火を禁じてしまった。
溺れるからと、至る所が遊泳禁止だ。
つい最近まで楽しめた活動が、立て続けに禁止となっていく。
期限切れの食品は扱ってはいけないと、
食物を当たり前のように大量に廃棄している。
お金にならない魚や野菜が捨てられていく。
でも、僕らは、知らず知らずのうちに、
こんな矛盾や愚考を当たり前のことと受け入れてしまっている。
間違った豊かな社会だ。
騙されてはいけない。
ナイフを取り上げるのではなく、正しく使う事を教え、
壁や柵を造るのではなく、危険に対する自己責任を体で教え
火を扱う事の大切さ、食の文化、物の大切さなどなど、
生きるための知恵は、とても大切な教育だ。
肝心要の人間基礎力だ。
誰かに都合の良い、誰かが得をする、まやかしの正義、
偽善にも等しい、人間が自立できないような管理教育が横行している。
こんな間違った管理教育が、
逆に多くの犯罪者を生み出す要因となる。
軟弱、危険、そして欲求不満溢れる人間を創る要因となる。
新聞紙上を賑わす事件となる。
人間は、自らの頭を使い、手足を動かし、
見聞きし、体で感じて、初めて人間になる。
見えない権力者たちは、
我々人間を、野生で生きていけないような、
動物園の檻の中の動物にしようとしている。
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知識には三つの種類がある。 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
１．どうでもいい知識
２．あると便利な知識
３．ないと生きていけない知識
もちろん、知識が人間を創るわけだから、無駄になる知識は何もない。
知識は全て人間の財産だ。
しかし、よくよく考えて欲しい。
世の中が専門化し過ぎて、
専門家の独占社会になっている。
素人は、何も考えなくてもよいシステムになっている。
普通の人は、ただお金を出して、
物を買えばよいシステムになっている。
コンピュータは便利だが、コンピュータを造れる人は限られている。
肉は大好きだが、狩猟する人、豚や牛を解体する人は限られている。
魚すら料理できない人がほとんどだ。
いらなくなれば捨てて、新しい物を買うシステムに組み込まれている。
出来上がった物を買うシステムの中で生かされている。
だから、お金を手にするための知識さえ手に入れれば
生きていけると思い込んでいる。
一番大切な知識は完全になおざりだ。
今、僕らが学ばなければいけない知識は、
コンピュータが教えてくれない知識だ。
どうでもいい知識も
あると便利な知識も必要だが、
本当に必要なのは、
ないと生きていけない知識だ。
ないと生きていけない知識とは、
家を建てるときの柱のようなものだ。
お金を超越する知識だ。
頭だけが考えるのではなく、
体全部を使う知識だ。
大自然に優しい知識だ。
特殊な専門知識ではないが、
何でもできる知識だ。
人間らしい知識だ。
これら全てを、ないと生きていけない知識と言う。
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仏教の教えに貪（とん）・瞋（しん）・癡（ち）の ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
三毒というのがある。
貪は、妬むこと。
瞋は、怒ること。
癡は、愚痴ることである。
妬む毒、怒る毒、愚痴る毒、この三つの毒を取り除くと、
ネガティブな濁った心が浄化され、
物事を良い方に良い方に考えられるようになる。
毎日の生活の中に、心して、取り入れたいのが、
妬（ねた）まない。
怒らない。
愚痴らない。
この三毒追放である。
三毒を追放すると、そんなに無理なく暗闇から開放される。
毎日を有意義に生きるために・・・・。
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昨日、「先生！明日は僕らの成人式だ」と、
三人の昨年度の卒業生（第３３期）が学院を訪れた。
凛々しい笑顔だ。
目標は、三人ともアメリカの大学を卒業し、望む人生を謳歌することだ。
成人式の歴史は意外と新しい。
戦後、意気消沈した日本人に青春の希望をとの思いから始まったのが成人式だ。
せいぜい６０余年の歴史だ。
遠い昔に行われていた、厳格かつ厳粛な１５歳の元服の儀式とは、
その臨む姿勢が全く異なる。
美しい日本人と言われていたころの若者は、
厳しいしつけと試練の中から、
男子は、研ぎ澄まされた青春の形を日本刀の鋼（はがね）のように
剛・明・直の輝きを持って成人を迎えた。
女子は、気高く、貴賓を持って、優しく健やかにと
美しく成人式を迎えた。
悲しいかな、昨今の成人式の中からそんな若者を見つけるのは難しい。
学院卒業生諸君の笑顔には、そんな凛とした大和魂が見えた。
Boys be ambitious.
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