あなたの宗教は何かと問われても答えようがない。新渡戸稲造は武士道と答えた。たいていの日本人は神道と答える。なんとなくそんな気がするからだ。神道の全ては大自然と共にある。日本人は、遺伝子的に、自然と共存しないと生きてはいけない民族だ。森も川も、海も空も、神々で溢れている。八百万(やおろず)の神々である。春夏秋冬と季節の移り変わりが、生きることに疲れ果てた心の曇りを洗い流してくれる。神々の力をして、大自然の息吹が心を癒してくれるからだ。「吾妻鏡」や「大鏡」と、歴史の世界の中でも、遠い昔から鏡はしっかりと生きていた。神々を追い出してはいけない。自然を破壊してはいけない。冒涜だ。神々の怒りに触れる前に、神棚の鏡を覗いてみよう。本当の日本人の心が見えるかもしれない。本当の自分の姿が見えるかもしれない。僕自身も特別な宗教を信じているわけではないが、紫式部(源氏物語:少女の巻)が教えてくれた大和魂という考え方の中に生きている日本人の美しい心を信じて生きたい。鏡の中に見える大和魂は、あの戦争の時代の忌まわしい過去の大和魂とは異なる。
あなたの宗教は何かと問われても答えようがない。新渡戸稲造は武士道と答えた。たいていの日本人は神道と答える。なんとなくそんな気がするからだ。神道の全ては大自然と共にある。日本人は、遺伝子的に、自然と共存しないと生きてはいけない民族だ。森も川も、海も空も、神々で溢れている。八百万(やおろず)の神々である。春夏秋冬と季節の移り変わりが、生きることに疲れ果てた心の曇りを洗い流してくれる。神々の力をして、大自然の息吹が心を癒してくれるからだ。「吾妻鏡」や「大鏡」と、歴史の世界の中でも、遠い昔から鏡はしっかりと生きていた。神々を追い出してはいけない。自然を破壊してはいけない。冒涜だ。神々の怒りに触れる前に、神棚の鏡を覗いてみよう。本当の日本人の心が見えるかもしれない。本当の自分の姿が見えるかもしれない。僕自身も特別な宗教を信じているわけではないが、紫式部(源氏物語:少女の巻)が教えてくれた大和魂という考え方の中に生きている日本人の美しい心を信じて生きたい。鏡の中に見える大和魂は、あの戦争の時代の忌まわしい過去の大和魂とは異なる。