学院の授業の風景のひとコマを見て頂きたくて公開授業を開催した。テーマは「薩摩は英語ができる」である。スピーチ・コミュニケーション、環境学、同時通訳技法の三コマを披露した。若者が学問を心から楽しんでいる風景が、見学に来てくださったみなさんの心を揺さぶった。
入学してまだ4ヶ月の学院生だが、英語力の進歩は目を見張るものがある。英語力だけではない。もっと大切な学問の力が、飛躍的に向上していると確信した。人間力である。これからの時代、最も難しく、もっとも重要な学問は、人間力の養成である。
文明開化の時代に、薩摩は英語ができた。薩摩は、英語力に人間力が加わって、日本を変え、世界を動かした。
後期の授業も楽しみです。
昨今では、「誰でもよかった」という理由で殺人を犯したり、
サイト上で犯罪仲間を作ったり、女子中高生では「プロフ」
というネット上で自分の好みの条件にあった「トモダチ」を作り、
気に入らなかったから「削除」までしてしまうらしいです。
人はデータではない。
育ちも、年齢も、趣味も、思考も違う仲間だから気づくことがある、
気づかされることがある、絆が生まれるのだと思います。
「トモダチ」や「仲間」を選ぶことより、偶然と言う必然の出逢いを
大切にして、壁にぶつかったり、優しさを知ったりしていくことで
人間力もつくのではないかと常々考えさせられます。
私の人間力はまだまだですが、この学院で素晴らしい仲間や先生と
あと半年出来るだけレベルアップできるよう磨いていきたいものです。
そして、将来はそういう場に触れられなかった人に温もりを分けてあげられるように
なりたいと思います。