KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

アジアにもっと目を向けて ~その2~

2016-01-27 16:55:07 | 日記

前回のクアラルンプールに続いて
今回はベトナムはホーチミンだ
案内役は学院第33期卒業生のカフカこと
和田由紀子さんだ
和田さんはイギリスの大学を卒業後
ベトナムの会社に企業カウンセラーとして勤務している
町中では
至る所で日本からの会社の代表と思わしき人々が挨拶してくる
ホーチミンの顔役と言う感じだ
通りには
至る所に旧ソ連のハンマーとカマをモチーフにした
共産党の赤旗が翻っていた
ベトナムは限りなく共産主義に近い社会主義国だ
ベトナム戦争の残虐な爪痕が国立戦争記念館に残っていた
内臓が飛び出し
首がちぎれて
肉片が散らばっている写真
罪のない一般市民の虐殺と拷問
トドメは枯れ葉剤をバラまかれ
人間の身も心も破壊していった
戦争の地獄を
これでもか?これでもか?と見せつけていた
韓国で見た戦争記念館の
何十倍もの真実の地獄絵図の写真だ
ベトナムもマレーシアのように
タイのように
王族の君主制で生きていた遠い昔のほうが
本当の意味の豊かさを持っていたのかもとフッと思った
お札に並ぶたくさんの0(ゼロ)
1万ドンのお金は大金と思ったが
50円程の価値しかない
マレシアと比べてかなり貧しい
共産主義はなぜ国民を貧しくするのか
労働者階級の人々が戦って政権を手にした国のはずなのに
結局は
教育の貧困が全ての原因のような気がした
町中を無秩序に走行する二輪車の大群
忍者のように
めちゃめちゃに走ってくる車やオートバイの間を
平然とすり抜けて道路を横断する人々
日本ではありえない風景だ
さらに
本当のベトナムを見たくて
メコンデルタまで足を向けた
あのカンボジアで見た水上の民
そのままの風景が広がっていた
河の両岸には腐り果てたゴミの山
粘土のような泥と混ざって異様な灰色をしている
人間はたくましい
どんな環境の中でも生きていけるんだ
何かしら訳の分からない感動を覚えた
それにしても
皆が嫌がる異様な匂いのフルーツの王様ドリアンは美味しかった
カフカが買ってきてくれる様々なフルーツやベトナムの珍味
ベトナムの文化や慣習
会社を3日間も休んでベトナムの真髄を紹介してくれた
世界中で活躍する卒業生達の思いやりに
いつも感謝だが
今回は特に
心から感謝のアジアの旅であった


アジアにもっと目を向けて ~その1~

2016-01-27 16:00:32 | 日記

ネットを見るとたくさんのネットメイトが
鹿児島の雪を驚きと美しさで表現している
僕は日本を取り巻くアジアの国々から見える本当の日本の姿と
アジアの真実を見極めるために
真冬の鹿児島から真夏のクアラルンプールと
ホーチミンに旅をした
先ずはクアラルンプールだ
案内役は
学院第38期卒業生で現在マレーシアの大学に学ぶ
エラこと五十嵐里奈さんだ
2万人を超えるこの大学の中で
日本人は数名しかいない
学生は驚くほどに一生懸命に学問に勤しんでいる
物価は日本の半分位の価値だが
イスラム教の教えを正しく学び
統治者がサルタンとかの王族で
厳しい教育を受けた統治者らしく
しっかりとした善政が行き届いている
独裁的だという人々もいるが
君主が秀でていると君主制のほうが
国を豊かにするのかもしれない
治安は思ったより安全だ
タクシーの運転手から
殆どの皆が英語を話す
英語教育はかなり行き届いている
残念ながら日本語は通じない
世界一と言われる470メートルの
超高層ツインタワーから見下ろすKLの町は美しい
町の近くには熱帯ジャングルが迫り
国蝶のトリバネアゲハはとても美しい
少数部族の誇りを汚すことなく
先進国の知恵を巧みに融合していた
五十嵐さんのたくましい頑張りに
学院卒業生の誇りを見た
次の章は
マレーシアとはかなり異なるベトナムはホーチミンだ