アメリカ大陸のカリフォルニアからネバダそしてユタの上空を飛行機で飛ぶ時にいつも考える。荒涼とした砂漠や赤い岩山が果てしなく広がる風景が地球上には数限りなくある。火星に水を再生させ緑を復活させ人類が移住できるような環境構築のために、アメリカを始めとする多くの先進国が、気の遠くなるようなお金と時間をかけている。愚かなるかな人類よ。先ずは母なる大地、地球に緑を蘇らせるほうが遥かに簡単なはずだ。それとも、赤茶けた大地の下は、ここ何十年の短い歴史の流れの中で、取り返しのつかないような、放射能や様々な人工毒物が無限大にも近いほど、再生不可能なほどに埋められてしまい、地球を汚染してしまったのだろうか。人類は、人類を正しく導いてくれる優れた指導者を選ぶ能力を持たない限り、刻一刻と破滅の道を辿るしかない。