KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

高校生は悩んでいる?

2004-10-26 15:02:36 | インポート
大人のワガママ

昨日オーストラリアから帰国した。いろんな国のいろんな若者と話をしながら、フッと日本の高校生の教室を、特に普通科の学生の教室の姿が頭に浮かんだ。どうして、全ての学生が、川の流れのように、深く考えることなく、大学進学を目指して、いや目指すことを無意識のうちに強いられて、前進しているのだろうと。いろんな子供達がいていいはずなのに、みんな同じ方向を向けさせられる。大人のワガママだ。大人も子供も、そうすることがきっと幸せな未来が待っていると信じているのだろうか。そんなはずはない。いろんな進路の選択の道があっていいはずなのに、何の疑問も持たずに、ただ一生懸命に大学を目指している。大学でいろんな研究をして、学問に生き甲斐を感じたいのなら、それはそれで素晴らしいことだ。でも、そんな学生なんてほとんどいない。大学で人間がダメになる。親は何のために、子供たちに投資しているのだろう。世間体だろうか?自分の子供は、どこどこの大学の学生だと自慢したいための一時的な、麻薬的な自己満足の道具のためか?日本の大学生のほとんどが、海外の先進国の高校生の精神年齢に等しい。高校は人間形成の場。大学ははっきりとした自己形成、学問探求の場。当たり前のことがどうしてもできない。日本の教育の現状から崩壊していく日本の未来を想像してしまうのは僕だけだろうか?だからこそ、僕は、IBS外語学院を創った。未来の日本を託したい若者達と、共に学び、考えていくための学院だ。日本のお父さん、お母さん、先生達、目を覚まして欲しい。多様性という発想は、言葉遊びではない。子供達にはいろんな才能があり、いろんな進路を選択する権利がある。しっかりと人間としての道を教えるのは、小学校と中学校、その生き方を肌で確認するのが高校、そして自分を確固たる自分として確立するのが大学。今、学校で教えていることは、本当にその子のためになることなのかを熟考しなければならない。パンドラの箱は開けられた。最後に残ったのは、希望だそうだ。子供達から希望を取り除いてしまったら、後には何も残らない。