語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】目の奧が痛い ~副鼻腔炎~

2018年06月09日 | 医療・保健・福祉・介護
 Aさんは目の奧が押されるように痛いという症状が続いた。眼科に行くと眼精疲労と診断された。
 目の疲れを取るために、パソコンを見る時間を少なくしたり、仕事の合間に蒸しタオルを目の上に乗せたりして目を休めていたが、なかなか治らない。次第に痛みが強くなり、頭痛もするようになった。
 改めて受診した眼科の医師に耳鼻科の受診も勧められ、検査の結果、副鼻腔炎だと分かった。以前は蓄膿症といわれていたものだ。
 冬にAさんは何度も風邪をひき、鼻水や痰がからまるせきも長引いた。後鼻漏(こうびろう)という鼻水が喉に流れる症状にも悩まされたそうだ。
 副鼻腔は、目の下の「上顎洞(じょうがくどう)」、目と目の間の「篩骨洞(しこつどう)」など、顔の中に計8カ所ある空洞の総称だ。この中に鼻水や膿がたまると、鼻をかんでもうまく出し切れない。しだいに炎症が悪化し、目の痛みだけでなく頭痛、発熱、歯痛の原因になることがある。

□南雲つぐみ(医学ライター)「目の奧が痛い ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年5月8日)を引用


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