よしなごと徒然草: まつしたヒロのブログ 

自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

バランススコアカードとマネジメントスキル

2005年04月04日 | 健康医療サービスイノベーション
今日は新年度の最初の月曜日でもあり、いろいろな打ち合わせや会議があった。ヘルスケアというテーマでは、東京労災病院の小林事務局長と高橋看護部長が会社を訪問してくださって持ったミーティングが知的刺激に満ちたものだった。

5月くらいから始める予定の看護師長、医師、コメディカル、事務部門の管理職の方々のマネジメントスキルアップのためのプロジェクトに関する議論だ。

病院の理念、基本方針を中長期計画にブレークダウンし、それらを戦略マネジメントシステムに落とし込んで運用し所定の成果を出そうという構想だ。ツールとしては戦略マップのもとで、バランススコアカードを病院全体から、部門別に展開してゆく。これらのアプローチはどちらかというと変革志向のアプローチである。また、戦略マネジメントシステムと医療TQMのスキームを統合させてゆく。

具体的には部門ごとのバランススコアカードにそった形で具体的にアクションレベルにまで落としこみ、ヘルスケアQC活動につなげてゆく。つまり、変革のビジョンに沿ったかたちで、現場初のさまざまな改善も地道にやってゆくのだ。

そのための組織行動を誘発するシカケ、組織学習のスパイラルを継続的に上昇、進化させるための方策は企業秘密なので書けないが、個別の病院ならではのヒューマンリソース特性と個別の病院のコア・コンピタンスを十分にインプリケートさせる必要がある。

一般企業ではあたりまえのような構想だが、医療機関でここまでやるのは先進的、先端的だ。さすがにこれだけのシステムを動かすためには高度で洗練されたマネジメントスキルが要求される。そしてマネジメントスキルの高度化をはかりつつ、高度なシステムを導入するのは理にかなっている。




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