よしなごと徒然草: まつしたヒロのブログ 

自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

助産アート X デザイン X 想像力 X 起業家精神

2011年11月22日 | 健康医療サービスイノベーション

(「ペリネイタルケア」2011年12月号)

「ペリネイタルケア」という専門誌から御依頼に応じて、「病院経営の視点から考える 成功する院内助産を始めよう!」を書きました。

助産所をソーシャル・ビジネスシステム、健康サービス・システムとしてとらえ、そこにちょっと新しいイノベーションのためのフレーミングを構想してみます。

つまり、イノベーションのためのフレーミングは、

「助産アート X デザイン X 想像力 X 起業家精神」

です。

このまま、現在の出生数が低迷状態が続くと、少子高齢化はますます進み、やがて日本人の人口は激減してゆきます。それにともない国力は、残念ながら長期的に衰退してゆきます。

そんな暗い衰退過程の鳥羽口に立ちながらも、赤ちゃんの産声に囲まれて明るく活躍する助産師の方々。

さて、Smart CityやCreative Cityのコンセプトが最近話題によく上がります。たしかに、創造都市は、いろいろなものごとを創造しますが、そもそも、人間の創造=出産を持続的にやりやすくする必要があります。妊婦がたらい回しにされて出産ができないような都市は、スマートでもなければクリエーティブでもありません。まったく。

赤ちゃんを生んで育てやすくする環境をうまくデザインして都市に埋め込む必要があります。助産というアートないしはテクネを、自由な想像力でデザインしてインプリメントしてゆく。

だれが?当事者の助産師が、です。

助産師の方々が、「助産アート X デザイン X 想像力 X 起業家精神」のフレーミングで発想・行動することを体得すれば、①創造都市の創りこみに貢献できる=社会イノベーション。②自由でクリエイティブな生き方ができるようになる=自分イノベーション。

ちなみに、「自分イノベーション」とは昨年まで農工大MOTにいた林志向さんの新著のタイトルです。

たとえば、院内助産=イントレプレナー。独立起業=アントレプレナー。地域の医療機関のみならず、保育園、クッキングスクール、オーガニックフード、エンライトメント、セラピーなど、異業種と新結合を図る起業スタイル=トランスプレナー(松下の造語)です。

方向性としては、助産→社会イノベーション、Smart City、Creative Cityですね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿