よしなごと徒然草: まつしたヒロのブログ 

自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

嗚呼、しまなみ海道!

2011年12月15日 | 自転車/アウトドア

<来島海峡大橋、3連発>

幸運にも、松山での充実した仕事を終えてから、ここ3年構想していたしまなみ海道約70km、標高差350mをソロで走ってきた。(高低状態表

今年はいろいろスケジュールがあわなくて、毎年恒例の夏の北海道自転車ツーリングができなかたった。なので12月のアウトドア・メインイベントとして「しまなみ海道」で勝負をかけたのだ。

もっとも4日前の日曜日には、サイクリスト仲間で、わいわいがやがや、やりながら「江戸町風流師走サイクリング」で60km走っているが、これはこれで、とても楽しいサイクリングであった。(最近は各方面の友人さんとの交流、雑談はfacebookでやっているので、ブログでは省略ですね)

当初はクロモリフレームの決戦用アルプスパスハンター(改)をヒコーキ輪行して松山まで来て、仕事が終わり次第組み立て、松山~今治約40kmを走ってからしまなみ海道になだれ込むというプランを考えていた。

しかし、ウェブを調べていると、近年、日本中いや世界中からモノ好きなサイクリストが押し寄せるようになり、レンタル自転車を自治体もマジメにバックアップしていることが判明。詳細はこちら

ならば、ということで、通常の、通年講演・コンサルティング用・世俗的・身過ぎ世過ぎ装備に加え、冬季低地用のアウトドア用・神聖・日常生活脱出装備をデイパックに詰めて、松山から今治までは予讃線の特急で移動。

今治駅の近くにできたサイクルステーションで自転車をレンタル。レンタル料500円、乗り捨て料金1000円。(乗り捨て料金1000円は高い!)

自転車の名門メーカー=ブリジストンサイクル社製。フラットバー、24段切り替え。フレームはアルミ。フォークはストレート。まずまずの整備状態。

サイクリングロードには、わかりやすい案内がところどころ出ている。

サンライズ糸山サイクリングターミナルから見上げる来島海峡第一大橋は迫力満点。ランドスケープ・アーキテクチャとしても、芸術の域に達しているのではないか。

来島海峡第二大橋、来島海峡第三大橋と続く。3つの巨大橋梁が連なる世界初の3連吊り橋。4105mもの距離に渡り、海の上を走るという稀有な経験を体験できるのだ。

世界でもonly oneのエクスペリエンスを獲得できるスポットが来島海峡大橋なのだ。

ちなみに、来島海峡大橋やしまなみ海道のことを教えてくれた畏友サイクリストは「大橋」さん。大橋さんに感謝。

来島海峡大橋3連発は、橋を渡るのではなく、海の上を滑空するという「観想」をしながら走るといいと思う。(口伝)

サンライズ糸山からループをえっちらおっちら登っていくと、ご近所から来たおばさんが、いいものをやっているから、ぜひ見てゆけという。見れば、造船所では竣工したばかりの船の進水式をやっていた。

迫力。

ループをリーンしながら回ると360度の風景が視野に次々とに飛び込んでくる。

海の青さ。しまなみのたゆたゆしい島影。紅葉。

瀬戸内の島々の影は、たおやか。

しまなみ海道!とはよくぞ命名したものだ。

この日は雲量が総じて高く、風も強い。この冬一番の寒さ。

途中で雨が降ってくるも、またもゴアテックスジャケットの威力で凌ぎきる。

多田羅大橋。

たゆたゆしい自然の情景の中に忽然と出現するアーティフィシャルな光景。

因島大橋の自転車道路は、自動車用道路の下に設置されているため、さほど眺望は得られない。

          ***

仕事と組み合わせてのアウトドア&サイクリングが、なにかライフスタイルのようになってしまった。仕事=本流、アウトドア&サイクリング=脇道のように見られなくもないが、実際はいささか違う。

自転車に乗っている時は、アウトドアやサイクリングこそが主たる流れ、つまり人生の主旋律であり、身過ぎ世過ぎの仕事は、それを実現するために単なる手段方法にしかすぎないと思えてくるのが不思議だ。

 


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