よしなごと徒然草: まつしたヒロのブログ 

自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

信州佐久の高原標高1100Mでの語らい

2009年04月26日 | 自転車/アウトドア


M,Sさん両氏と連れだってM氏の信州佐久の標高1100メートルにある豪華別荘になだれ込む。

イノベーションに関する私的な研究会とは名ばかり?で、古刹探訪、温泉、ビール、焼き肉をたっぷり楽しむ。名ホストM氏をいただき、果てしない雑談につぐ雑談。

濃い雑談はフロー経験をもたらすのだ。

いくつかのインスピレーションを共有した。




津金寺にて。行基が聖観音を安置し、その後、最澄、円仁によって学僧育成の寺として天台講義所となったそうだ。

そんな背景から佐久平のみならず、信濃の国の地方学問所としておおいに発達したという。(縁起書のパンフレットより)



阿弥陀堂まえに両氏。

佐久平は晴天。

里山にいだかれた古刹は凛とした空気に包まれている。



花、植物の知識が豊富なM氏に花の名を教わるが、その後の温泉とビールのためか失念。



立科温泉たてしなの里、権現の湯は塩分豊富な温泉。

雑談モードは露天風呂にまで続き、小諸からやってきた地元のおじさんとも雑談。地元のお話をいろいろ伺う。

とても有意義な連休開始の週末。感謝、感謝。

サービス化する社会

2009年04月25日 | ビジネス&社会起業


過去40年間、ほぼ一貫して先進国ではサービス経済の占有比率が増しつつある。モノを製造しても、その価値はサービスを通してユーザに届けられることが増えている。

2007年の世界労働機構(ILO)によると、人類史上初めて世界レベルでサービスの雇用(42%)が、農業雇用(36.1%)や工業雇用(21.9%)を逆転したと伝えている。



日本でも、所有から利用へ、そして所有価値から経験価値へのシフト現象は明らか。

たとえば、ソフトウェアそのものを欲するのではなく、ソフトウェアがもたらす機能をだけを使いたいユーザは、ソフトウェアの所有権を買うのではなく、利用権のみを活用する。SaaSやクラウド・コンピューティングの方向に向かう。

衰退産業とされている農業でも、田舎⇔都市の人的資源交流サービス、経験価値交換サービスと眺め直せば、新しい行き方も生まれる。農工大の学生がとりくんでいる黒森もりもり倶楽部はその一例。

千葉県がんセンターでも、医師、看護師、検査技師、医療機器メーカー、薬品メーカーが、坩堝のごとく熱くなってがん治療というサービスのイノベーションづくりにまい進している。行政セクターやNPOセクターが提供するソリューションも基本的にはサービス。

サービスと社会に関係をどうとらえるのかによって、視点はまったく異なってくるが、ホリスティックに眺めれば、やはり社会というのはサービス・システム化しつつある。

さて、サービスの特徴をまとめてみる。

その1:経験共有性→ユーザとベンダーが経験を共有してサービスを創る。
その2:瞬時性→モノとして後に残らない。
その3:共進性→ユーザとベンダーがともにかかわってサービスは高度化する。
その4:自己組織性→サービスは自己組織的である。
その5:オートポイエーシス性→サービスは自己創造的である。
その6:偏満性→あらゆる場でサービスは生まれ、伝搬する。

6つの特徴が示唆することは、知識、情念、志が濃く集積、集約される場にイノベーションは創発されるいうこと。こないだの週刊ダイアモンドの社会起業家特集で紹介された社会起業事例も、ほとんどこれら6つの特徴が浮き彫りになっている。

そしてサービス・イノベーションの場は、中央研究所、企業、お役所、家庭、学校、町のそのへん、田舎のそのへん、ネットの中などなど、「場」はどこでもいい。秩序とカオスの堺目あたりが「場」となる。よく眺めれば、そんな境界領域の場はそんじょそこらにたくさんある。

今回の不況(恐慌)下では地下茎(リボゾーム)のように裏舞台ではサービス化現象はあまり目立つことなく着々と脈を張り巡らせている。経済が回復してきたら、一気に地下から芽を伸ばし、幹となりたくさんの花を咲かせることになるんだろう。


OracleのSun買収後のシナリオ~MySQL~

2009年04月21日 | オープンソース物語


米Oracleが米Sun Microsystemsを買収することで両社が合意した。Sunが抱えてきたコマーシャル・オープンソースMySQLのポジションを中心として買収の経緯と今後をざっと眺めてみる。

上のチャートでみるとOracleとMySQLを足してエンタープライズ向けデータベース・ソフトのシェアは推計52パーセントを超える。2009年では当然この数値を超えている。これでOracleはデータベースい領域でガリバーの地位を確保し、マイクロソフトのSQLサーバの頭を押さえこんだこととなる。

今回このシナリオが現実化したと宣託(oracle)されたわけだ笑)

2006年2月、サンフランシスコでOSBC(Open Source Business Conference)に参加した。その場で、OralceがMySQLに買収を仕掛け、Martin Mickos氏が断ったという実話を直接聞いた。そこで近くにいたSugarCRM社長のジョンに「で、この話どう思う?」と聞くと、ニヤッと笑ってうなづきながら、"It's a good news"との返事。

あれから3年、宣託主のOracleはMySQLを買い予定は調和された。過去の背景をざっと洗ってみる。

Oracle社は,MySQLの主要データベース・エンジン2つを買収してきた。だが、前述のとおりOracleは3年前の2006年にMySQLの買収を試みて失敗。

そんなOracleの野望をしり目に、2008年にSunは、火事場泥棒ではないが、オープンソース・データベースの大手であるMySQLを10億ドルで買収した。

SunのCEO,リバータリアン(Libertarian)のJonathan Schwartzの戦略は、MySQLを加えて企業価値を高め、いずれSunの転売にとりかかるだろうと予測していた。もちろん、最有力買い手はOracleだ。ちなみに、当時SugarCRMの経営陣も僕と同じ見方をしていた。

MySQLは,オープンソース・アプリケーション・プラットフォームの代表的な組み合わせ「LAMP」のMに挙げられるデータベース。Sunが手がけるオープンソース・ソフトウエアは,Java,Open Office,NetBeansなどがあるが,それにMySQLが加わることになった。SunはMySQLの買収によって「Webエコノミーのプラットフォームを提供するリーダーであり続ける」ことを狙ったのだ。

そしてMySQLを飲んだSunがOracleによって買収されるというのが今回の構図。

Oracleの一大収益源は保守サービスにある。しかし、保守サービスビジネスを拡大するためにMySQLを保有するSunを抱き込んだわけではない。MySQLの売り上げの多くは保守サービスで、100億円程度。Oracleから見ればこの額はたいしたものではない。

ここで注意したのが、データベース主要製品の市場占有率の変化とMySQLのS字カーブ上でポジショニング。MySQLの普及過程はキャズムを越えてEarly Majorityに達しており、ユーザ普及度で比較優位を確立している。しかもプロプラ陣営と比較しても、急速にミドル・ローエンド市場を食ってきたのだ。

Late Majorityに達すると企業価値が上がり過ぎる。Early Majorityがコマーシャル・オープンソースの買い時、売り時の旬なのだ。



MySQLはM&Aの目玉(企業価値創出の源泉)として、美味しいポジションを確立してきたのだ。

急速に伸びてきているMySQLを有するSunを買収することによりOracleは;

・MySQLの顧客基盤をまるごとゲット
・MySQLをラインアップに入れてコントロールすることにより、カニバるのを回避
・ハイエンドはプロプラ10g、ミドル・ローエンドはコマーシャル・オープンソースのMySQLを充てることで市データベース市場における支配権を確立できる

さて、ここからが問題。エンタープライズ向けオープンソース界隈はどうなるのか。いくつかMOT的にグランド・シナリオを見たててみる。

(1)MySQL自体の機能向上にとっては足かせとなる。その結果、いやけを感じたMySQLオープンソースエディションのコミュニティは分裂する。このあたりITPro高橋信頼さんもちょっと書いている

(2)データベース系コマーシャル・オープンソースの大型M&A,業界再編を受け、次の材料は言語系、アプリ系コマーシャル・オープンソースとなる。「L→A→M→P→X」

(3)Pはphp。Xはどこか?アプリレーヤーのSugarCRMなどのコマーシャル・オープンソース陣営はシュリンクした経済情勢ではIPOは無理と踏んでおり、M&Aのイグジットに走りだす。相手はどこか?と聞くのはヤボ。予見して早めに対応することが肝心だ。経営者も従業員も。アライアンス先も含めてである・・。



オープンソース版MySQLユーザの心境やいかに?プロプラ帝国Oracleを毛嫌いしている連中が多いので、上の写真のような心境だろう。

千葉県がんセンター

2009年04月19日 | 講演放浪記


千葉駅からバスに乗って千葉県がんセンターへ。そこで招待講演。

人的資源開発、医療サービス特性、医療経済基礎からはじまり、午後はグループ・デスカッションをファシリテート。

千葉県は県がんセンターが病院名を出してデータを公開している。がん専門病院による「全国がんセンター協議会」によると、治療五年の生存率は、胃がん九位の70・6%(症例数三百六十八)、肺がん4位の38・9%(同二百七十一)、乳がん6位の88・9%(三百四十)と高いレベルにある。



がん最新手術は画期的。臨床現場ではイノベーションの活用が進行中。切除部分を縮小するため、手術中に顕微鏡で腫瘍の大きさを判定する。

胃がんは電気メス、前立腺がんや乳がんは、超音波のエネルギーでがんを焼いて死滅させる高密度焦点式超音波療法(HIFU=ハイフ)やラジオ波熱凝固法。脳腫瘍ではナビゲーションシステムとMRIを使った鍵穴手術で、腫瘍を摘出することが可能となる。

異説、人的資源論(Human Resource Theories) 

2009年04月17日 | No Book, No Life
はたして人間(人的資源)とは「管理」できるものなのだろうか?

ビジネススクールなどで講じられる人的資源管理論(Human Resources Management)は、もちろん人間を管理下に置くという大前提を敷いている。

管理下に置く、支配するというのは苛烈な発想だ。むしろ、多様な人的資源に対していかに支援し、開発し、ケアし、助けていくのか、という課題の立て方のほうが明るいし、すがすがしい。



この本のスタンスは管理ではなく活用。恩師ブランチャードの本。日本では"One Minute Manager"などで有名だが、この本ははるかに学術的でかつ網羅的。

ブランチャード先生はコーネル大学で熱弁をふるっていた。留学しているときは、リーディング・アサインメントとして英語バージョンをわずか1週間で読まされ悶絶。人的資源は行動を通して成果が生み出されるわけなので、表題のようになっている。

最新の日本語版は、さらに充実。マズロー、マグレガー、アージリス、マクレランド、シャインなど、基本セオリーやモデルをキチンと説明。最後の方のSituational Leadershipの増補版にはさすがに力が入っている。



伝統的=本流的な理論、モデルを説明した「行動科学の展開」に対するアンチテーゼのような本。シンクロニシティは、実は現在サイエンスの鬼門のような位相にある。因果関係でなかなか説明できない現象だからだ。

「行動科学の展開」と合わせて読み、視点の違いを堪能するような読み方がいい。シンクロニシティに関する雑感などはこちら



3冊目は、苦しみではなく楽しみの社会学。あのチクセント・ミハイ。キー・コンセプトはFlow Experience。マズローのPeak Experience(至高体験)との比較が面白い。さらには、コリン・ウィルソンの超越意識にまで繋がるテーマだ。

年間三万人以上もの自殺者がでる日本。物質的に富んでも、心には乾いた寒い風が吹いている。日本には楽しみの社会学が必要なのだ。そして会社や仕事には、もっと楽しさがあっていいんじゃないか。もちろん人生にも。そんな文脈でキラリと光るのがこの本。

本質的な楽しさ、そしてフロー体験はどのようにしてもたらされるのか。フロー体験を、シンクロニシティやセレンディピティ(serendipity)との関係で考えてみるのも面白い。




ついでにあげるのならば、"Managing Flow - A Process Theory of the Knowledge-Based Firm" だろう。野中郁次郎らの作。目のつけどころがいい。Flowが疎外されている組織にはイノベーションなんか創発するわけがない。もちろん、この本はチクセント・ミハイのフロー理論を下敷きにしている。

GM帝国衰亡史、進行中

2009年04月15日 | 恐慌実況中継


つるべ落としとはGMの株価のことだ。そしてGMの再建計画が難航しているというより、膠着している。

債権計画のメドがつかなければ、連邦倒産法第11章(Chapter 11)あるいは、もっと厳しい倒産法を適用することも辞さないとオバマは腹を固めたようだ。

オバマ米大統領は、「すでにつらい譲歩をした労働組合や従業員に、さらなる譲歩が求められるだろう。債権者は、いつまでも政府による救済を期待して粘ることはできないとの認識が求められる」と明瞭なサインを送っている。

つまりGMを一度倒産させてから再建するというシナリオに突き進んでいる。倒産させてからのほうが、組合も無理難題をガタガタ言わなくなるだろうし、もうこれ以上税金をドブに捨てるようなことはできない、というわけだ。

ただし、経営陣がChapter 11を口にしたとたん、労働組合側は労働者保護の権利を行使し、大規模なストライキを敢行すだろう。しかし、倒産しかけた会社でストライキをしてもさらに首を絞めるだけ。いったいなんのためのストライキか、組合幹部は重い自問自答をしなければなるまい。

会社の出口には2種類ある。幸福な出口とそうでない出口だ。幸福な出口は、株式公開、M&Aによる売却。あまり幸福でない出口は、倒産、破産、清算。いずれにせよ、これらのコースには、資本主義の法則が貫徹される。法則が貫徹されるところに疎外が生じる。畢竟、これがマルクスの疎外論の要諦。

GMのような大企業の経営者も、中小やベンチャー企業の経営者も経営者であることに変わりはない。そう名著「GMとともに」をリーディング・アサインメントとしてGMのアルフレッド・P・スローンが寄贈してできたビジネススクールで習った。

経営者は資本主義の体現者なのだ。自らが行動して資本主義の法則を貫徹させ、みずからにもその法則を貫徹させる。そして自らを疎外させるのである。この過酷さ、修羅場を皮膚感覚で知るものはたぶん経験者だけか。


     <GMヘンダーソン社長>


   <エドワード・ギボン>

ワゴナー氏の後任のヘンダーソン社長は、強烈なストレスに苛まれ、苦渋の決断をせねばなるまい。よりよい状態を目指す、良い決断は簡単だ。より悪くない状態を目指す、より悪くない決断は難しい。

敗戦処理屋=ヘンダーソン社長は、「GMとともに」、「より悪くない決断」をリアリスティックに行うことになろう。世のマスコミはいろいろ書き立てるだろうが、嵐が去ったらヘンダーソン氏は静かに本を書けばよい。

その本の題名は、「GMとともに~パートII~」、あるいは「GM帝国衰亡史」(The History of the Decline and Fall of the GM Empire)か。ひげをそれば、ヘンダーソン氏なんとなくギボンにも似ている。

春うらら

2009年04月13日 | 自転車/アウトドア


桜のトンネルのようになったサイクリングロード。



ランドナーでまったり走るのがいい。



サイクリングロードからはずれ高台へ至る道は竹林の中の小径。

どことなく京都の嵯峨野のようなたたずまい。



樹齢300年の山桜の下には「印旛吉高のオオザクラ」の石碑。

ここは須藤一族の氏神さまをお祭りする地。



印旛吉高のオオザクラは、今年も見事な満開。

降臨現形。

印旛沼サイクリングロードは、花の祝福でいっぱい

2009年04月09日 | 自転車/アウトドア
john denver-sunshine on my shoulder


肩口から降り注ぐ春の日差しは人を幸福にする。

幸福は、よく晴れた春の日、自転車とともにやってくるのだ。

そういえば、NHKホールでやったJohn Denverのコンサートに行ったことがあったなぁ。

こういう澄んだ春の日は、そんなことを思い出から紡いで、John Denverを口ずさみながら自転車で走るのが似合うか。


<サイクリングロードは桜満開>

一瞬の春に巡り合うのはサイクリストにとって至福の時だ。

印旛沼サイクリングリードがもっとも華やぐ季節がやってきた。

風になって、春の祝福のなかを疾走する。


<チューリップ畑に風車>

なんとなくオランダ。

さにあらず。

日本ではないような風景なのだが、実は印旛沼のほとり。


<菜の花、桜、春の青空>

自然の風景に黄色、桜色、青色が配色されるのは春ならでは。

たおやかな透明な風を切って春の小径を走る、走る。

カタルシス!フロー体験!

実に幸福は自転車とともにあるのだ!


<佐倉ふるさとステーションで休憩>

桜のあとは、チューリップ。

なんと和洋折衷の花々の絢爛、豊穣なことか。

印旛沼サイクリングロードの春は、花の祝福でいっぱい。

"If I had a day that I could give you,

I'd give to you a day just like today"


週刊ダイヤモンド、社会起業特集

2009年04月07日 | ビジネス&社会起業


満開の桜の季節に「社会起業家」全仕事 あなたにもできる世直しビジネスが出た。知り合い、知人も多数載っていて、パラパラめくるだけでも楽しい。高校の後輩、手がたりの田辺大も載せるべきだね。ダイヤモンド、ちゃんと取材しろ。

そしてアメリカでもBusiness WeekがAmerica's Most Promising Social Entrepreneursと銘打った特集を組んでいる。こないだ大岡山でいっしょに飲んだ橡迫さんも登場している。

既存の市場経済、既存のビジネスで飽和して疲弊しきっているこの時代に、確かに社会起業家は明るい材料だ。新しい公共性、新しい社会性、そして新しい起業スタイル。がんばろう。

ダイヤモンドとBusiness Weekの記者がしめしあわせたわけもなく、日米の社会起業に対する温度差がしだいになくなってきている予兆だろう。日米マスコミ、社会起業シンクロニシティか。いやはや。でも、これはいいことだ。

それやこれやで、出版不況のなか、さすがにビジネスマン向け雑誌が社会起業家に目を向けて特集を組むようになったのは、なんというか時代の変化を感じる。ただし、大学発ベンチャーが華やかりし時も、マスコミ、経済産業省などが乗り出してきてばら撒き予算を組んだにもかかわらず、おおかた一過性のブームで終わってしまった。なので、過去の教訓をなぞらえて深読みするにこしたことがない。

モノゴトがディフーズ(普及)するためには、その効用を認めるリードユーザの存在と、ある種のユーフォリア(酔狂)が必要だ。ユーフォリア現象に乗って、ホンモノが登場してこればいい。

桜の花のように、ぱっと咲いて、ぱっと散るというのではシャレにもならない。したがって、堅実にユーフォリア現象に接して、手堅く支援してゆくのに越したことはない。

さてダイヤモンドの特集は、よく読んでみると、今一生さんの「社会起業家に学べ!」を下本にしている気配が濃厚。せめても、リファレンスをつけるとか、クレジットをつけるべきだろう。


     ***

政治の世界でも経済の世界でも今、既存の価値観が大きく揺らいでいる。そのなかで、事業として利益を上げつつ、自ら社会の問題を解決する「社会起業家」という生き方が、特に若い世代を中心に注目を浴びている。「社会を変える」ことに挑戦する人びとの仕事の中身と、この動きの背景にあるものを探る。

     ***

But, 社会起業界隈を俯瞰して見渡すためにはいい特集だと思う。全体的によくまとまっているし、新しい流れにも目配せして包括的な特集になっている。

NPO国際社会起業サポートセンター 設立総会!! 

2009年04月03日 | ビジネス&社会起業
昨年末から申請しておりましたNPO「国際社会起業サポートセンター」が4月上旬に認可され、10日ごろに設立登記する運びとなりました。僕はこのNPOの理事として関与しています

つきましては、理事長の渡辺孝(芝浦工業大学 工学マネジメント研究科長・東工大特任教授)からのメッセージを貼り付けます。

時間のある方、ぜひ当日、ご参加を!!! 飲み会もあるので、みんなでワイワイやりましょう

<以下貼り付け>

昨年末から申請しておりましたNPO「国際社会起業サポートセンター」の認可が4
月上旬に認可され、10日ごろに設立登記する運びとなりました。

つきましては、設立総会を予定したいと思っております。
勝手ながら、4月23日木曜日の夜とさせていただきます。
この日は18:00から、下記ミニイベントがあり、お時間があればそちらにもご参
加頂ければと思っています。

東工大社会工学専攻のプログラムで留学生社会起業ビジネスプランと同時に、社
会工学専攻の学生が日本と海外のNPOでのインターン経験をし、レポートにまと
めるというもので、2008年度はインドネシアのフェアトレード、サンフランシス
コのアート都市のテーマで二人を派遣しました。

スケジュール:
4月23日(木)
・18:00-19:00インターン経験レポート
・19:00-20:00 NPO設立総会

場所:
東工大大岡山キャンパス西9号館6階607号室

総会では、今後の活動計画の議論や皆さんからの提案を受けたいと思っています。
お時間をやりくりの上、是非、ご参加いただけることを願っています。
出欠の可否をお知らせください。ご返事をお待ちしております。

(追)尚、2008年度のビジネスプランでお一人はこの夏休みに現地調査(バング
ラディッシュ---家畜糞のメタン燃料化)、もうお一人は4月9日にワークショッ
プを開催して実現に向けたフィージビリティ検討(インドネシア---通信インフ
ラのない地域での簡易緊急通信網)と、進み始めています。

渡辺 孝
watanabe takashi <watataka@sic.shibaura-it.ac.jp>
芝浦工業大学 工学マネジメント研究科
〒135-8548 江東区豊洲3-7-5 研究棟7階N32
大学院事務課(03-5859-8550) 

<以上貼り付け>