オープンソース化のトレンド

このところオープンソースのアプリケーションに接することが増えてきていて、社内のちょとした雑談やビジネスがらみの会議のなかでも「オープンソース」がよく話題になる。

おどろくべきは、日系ベンダにより高額で売られているようなアプリケーションがオープンソースで出回り始めていることだ。それらの多くは、米国、EU、オーストラリアなど先進国の大学周辺、ベンチャー企業、個人からオファーされている。

ＣＲＭ(Customer Relations Management)，ＳＦＡ（Sales Force Automation）などの営業基幹業務系のオープンソースアプリにも高性能、高品質のものが出てきている。eラーニング関係ではＬＭＳ（Learning Management System）でもオープンソースが出てきている。もちろん、オープンソースは特殊なコミュニティに緩く連結する個人や組織が、それぞれ、費用とリスクをとることによって成り立つわけだから、特定のメーカから販売されているソフトとはその成り立ちからして根本的に違うわけだ。

遠からぬ将来にはそれぞれの領域のなかで、オープンソース系の水先案内人、コンシェルジェのようなビジネスも出てくるにちがいない。