糸島から同級生のS君が奥さんと一緒に訪れた。
北九州で法事があるとのことで、せっかく北九州まで行くのだから、
S君の奥さんが、洋服の仮縫いしようと寄ってくれた。
以前姉が若いころ着ていた、県知事賞をもらった羽織で暖簾を作ってくれた方である。
もう着物もいっぱい有って、役に立ててくれる人に差し上げたいと思っていた。
S君の奥さんが、日舞を習っているということで、役に立ててもらうことになった。
そのなかに、渋いピンクの紬の着物があった。
奥さんは私にそれで、ジャケットを作らせてもらうと言ってくれた。
糸島には年内に遊びに行く予定にしていた。(それどころではなくなったが)
そのときに仮縫いをすると言ったので、びっくりした。
久しぶりに仮縫いという言葉を聞いたので・・・
仮縫いした洋服を着たのは何十年前だろう!
小学生の時我が家はお金持ちだった。姉の友人で洋裁店を営んでいた人がいて、
姉は毎年私を連れて行き、洋服を注文してくれていた。もちろん自分たちのも。
姉たちが子供のころは母が全部作っていたそうである。
シンガーミシンが日本に入ってきたとき、祖母は一早く買ってやり洋裁学校に行かせたという、
話を聞いたことがある。
時代とともにファッショナブルな、既製品到来で注文服は高額になり、我が家は既製品一辺倒に
なった。
紬の着物をジャケットに! 手のきいた人はそういうことが出来るんだね。
大島紬で作ったコートやジャケットが売られているが、凝りすぎて着たいとは思わない。
仮縫いしたジャケット・・・イメージが分かったので楽しみ!
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