散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20100211ギャラリー巡り

2010年02月11日 14時48分38秒 | ART

今週は祝日にギャラリー巡りをしておきたいと思う。PATOS→市民ギャラリー→4プラ→スカイホール→さいとう→ivory→茶廊法邑→品品法邑→たぴお→時計台→大通の11か所。富士フィルムフォトサロンとCAI02が休みで残念。

■PATOS「箱と庭(ハコトニワ)」。クスミエリカの大木の下に少女がポツンと座る写真がよかった。しかし、琴似駅の地下にこんなスペースがあるとは…。

■市民ギャラリー「道展U21」。
佐藤綾香「INSIDE BLACK」:出品サイズが決まっているのかなあ。「札幌大谷大学短期大学部美術展」で同時に展示されていた「BESIDES WORDS」の方が好きだ。まあ、いずれにせよ、着目していた作家であり、大賞おめでとうと言いたい。
早坂美咲「風鈴」:硝子の風鈴越しの表現がなかなか。
瀬尾勇人「暇から来た不安」:青春の不安感が良く表現されている。

高澤皓「充電」:コンセントの裏側からプラグを差し込もうとする人を見た図。面白い。
田中由姫穂「憂色な夕食」:食卓風景をカラフルに描いた作品。メルヘンを越える何かがある。
佐貫友紀「未知創」:ARTスペース201で見た作品。黄色と青という不安定な色彩が良い。

山崎文菜「廻るいのち」:大木の根元に蝶が舞う作品。良くできている。
阿部静香「みつめる」:中央に堂々たる鹿の画。実にしっかりした作品。
豊岡この実「リンゴ」:リアルな静物画というだけではなく、色にパンチ力がある。

山之内ほのか「沈殿する責務」:物思う女性が水中でシュノーケルを咥えている。悩みの表現としてうまい。
沼田円恵「斜陽」:全面鏡張りの建物にうつる謎のグジャグジャ。こういう理屈を越えた作品もあるべきだ。
中川由衣「human」:女性の背中に色を散らした作品。ちょっと面白い。

阿武野星南「美女と野獣」:文字通りの女性とライオン。うまい。
三澤和浩「森に抱かれて」:大木の前に繊細な感じの人物を配した作品。この人、本当にうまい。
能和暁「ある移ろいと揺れる静思」:最近目立つような気がする、水面反射世界系では一番良かったのではないだろうか。

遠藤駿「祖父母の家の煙突」:ただ煙突を描いた朴訥な作品。
高橋礼奈「灯し火」:ろうそくの火をアップで描いた作品。背景のぼやけ加減も合わせて良い。
伊藤ありさ「なんだろう君」:カラフルな生命体と言った感じの立体作品。楽しさが伝わってきて、かつ作品としてもしっかりしている。
増田芙美「自分の見える木」:ワイヤー状のもので作った木の足元に、とがったガラスを配置している。硝子の先端はいずれも木の方を向いており、ヒリヒリする作品。

■スカイホール「北海高校美術部どんぐり会展」。
佐藤誠「変」:牙のある魚。不思議な画力がある。
菅野航平「a tale of memories」:この展覧会でおなじみの、色々詰め込み破綻系の作品だ。これは良い。
金澤凌「ロングワンダーリム」:緑の頭と足だけのような生物。いくら好きに描けと言われても、ここまでダイナミックに描けるだろうか。

ところで今回は100回記念展なので、OBの作品もかなり出品されている。良い作品も多いのだが、若い高校生の自由な画が炸裂するところを見たい展覧会でもあるため、ちょっと残念でもある。OB分は控えめに紹介。

藤田有紀「温度」:さっと描いたように見える女性。伏目の表情がうまい。
中田英夫「集」:ぼんやりした5本の瓶。これも何となく好きだ。
梁川剛一「キリスト」:弟子の足を洗うキリスト。この作家の作品が見られるのは嬉しい。

■ivory「札幌学院大学総合芸術研究会写真部 卒業記念写真展」。倉内亮の「黒塗りの記憶」は何気ない風景だが、黒が強くて迫力がある。

■ギャラリーたぴお「水戸麻記子絵画展 MITORAMAFUL」。楽しみにしていた展覧会だ。
「夢とメシ」:バンジョーを構えた男の顔は骨だけになっている。腹が減っても夢に生きるということか。しかし、ご飯と鮭を食べている男の方だって、夢を捨てたわけじゃない。背筋がピンと伸びている。
「黒い犬」:背景を見て、何となくポタラ宮の裏側にある小道のような気がしてきた。あれを正面から描いてもどうにもならないが、裏から描けば実に雰囲気がある。

水戸さんの作品を見ていると、描かれている人たちが正しく生きていることが感じられる。それが作品から伝わってくるのが素晴らしいのだ。

■時計台ギャラリー「山本勇一油彩画展」。40年以上の画業を概観できる展覧会。「酒造場風景」の建物が何となく立体図形のようで面白い。

「北海道教育大学大学院教育学研究科(札幌校・岩見沢校)教科教育専攻 美術・国語(書道)教育専修 修了制作展」。齋藤由貴「静寂に潜む」「静寂に潜る」は青い森に座る女性と立つ女性を描いた作品。大作であり、思いっきりが良い。

今日はカレー

2010年02月11日 12時44分08秒 | 食べ歩き
酒を飲んだ翌日はカレーにしよう。ということで、大通のカレー店「K」へ。今日のカレー2種(鶏と豆だった)を両方食べられるセットを注文。サラダ、ヨーグルト、チャイ付きである。



左側の赤いほうが鶏のカレーなのだが、色から受ける印象と違い、豆のカレーの方が辛いような気もする。しかし、もう少し辛い方が良かったかな。以前にも書いたが、私の感覚では、この店のノーマルは辛くなく、中辛は少し辛すぎなのである。やはり「その中間で」と頼むしかないのだなあ。


男会

2010年02月10日 23時21分28秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今日は時々行くビストロ主催の飲み会。男性だけが集まるので「男会」という名前なのだが、紅一点Rさんも「寂しいから」という理由で参戦した。

私は仕事に手こずり、8時ごろ会場に到着。持ち込みの食べ物は工夫なく、焼鳥ということになった。飲み物はビール→日本酒→ブランデー(デュカスタン ファーザーズボトル)→ワイン。

ワインは結構いい感じのカリフォルニアのワイン。渋みが割とある。



長野県のフレッシュなワイン。一升瓶なので、ゴクゴク飲む。



話題は、そうですね、北斗の拳の話を結構してしまったかな?

思いのほか早く終わった

2010年02月09日 19時48分49秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今日は遠隔地で打ち合わせの後、もしかすると通常の勤務地に戻らなければならなかったのだが、電話をかけたら「戻らなくても良し」ということになった。ふー、ひばりが丘から琴似まで地下鉄で直行しよう。

そして、今日は久しぶりの「R&R」だ。早い時間帯はあまり誰もいないこの店、今日の1杯目はハートランド。2杯目はいつものマティーニロック。

今日の「R&R」は展示もないが、マスターに聞くと、地下鉄琴似駅隣接のPATOSでは、ダンスイベントをやっているらしい。まあ、行かないのだが。

3杯目はサムライ(ウォッカ+ライム)、最後にイエーガーマイスターを飲んで帰る時に、次のお客さんがやってきた。良いタイミングだ。

帰り道はツルツルになっていて、非常に怖い。

20100209最近読んだ本

2010年02月09日 08時13分06秒 | 読書
■「GOSICKⅢ」桜庭一樹
今回は高級デパートでの失踪事件がテーマ。謎自体は風邪をひいて機嫌の悪いヴィクトリアがあっさり解決するが、主人公の二人がより接近(したのか?)。

■「グインサーガハンドブックFinal」栗本薫、天狼プロダクション
今回は作者逝去後のハンドブックだけに、評論と辞典とストーリー紹介だけで寂しい。

以下、図書館の4冊。
■「科学の扉をノックする」小川洋子
科学者に話を聞くスタイルの本。一番最初の天文学でガッカリするが(内容が浅くて)、それ以降は自分も特に詳しくない分野なので面白く読めた。

■「教師のためのモンスターペアレント対応55」諏訪耕一
実例を知りたくて読んでみた。本当に異常者に近いケースと、子供に関する不安から攻撃的な振る舞いになるケースがあるように思える。

■「就職お悩み相談室」森永卓郎、清水建宇
おっと再読だった。企業が求めていることと、学生がアピールしようとしていることのミスマッチを知るだけでも価値があるのではないか。私自身も明らかに間違ったポイントをアピールしていたような気がする。

■「新卒無業。」大久保幸夫
私は何も考えずに就職してしまい、そのまま転職していないので、いわゆる就業意識というのが全く薄くてどうしようもない。

20100207最近読んだ本

2010年02月07日 21時48分03秒 | 読書
■「チョコレートパフェ浄土」梶尾真治
最後に残った地球人と異星人の子供の交流は、いかなる結末を迎えるのか。「”ヒト”はかつて尼那を」は名作である(再読)。

■「ドッペルゲンガーの陰謀 ペリーローダン370」フランシス、フォルツ
ローダンの偽物、会う地球人毎に偽物であることがバレバレ。

■「散歩もの」久住昌之、谷口ジロー
あの恐るべき名作「孤独のグルメ」の二人の作品。ぶらり散歩を何気なく描き、その精密な画も非常に気持ち良い。

■「隻手の声」椹野道流
監察医の主人公は友人に教わったネットゲームにはまってしまった。そこで出会った悩める小学生は本当に小学生なのか?

以下、図書館の3冊。
■「食の地図」岸朝子
ほとんど知っている食べ物しか出てこないなあ。私がこれまで行ったことのない県で、特に行ってみたいのは以下の4県である。

山形:東北はかえって遠い
新潟:イタリアンをぜひ食べてみたいのだ
鹿児島:ここは特に異質の文化圏として面白いだろうなあ
滋賀:仏像も充実、鮒寿司を食べてみたい

■「きたポケット 札幌ラーメン主義」
安い店もあるのだが、最近の店は軒並み750円以上か。確かに真面目に材料を追及すると、値段は上がるのだろうけどなあ。それからミニ丼などのサイドメニューの充実も、最近の流行か。年齢とともに、ラーメン+αが食べられなくなってきたのが残念。

■「みんなのねこめし」しらいしやすこ、ねこめしを愛する会
かつぶしご飯や、味噌汁かけご飯だけでなく、ご飯に簡単な具などを載せたもの、茶漬け等も含めて取り上げている。ご飯には何でも会うよな。

レダイグ29年

2010年02月06日 20時49分12秒 | 飲み歩き・すすきの界隈

すすきのに移動して、バー「N」へ。いつも同じ店で、新規開拓が進まないがやむを得ない。まず1杯目は「さっぱりしたウィスキーカクテルで」と注文し、ハリケーンを飲む。ミントとレモンで飲みやすいが、アルコールはしっかり入っている。

2杯目はワイルドターキーライ+ベルモット+マラスキーノ+ピコンのブルックリン。これはピコンが少量ながら効いて、大人の味だ。

3杯目は「N」では、久しぶりのアクアビットスモーキーマティーニ。モルトにレダイグ29年を使うという贅沢味。で、これが実にピッタリ。Nさん曰く、レダイグそのものは「もう一つ」ということらしいのだが、アクアビットと出会うと実に複雑な香り。決して出会うことのない2人が、出会ってしまったら非常に相性が良かったという感じだ。

大満足で、最後にシャルトリューズVEPの甘い味で仕上げる。こちらも実になめらかな舌触りと甘さ。飲んだものを見る人が見ればわかると思うが、ものすごく酔って帰る。翌日もあまり調子が良くない。

もつ焼き

2010年02月06日 18時30分12秒 | 食べ歩き


本日は約1年ぶりになる平岸の「MI」へ。外はものすごく寒いうえに、店内も寒いのだが、この店に来たら黒ホッピーだ。ジョッキ、焼酎、ホッピーの3つが全て冷えており、氷を使わないすぐれものなのである。札幌でもホッピーの飲めるところは増えてきたが、氷なしは恐らくここだけではないだろうか。



通しのもずく酢(これも冷たい)を食べ、タン刺し。それから焼き物に行こう。かしら、白ホルモン、さがりを注文。





タン刺しを食べられる店も、そうないよなあ。もつ焼きも久々の味だ。あまりの寒さに(コート着たまま)、燗酒を注文し、レバ、タン、豚バラの焼き物を追加。





最後に、ガツ、ハツを追加。今日一番はハツかなあ。歯ごたえが非常によろしい。



次回は夏に来ることにしよう。ということですすきのに移動。

20100206ギャラリー巡り

2010年02月06日 17時06分36秒 | ART


本日は富士フィルムフォトサロン→紀伊国屋→たぴお→時計台→市民ギャラリー→コンチネンタル→さいとう→ivory→趣味の郷→三越→スカイホールの11か所。

■ギャラリーたぴお「LOOP EXHIBITION」。2か所で行われている、この展覧会。まずはたぴお会場から。

坂本正太郎「マキシマリズム」:展示会場の中心に鎮座している球体。これが宇宙の中心となり、場を支配している感あり。表面の研磨・打ち跡から苦労がしのばれるが、そういう感じをさせない美しさもある。
手塚晶広「days」:色彩の美しい7連作。ピンクのワンポイントが効いている。

石川潤「micro cosmos」:最初の頃は、不思議な空間の穴だったものが、今回は生き物を思わせる感じがする。
向中野るみ子「記憶のカケラ」:タイトルから想像するより、はるかに強い形と色彩。主催者の鈴木さんから「武士のようだ」との感想あり。

■時計台ギャラリー「第4回道都大学学生作品展」。宴会の待ち時間に一度行ったのだが、やっぱりもう一度見直す。

清武昌「秘密」:ちょっと観念的要素が感じられる自画像? もう少し工夫が欲しい。
三澤和浩「老練」:年配の男性を真正面から描いた作品。
堀成美「soften」「狡兎三窟」:最小限のシンプルな表現で想像させる。

■市民ギャラリー「北海道芸術デザイン専門学校第42回卒業制作展」「第9回北海道芸術デザイン専門学校OB作品展」。

下山麻耶「感謝して祈り、努力することしかできない」:メインの花はこぶしだろうか? そこに蜘蛛の巣と蜘蛛を配して、なかなか素晴らしい作品だ。
横山恭子「日溜まりの時間」:父をリアルに描いた好品。
工藤遥「閉じこめた光」:ガラス瓶の中に入れられた少女。外にあるビー玉には手が届かないのだ。

実はこの展覧会では「OB作品展」が楽しみ。寺島寛之と野沢桐子が相変わらず素晴らしい作品を出品しているが、何だか見たことがあるような気もする。それにしても、野沢桐子は個展をやってほしい。あれだけの作品だから、寡作家なのだろうとは思うのだが…

■ivory「LOOP EXHIBITION」の2会場目。

小崎慎介「a guidepost」シリーズ:暗い闇に古めかしい商店などが浮かぶ、写真作品。これは素晴らしい作品だ。
東影智裕「kangaroo」:動物の頭部を樹脂で作成したもの。動物たちは困ったような顔や、諦め顔をしている。1個だけ持たせてもらったが、結構重い。「首の面までリアルに作ってあったら困りました」と下らないことを言ってみた。
川口巧海「千の祈り」:エッシャー的雰囲気を漂わせる、千羽鶴の版画。

佐々木久美「不変」:緑の色彩が美しく、やや不定形な立方体がいい形だ。
佐藤美紀子「手の詩」シリーズ:箱に入った小さな”手”の形。手から感情が感じられる。
カトウタツヤ「無題」:真ん中にある作品は、黒と白のひゅるひゅるとした線が日本画のようだ(ご本人も好きだと言っていた)。男女の出会いを描いたものだが、男性の顔に黒いしみがあり、欠落した何かとこの先の不幸を感じさせる。作者談としては「写真の焼きつきのようなもので、あれって必ず大事な所にかかるでしょう」ということであった。

東影さんは「札幌の人は端からきちんと1点づつ見ますね。銀座だと、好きな作品のところにまっしぐらに行き、『それじゃ』って帰る人が多いです」と見方の違いを説明してくれた。この会場にも鈴木さんがいたので、作家の方々といろいろ話をさせてもらった。


いつもの、ではなく

2010年02月06日 13時02分11秒 | 食べ歩き

なんとか仕事は午前中で終了。ギャラリー巡りに行く前に、腹ごしらえだ。ということで、札幌駅近くのカレー店「I」で、カツカレー。いつもはカレースパゲティを食べる所なのだが、今日は無性に腹が減っていた。

しかし、カツが揚げたてでないため、やや残念な出来栄え。次回は、やっぱりカレースパゲティを食べることにしよう。

むくれる

2010年02月05日 19時57分46秒 | 飲み歩き・すすきの界隈

明日、土曜日は出勤になってしまった。午前中だけだと思うのだが、札幌市内のギャラリーも行っておきたいところが多いため、小樽行きは延期とした。ということで、むくれて、すすきののバー「C」へ。

1杯目ウィスキーソーダ、2杯目ドライマンハッタン(ビタース多め)。3杯目にマスターに「何かウィスキーカクテルないですか」と注文したところ、フレンチ95(冒頭写真)がやってきた。成程、これがあったか。

20100204最近読んだ本

2010年02月04日 21時39分40秒 | 読書
■「看守眼」横山秀夫
細かい人間としての”眼”を描いた表題作。流石に上手い。

■「流氷にのりました」銀色夏生
まあ、なるほど、と言う感じ。

■「宇宙船<仰天>号の冒険」梶尾真治
非常にバラエティ豊かな短編集。異世界へと消えたフィアンセを追いかける「ランシブル・ホールの伝説」は悲しい情感にあふれる傑作(再読)。

以下、図書館の4冊。
■「おひとりさまの「法律」」中澤まゆみ、小西輝子
うーん、覚えておかなければならない重大なことが沢山あるが、年を取った時には覚えていられないのではないだろうか。このまま高齢化が進めば、高齢者向けビジネスが増えて、家族に頼らなくても生きていける時代が来るだろうか。

■「誰でもよかった」影山任佐
無差別殺人の背景を書いた本だが、どこかで聞いたような薄っぺらい説が続く。また、半分は「ドラえもん」のストーリー解釈から頂いた話。

■「中国人の胃袋」張競
日中文化の食の違いや、日本人の知っていると思っている中国イメージのずれは面白い。何となくゲテモノ食いのイメージが大きいのだが、そうでもないようである。

■「日本の職業」ことば探偵団
伝統的な日本の職業(職業名)を紹介した本。

バー新店

2010年02月03日 22時35分05秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
会社の歓迎会。仕事が結構活況で、どんどん人数が増えつつある。1次会の前に、時計台ギャラリーで「第4回道都大学学生作品展」。これまで見た記憶がないが、結構な描き手がいるものだと感心する。

さらに時間があまり、近くのバー「H」へ。以前からあるのは知っていたのだが、訪問は初めて。昔はホテルのバーテンダーだった、老H氏が一人目の客である私を迎えてくれた。

1杯目は初めてのバーではやはりマティーニだ。あまりドライでなく作ってもらった、マティーニを飲みながら、H氏の話を聞く。時間のない中、2杯目はアクアビットベースのレッドバイキングだ。ロックスタイルでさっぱりした味。



さて、本題の1次会へ。26名参加で結構な宴会となった。最初はビール(プレミアムモルツなので、よかった)、続いてハイボールを飲む。「最近、流行りですよね」などというやつがいるので、私は15年以上前からハイボールが好きなのだと言っておいた。

1次会を終了し、私はなんとなくずる賢く、一人になってすすきのへ。今日の締めは、いつものバー「N」だ。1杯目はウィスキー+スーズ+ベルモットのゴールドパル。オールドパルのカンパリをスーズに変えたものだが、随分、違った味になるものだ。

2杯目はラガヴーリン16年を使った、官能的カクテル。マッカランほど支配的ではない味で、ウィスキーの隙間からシェリーの味が覗く。団体客も来たし、飲みはこのくらいにしておこうか。

帰りがけに狸小路のラーメン屋さん「KK」で塩ラーメン。さっぱりして美味しかったが、狸小路にはワンコインで有名なラーメン屋さんがあるので、果たしてこれで勝てるだろうか。厳しい気もする。


深夜勤務

2010年02月02日 23時59分40秒 | 食べ歩き
今日は仕事が深夜に及ぶため、昼から出社。夕方になり、ファクトリーの蕎麦屋さん「J」で天ぷらそばを食べる。天ぷらはエビ、ナス、レンコン、キノコ、南瓜、しし唐。魚介類がもう一品ほしいところだが、値段が千円以下なのだから贅沢を言うまい。蕎麦は並盛だが、量的には十分満足。味も悪くない。





この店に来る前に、札幌市写真ライブラリー(跡地)に立ち寄ってみた。当然のことであるが、扉は閉まっており、なすすべもない。



また、食事中、アトリウム内が異常な雰囲気になっている。どうやら倖田來未のトークショーがあるらしいのだ。特に聞く気はなく、会社に戻る。

この後、なんだかんだと24時過ぎに帰宅。

20100202最近読んだ本

2010年02月02日 20時39分03秒 | 読書
■「人柱はミイラと出会う」石持浅海
人柱やお歯黒、参勤交代などの風習が残る、もう一つの日本におけるミステリー。それほど深みにはまらず、楽しく読める作品だ。

■「サクリファイス」近藤史恵
自転車のロードレースをテーマに、過去のメンバーの事故の謎が見え隠れするストーリー。なかなか難しい自転車競技の説明をしつつ、面白い作品になっている。

■「世界ぐるっとほろ酔い紀行」西川治
世界各国、酒三昧の旅。しかし昨今では、リカール、アクアビット、グラッパ、ウゾなど、日本で何でも飲めるといえば飲める。しかし、現地の風土で飲むと違うのだろうか? 蒸留酒はそれほど変わらないような気もするな。

以下、図書館の5冊。
■「年収崩壊」森永卓郎
節約する部分も当然あるのだが、しかるべき所ではキチンとお金を使うべきだと思うのだ。何でもかんでも安きに流れては、本当に良い店・良い物も無くなってしまうと思う。

■「職業“振り込め”詐欺」NHKスペシャル「職業“詐欺”」取材班
うーん、「職業」などとのうのうと抜かす奴は、その志の低さに腹が立つ。しかし、不安定な社会背景が犯罪を呼び、さらに、その背景を狡猾に利用しているケースがあるのも事実だ。

■「バカとは何か」和田秀樹
一時期流行った「バカ」本だが、それほど悪い内容でもないと思う。

■「我、食に本気なり」ねじめ正一
まあ、この年代の方の、オーソドックスな日本人の食べ物史だと思う。厭らしい感じはしない。

■「地図に隠された「県民性」の歴史雑学」三浦竜&日本史倶楽部
県民性の背後に、「藩」の地域性がある。