散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20091222最近読んだ本

2009年12月22日 10時10分28秒 | 読書
■「SFの時代」石川喬司
1960年代のSF界が展望できる名著。刺激を受けて、久々に早川文庫JAを読んでみようかと思う。

■「こちら異星人対策局」ゴードン・R・ディクソン
後進惑星の立場にある地球から、主人公夫婦が臨時大使の立場になってしまった。しかし、宇宙にはひと癖あったり、攻撃的な宇宙人も多く、地球の立場を認めたもらおうと大奮闘。ちょっとギャグっぽい軽めの話である。

■「プロジェクトゼロ」石川英輔
セックス用アンドロイド開発プロジェクトの話。技術を高速に進展・普及させるためには”エロ”がらみが良いという話。

■「魔法使いの夏」石川喬司
30年以上前のSF(非SFも多少あり)で、今に通じる話とさすがに古びた話が混在している。

■「玄武塔事件」太田忠司
嵐の山荘、失踪していた男の帰還、謎めいた塔と、クラシックミステリの王道を行く作品。文章は平易で読みやすく、しかし本格ミステリの魅力は十分という、中々の作品。シリーズ4作目だが、このシリーズを最初から読むと、現代ミステリに円滑に入れるのではないだろうか。

久々の、以下、図書館の3冊。
■「一瞬で空気を変えるバカ」和田秀樹
空気を読む読まないという、はっきり言ってどうでもいい話。分かる人には説明するまでもなく、分らない人は読まないという…。おまけにタイトルに「バカ」と入れる必要も(販売戦略以外には)全くない。

■「すごい飲み会!」ビジネスコミュニケーションコンサルティング
「飲み会」こそ、仕事の場! というビジネスポイントを書いたものだが、こんなこと考えながら酒を飲む人は、酒が好きではないのだろう。

■「お先に失礼するナリ」友利昴
以下に会社から帰るかを、実際無理な作戦も交えながら書いた本。確かになかなか定時とともに帰りにくい雰囲気と言うのはあるものだ。しかしたまたまビジネス書のようなものを3冊連続読んだのだが、いずれも「空気」についての記述が多い。やっぱり日本の商売は「空気」重視ということなのかねえ。