「収容所惑星ワツティン ペリーローダン340」ヴルチェク、フランシス
中だるみの回。
「dancyu11月号」
今月は洋食&バー特集。うわー、洋食食べたくなってきた。
「工学部・水柿助教授の逡巡」森博嗣
自伝的な要素もある小説。ファンの方はぜひ。
「蛍」麻耶雄嵩
メタ的なしかけがありそうでひっぱりつつ、普通の推理小説的着地をする。もちろん、意外な犯人に関するひねりはある。読者にある事実を気づかれないように誘導するのが叙述トリックだとすれば、逆叙述トリックとでもいうべきネタも仕掛けられている。やはり麻耶作品は凝っているということか。
「天下り酒場」原宏一
何となくタイトルで購入したが、とても気になる小説「かつどん評議会」を書いた人であったか。居酒屋で新たな店員を雇う所から大スケールの話に展開する表題作など、エスカレート振りがいずれも面白い。
以下、図書館の3冊。
「二列目の人生 愛された異才たち」池内紀
決して世に認められる第一人者になれなかった人たちの評伝。さすがに有名で無い人が多く、知っているのは洲之内徹、福田蘭童くらいか。
「古代ローマ」
遺跡写真を元にCGで当時の様子を復元するのだが、やや興ざめのきらいも。
「参謀は名を秘す」童門冬二
表に出てしまい戦術的勝利を得て目立ってしまうようでは、もはや名参謀とは言えない。主を立てて名がでなくてこそ名参謀の資格あり。著者の言うことはそりゃもっともだが、それでも真田雪村とか悲劇的な人物に引かれるんだよな。
中だるみの回。
「dancyu11月号」
今月は洋食&バー特集。うわー、洋食食べたくなってきた。
「工学部・水柿助教授の逡巡」森博嗣
自伝的な要素もある小説。ファンの方はぜひ。
「蛍」麻耶雄嵩
メタ的なしかけがありそうでひっぱりつつ、普通の推理小説的着地をする。もちろん、意外な犯人に関するひねりはある。読者にある事実を気づかれないように誘導するのが叙述トリックだとすれば、逆叙述トリックとでもいうべきネタも仕掛けられている。やはり麻耶作品は凝っているということか。
「天下り酒場」原宏一
何となくタイトルで購入したが、とても気になる小説「かつどん評議会」を書いた人であったか。居酒屋で新たな店員を雇う所から大スケールの話に展開する表題作など、エスカレート振りがいずれも面白い。
以下、図書館の3冊。
「二列目の人生 愛された異才たち」池内紀
決して世に認められる第一人者になれなかった人たちの評伝。さすがに有名で無い人が多く、知っているのは洲之内徹、福田蘭童くらいか。
「古代ローマ」
遺跡写真を元にCGで当時の様子を復元するのだが、やや興ざめのきらいも。
「参謀は名を秘す」童門冬二
表に出てしまい戦術的勝利を得て目立ってしまうようでは、もはや名参謀とは言えない。主を立てて名がでなくてこそ名参謀の資格あり。著者の言うことはそりゃもっともだが、それでも真田雪村とか悲劇的な人物に引かれるんだよな。