アナログな分度器と下げ振り(水平器)を組み合わせて、最終的に45度限定の
樹高測定具を考案してきました。
平坦なところで計測するとはいえ、周囲の地形により測定者位置の高さを錯覚
することがあるようで、不確かな測定結果になりそうです。
それを補おうとすると俯角(水平線より下の角度)の測定が必要になります。
ホビーな手作り感覚は失われるのですがデジタル角度計を使用してみました。
特徴としては
① 任意の角度が計測できるので樹高測定範囲の自由度が広がる。
② 水平線より上の角度は▲で表示、下の角度は▼で表示される
③ 照準で樹木天端や樹木根元のターゲットが得られたら、角度計の
ホールドキーを押す。そのときの角度が保持され読取りが確実に。
④ 測定者位置の選択が広がる、多少の傾斜があっても計測できる。
樹木と測定者の水平距離測定は巻尺のままです。
レーザー距離計などは、趣味の手作り感が失われるので興味ありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/a1/9998cb3c4bb9d4b3a0d5832a2ffb6cad.jpg)
随分と小型・軽量になりました。
取手を持ち照準が合ったら、左手指でロックキーを押します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/ab/6103c727cbe1525b7016f0d2bc66d4d9.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/92/f3dc070127bc5abb16912d4dbdf93da0.jpg)
一般的な計測
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/82/67fbf7efdd2eba5be912fcec4c4c8976.jpg)
線ACの根元が水平線より上になる場合(上図のβ度は▲表示(-)で計算)
β度表示値の左に、上の数値は▲、下の数値は▼マークが表示されます。
この値は小さい場合が多いので、都度▲▼を確認することが必要です。
少ない計測回数ですが、手早く正確に行えそうな感触を得ました。
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