hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

伊豆ガラスと工芸美術館

2010年01月21日 | 美術

伊豆東海岸を走る135号線を数々の美術館が連なる伊豆高原を過ぎようとするグランパル入口を山の方に入る。すぐのところに伊豆ガラスと工芸美術館がある。



まずは大好きなガレの作品をご紹介。
エミール・ガレ(1846年―1904年)は、フランス東部ロレーヌ地方のナンシー生れ。ガレはガラス工芸が有名だが、陶器や家具にも優れた作品を作った。もともと父がガラスと陶器の製造・販売業を営んでいたため、19歳から父の工房でガラスと陶器作品を20年以上制作した。その頃は、ジャポニズム全盛で、「日本写し」という日本の絵柄をそのまま写した作品が多く制作されていた。

「しゃくなげ文花瓶」



「やぶ蘭文花瓶」



「あじさい文花瓶」。淡くていい色。



北斎漫画の魚を写したガラス瓶



ヨーロッパでは珍しいひょうたん形の「レースフラワー文花瓶」



ガレは陶器も優れた作品を残している。「ボケに小鳥文花瓶一対」



暖炉の置物の「猫」



ガレは家具も作っていた。寄木細工の家具。



ドーム作のランプ。良い夢がみられそう。



エルテは、1892年―1990年、ロシア・サンクトペテルブルグ生れ、フランスで活躍した服飾デザイナー。モード雑誌の表紙や挿絵で人気を博した。鮮やかな色彩感覚とオリエント風の豪奢な衣装で評判の衣装を2万着もデザインした。

「ヴィーナス」



さすが手だれのデザイナー



エルテは絵もお手の物。ピロースイング。



「太陽」



ルイス・C・ティファニー作「花のいざないー女神フローラー」は、アメリカの邸宅で使われていたステンドグラス。



1940年頃、高価な新素材だったプラスチックのバッグ。



ヴィトンのモノグラムは日本の家紋を基にしている。



2階のカフェからは伊豆七島が良く見える。


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